見出し画像

5つのワイパーに夢を託す話

2024年2月18日。
私の大好きな人達が、結成5周年を迎えました。

初陣公演の、2024年版。
寂しかったです、とても。冒頭の曲から。
誰かが5人と言う度に、居なくなったという度に、変わったという度に、視聴が難しくなるほどには苦しかったです。
でも彼らが好きなことに変わりは無いから、パフォーマンスに見入れば、頭にあったぐちゃぐちゃの感情なんて全部空っぽにされてしまうくらいかっこよくて、魅了されました。
そうして、気持ちが高ぶれば高ぶるほど、ふとしたときに頭に浮かぶ大好きな彼の笑顔とそれを見て笑う5人の姿が、私の感情をもっともっと暗い深いところまで引き下ろし、涙が溢れて止まらなくなりました。

ベースも、立ち位置も、重なった歌声も。
変えてやっていくことに対して、やっぱりかっこいいな、愛に溢れてるな、最高のグループだなって思う反面、なんで居ないの、なんで変わったの、悔しいよとも思うんです。誰よりもドームを夢見ていた彼が、なんでドームの景色を見ることが出来ないのか。悔しくて悔しくて、手放しに喜ぶことができないのが、私の素直な気持ちです。

あの日以来、私たちのために寂しいも悔しいも苦しいも全部全部隠してくれていた5人が、彼の名前と彼へのメッセージを聞いて、感情を剥き出しにして、あんなに号泣していて、やっと、彼らも同じなんだと思うことが出来ました。どうしても純粋な嬉しいだけではいられないけれど、みんなも同じなら、それでもいいのかなって救われました。

たくさん複雑な気持ちはあるけどやっぱり、5人でもやっていく覚悟を決めてくれて、彼だけじゃなく彼の思い出まで無くす選択をしないでくれて、ベースをやってくれて、2役やってくれて、彼の話をしてくれて、彼を想って泣いてくれて、ファンのために頑張ってくれて、本当にありがとう。心の底からそう思っています。



6年目に突入したあの瞬間から、本当に、Aぇ! groupの第2章が始まったんですよね。寂しいし悔しいし、まだまだなんでは止まらないけど、どんなに願っても何を犠牲にしても、福本大晴は、6人は、帰ってきません。

彼の笑顔が傍になくても、雨にも負けず風にも負けずどんな困難でも全て綺麗に洗い流してくれる5つのワイパーが、彼に代わって私たちの心の涙を拭ってくれるのでしょう。 そして、同じ空を見上げれば、オレンジ色の太陽が、Aぇ! groupの未来を大きく晴らしてくれるでしょう。

きっともう、今までみたいに大晴の痕跡を探すことも難しくなるだろうし、表で6人を感じることは無くなるんだろうと思います。あの日あの瞬間、Aぇ! groupは本当に5人になりました。でも無かったことになる訳じゃない。6人とか関係ない、みんなで一つのAぇ! groupです。

6人で幸せになりたかったな。
ドームの景色を6人で見て欲しかった。
6人の夢は6人で叶えて欲しかった。
Aぇ! groupは強い人たちです。本当は強くなんてないのかもしれないけど、強くなれる人たちだから、たくさんの6人の夢をAぇ! groupで叶えていこう。

一緒に、幸せになろうね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?