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マスターデュエル版!プラチナ帯でも勝てる!海皇水精鱗

どうも、ウサギです。遊戯王マスターデュエルがリリースされまして、皆さん紙やリンクスとはまた違った決闘を楽しんでおられるかと思います。

今回は自分が趣味で使っている海皇水精鱗を紹介したいと思います!数えてないですがプラチナ帯で軽く100戦以上は回して構築を考えたので、海皇が好きな人もそうでない人も参考にしていただければ幸いです。また、詳当たり前のことばかりかと思いますが、ご容赦ください。

このデッキは手札誘発を除けばメインデッキのURがネプトアビスのみ、勝ち筋がハッキリしていて環境デッキ相手も勝てる、個性的なカードがあって面白い、と個人的におすすめです。あと海皇水精鱗がイラスト含めて昔から好きです。

とりあえず構築です、メインデッキ

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EXデッキ

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最近の海皇水精鱗がどんな構築で結果を残してるのかイマイチ分からなかったので(探しても古いのばっか上に出てきたり、まあ由緒正しいデッキなので仕方なし)いろいろ変かもしれないですが、デッキの種類としては「ほぼモン」型の「海皇水精鱗ガエル」になるんでしょうか。

採用カードについて詳しくは下で。

興味があるよ!って方は以下の解説など目を通してください!


もくじ

・デッキのコンセプトと強み

・採用カード紹介

・基本の動き

・実際の対戦における回し方

ではではしばしお付き合いください。


・デッキのコンセプトと強み

見る人が見れば分かりますが、このデッキでやることはハリラドン(ハリファイバーからのアウローラドン)です。さらに言えば先行ハリラドンからのVFDです。

ーVFDとはご存じ真竜皇VFD(ザ・ビースト、読み方カッコ良すぎ)であり、1ターンの間フィールドのモンスターの属性変更と相手のみ指定した属性のモンスター効果発動制限、なぜかオマケに攻撃宣言不可という最高峰の制圧を一体で行える現OCG禁止カードですー

なんだいつものやつか、とこれを閉じようとしている貴方、もう少しだけ待ってください。このデッキのハリラドンは一味違います。

その1、深海のディーヴァという一枚初動にしてアドバンテージの鬼

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深海のディーヴァ1枚からハリラドンVFDが成立する上に、ネプトアビスの効果とコーラルドラゴン、アーケティスの効果でサーチ2枚とドロー2枚が入ります。水精鱗は手札を切って動けるため抱えた手札が腐りにくく、先行で展開が通ればほぼ勝ちです。単にVFDを出して終わり、とならないのが強みであり、ディーヴァを最も活かした使い方と言えます。正直最初はVFDを使いたくなくていろいろ試行錯誤しましたが、明らかにパワーが桁違いです。

ちなみにVFDを諦めるなら、ハリラドン後に予めサーチしていたメガロアビスや彩宝龍を展開して大量のシンクロから制圧もできます。しかしこれを踏み越えようとする相手とマトモにやりあうこととなり、こちらの消耗が激しく返しのターンで決めきれない可能性が高いです。やはりVFDでやりとりを拒否するのが最高(最低)

その2、深海のミンストレルによるピーピング

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深海のミンストレルは、手札の水属性を捨てることで相手の手札を確認、さらにエンドフェイズまで一枚選んで除外することができます。これはシングル戦のマスターデュエルにおいて唯一無二の情報アドバンテージであり、かつ相手の手札誘発を弾くことでハリファイバーを安全に通すことができます。そして何より、VFDの宣言属性を相手に合わせて選べ、罠ビート相手にはVFDを作らないという選択肢を取れます。

ディーヴァが通ればほぼ勝ちなのでミンストレルの手札消費があまり気にならず、相手の手札を見ながらこちらの動きを考えるのは独特の面白さがあり他の先行制圧デッキと比べて飽きにくいのも魅力です。まぁ実質詰め将棋かパズルデュエルなんで相手からしたら一人でやってろ状態な気もしますが。

その3、VFDまでの展開が海皇と相性良し

先述の通り、増えた手札でしっかり展開できる展開力があるのもそうですが、途中のシンクロ体であるアーケティスやコーラルドラゴンが水属性であり、後攻で除去要員として使えるだけでなく手札コストとして海皇カードを用いれば効果発動のトリガーとなります。

また、展開力のおかげでディーヴァ無しでもハリラドンまで繋げやすく、海皇子ネプトアビス一枚でもハリファイバーが作れ、「初動がないから動けない」ことが発生しにくいです。もちろん事故るときはあるのでそれはそれ。

勝ち筋が分かりやすいデッキなので、先行でしっかり展開できるようモンスターの比率を上げています。採用している魔法カードは雪花の光のみ。

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他の魔法罠を採用しない縛りと引き換えに、2ドロー1マリガンという強欲な壺以上の性能を叩き出すカードです。このカードが採用できることが「ほぼモンスター」構築の強みです。深海のミンストレルがいるため墓穴の指名者などが無くとも比較的何とかなり、先行で魔法罠が無いことはあまり不利に作用しません。

一方で後攻は禁じられた一雫などの一発逆転カードが無いため、魔法罠が採用できないことが痛手となる…のですが、これは考え方の問題と思っています。マスターデュエルはシングル戦のため、先行で勝てばそれだけで勝ち、マッチ戦のように必ず先行後攻一回ずつ戦って勝ち負けを決めるわけではないため、先行特化や後攻特化でもトータルで勝率が出ているならOKです(もちろんこのデッキも後攻で全く勝てない訳ではないです)。ドライトロンやヌメロンが強いのと同じ理屈ですね。サイドデッキも無いため、相手の先行で完成した強固な盤面を崩せるよう無理に構築を歪めるよりかは、自分が回していてストレスが少ないこの構築にしています。ここは本当に考え方や好みの問題なので、対応力を求めるならドローソースを壺系に変えて魔法罠マシマシにカスタマイズしてみてください!


・採用カード紹介

メインデッキ

・深海のディーヴァ×3、海皇子ネプトアビス×3、海皇の竜騎隊×3、海皇の重装兵×3

メインギミックなので3積み。重装兵は召喚権追加が便利なことと、ネプトアビスが効果の発動に際してデッキにネプトアビス以外の海皇モンスター2体を要求するため2回目の効果発動をし易くする意味を兼ねて3積みしています。他のサーチ先モンスターもそうですが、このデッキはミンストレルとメガロアビスの手札コストが重くサーチが通らない1枚の差で展開が滞る可能性があるため多めの採用。サーチ先を削って汎用札を増やす方向性も全然ありですので、お好みでどうぞ。

・水精鱗ディニクアビス×3、深海のミンストレル×3

竜騎隊をコストにしてディーヴァをサーチするのが主な役目。ディニクは展開を伸ばし易く、召喚権を使わないため適当なチューナーと合わせてハリラドンもできます。ミンストレルは先行での手札誘発ケアですが、後攻で腐るため採用枚数を抑えても良いです。竜騎隊からミンストレルをサーチすることも可能なので1枚採用のみでも十分活躍できます…が、ミンストレルの楽しさを味わうためにもとりあえず3積みしてしばらく回してみてはいかがでしょうか。相手の手札をマインドスキャンしてペガサスごっこができます。ミンストレルは海竜族チューナーなので、重装兵で召喚権を増やせばハリファイバーを作れることも覚えておくとごく稀に役立ちます。

・水精鱗メガロアビス×2、水精鱗アビスグンデ×2

竜騎隊のサーチ先とディニクのサーチ先。攻める時に手数を増やす上で重要ですが、被りが弱いため2枚に抑えています。1枚ずつでも全然回るのですが、せっかくディーヴァハリラドンを決めたのにサーチ先がないために勝てない、というパターンが嫌だったため増やしました。ここも汎用と入れ替え可能です。

・彩宝龍×1

手札に加わると特殊召喚できるチューナーで、竜騎隊の効果によるサーチから展開できます。しかしレベル5のため初手に引くと持て余します。2枚欲しいことは稀にありますがどうしても引きたくないので1枚のみ採用です。

・ハリラドン用のチューナー

ブンボーグ001×1、幻獣機オライオン×2

ラドンからのオライオンリクルートはデッキのみなので、素引きを考慮して2枚採用。オライオンのトークン生成は名称ターン1なので注意しましょう。

・鬼ガエル×3、粋カエル×1

餅カエルを立てるための出張セット。水属性モンスターを手札から捨てる行為は召喚条件であって効果の発動条件では無いため、海皇の効果は発動しません(アビスグンデは発動します)。とにかく餅カエルが強すぎます。お好みで魔知ガエルを1枚入れてもいいですね。

・手札誘発

灰流うらら×3、増殖するG×3、原始生命体ニビル×1

うららは先行でGを弾く役割がある上に、チューナーなのでハリファイバーになれるため3枚採用。残りは後攻で相手に抗うため入れていますが、先行で邪魔なのでいっそ抜いていろいろ試してみるのも面白いです。

・雪花の光×3

ほとんど(雪花の光以外全て)モンスターでデッキを固めるほぼモン構築の核であり、禁止カードである強欲な壺に匹敵する性能です。同じターンに2回打てないのが難点らしい難点ですが、墓地効果で手札交換ができるのが素晴らしいですね。このカードの存在とその強さによって、魔法罠を入れないと言うドM行為にギリギリ意味が生まれています。逆にこれを引けないとただの縛りプレイなので3枚採用以外ありえないです。

エクストラデッキ

入れ替え候補はいろいろあるので合わせて書きます。

水晶機巧ハリファイバー、幻獣機アウローラドン、ガーデンローズメイデン、瑚之龍(コーラルドラゴン)、飢鰐竜アーケティス、電脳堺狐シェンシェン、真竜皇VFD

VFD出張セット。これの代わりにヴァレルロードsドラゴン+虹光の宣告者、途中のシンクロ体として源竜星ボウテンコウ+竜星下級モンスター+九支などの出張セット、彩宝龍+トークンまたはメガロアビス+ブンボーグで出す8シンクロとして魔救の奇跡ドラガイト天威の龍鬼神などが採用圏内かと思います。URばかりで頑張って生成しましたが結局VFDが強すぎて抜けていきました。

ドラッグオンヴァーミリオン

除去がしたい場合のシンクロ先。目立って強くはないですが使いやすいです。

餅カエル

強い。さすが制限カード。なんでも無効ってだけで十分ですが、墓地に行くと水属性モンスターを回収できるのも優秀です。構築上、二回目の餅が出ることはまず無いので場面に合わせて回収先を選びましょう。エクシーズとしてはディーヴァや重装兵と合わせて作れる神騎セイントレア+ダウナードマジシャン+アーゼウス、のセットも採用候補でしょう。竜騎隊がレベル4なのでバハムートシャークなんかも候補ですが、少し出にくいかもしれません。

氷結界の龍トリシューラ、氷結界の還零龍トリシューラ

レベル9のトリシューラの方が有名で、氷霊神ムーラングレイスと合わせて先行ハンデスができますが、このデッキのメインはレベル11の還零龍トリシューラ。零トリシューラと呼ぶこととします。効果は相手の盤面を3枚まで選んで除外するという最高峰の除去で、先行VFDで制圧した後の攻めにうってつけです。レベルもトリシューラより零トリシューラの方が揃えやすく、何より警戒されにくいです。零トリシューラが除去されると効果でトリシューラが出てくるんですがほぼ使わないので、トリシューラは抜いてもいい気がします。

水精鱗サラキアビス

素材に縛りのあるリンク2。相手ターンに手札を切って水精鱗のサーチができますが、これで重装兵を墓地に送ることで1妨害になります。また、相手によって破壊されるとデッキからコストで墓地送りによる海皇効果の起動と、墓地のモンスターの蘇生でアドバンテージを稼げます。そう都合よく破壊されるとは限りませんが、先行VFDが成立しなかった際の妥協点として優秀です。主な役目は1ターン耐えること。加えて地味ながらリンク先の打点上昇効果があるのでうまく使ってあげましょう。リンク2としては十分すぎる性能です。

トロイメアフェニックス、トロイメアユニコーン、アクセスコードトーカー

汎用リンクセットです。お好みで好きなリンクを採用してください。制圧はVFDに任せているため攻撃的なラインナップですが、アポロウーサなど妨害に寄せても面白そうです。トロイメアは一応アビスグンデを手札コストにする事で少しお得に使えますが、うまくそうなればいいなって程度です。



・基本の動き

1.ディーヴァ1枚からの展開、先行VFD

深海のディーヴァ召喚→効果でネプトアビス特殊召喚→ネプトアビス効果で海皇の竜騎隊コスト、サーチ先はお好みで。これで手札が2枚増えます。

ここからはおなじみ

ディーヴァとネプトアビスでハリファイバー→効果でブンボーグ001をリクルート→ハリファイバーとブンボーグでアウローラドン→トークン3体生成、ブンボーグ蘇生→ラドン効果で自身とトークンをリリースしオライオンをリクルート→オライオンとトークンでガーデンローズメイデン(以下メイデン)、オライオン効果でさらにトークン生成→メイデンとブンボーグでコーラルドラゴン→コーラルとトークンでアーケティス、ここで2枚ドローが入ります→墓地のメイデン効果でコーラル蘇生→コーラルとトークンでシンクロ、墓地から蘇生できるシェンシェンがおすすめ(VFDの効果使用時素材を外すのはシェンシェンから優先)→VFD

VFDの効果が通れば必ずターンが返ってくるので、溜め込んだ手札を3ターン目に叩きつけましょう。

因みに後攻ではディーヴァ+手札の水属性一枚から

ディーヴァ→ネプトアビス→竜騎隊コストで竜騎隊サーチ→コストの竜騎隊効果でメガロアビスサーチ→竜騎隊と適当な水属性コストにメガロアビス効果→コストの竜騎隊効果で彩宝龍サーチ→彩宝龍効果で特殊召喚

でモンスターが4体並ぶのでこれを軸に展開します。

以下は先行ミンストレル+コストに竜騎隊から、ピーピングしつつディーヴァをサーチした場合。誘発をケアできるので理想的なスタートです。

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↓ディーヴァをサーチ、こちらは手札4枚

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↓ディーヴァ召喚からネプトアビスをリクルート、効果で2枚サーチ

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ハリラドンVFDで手札が2枚増加。下の画像では雪花の光を引いているのでさらにもう1枚増えます。ミンストレル無しでディーヴァ素引きの場合、先行で手札が8枚という不思議な光景に。

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2.ネプトアビスから

ネプトアビス効果でコスト竜騎隊→竜騎隊効果で彩宝龍サーチ→彩宝龍効果で特殊召喚

これでハリファイバーにいけます。これだけ。

3.メガロアビスでキルを取りにいく動き

メガロアビスの2回攻撃は強力で、積極的に使っていきます。メガロアビスは攻撃表示の水属性モンスターしかリリースできないため、後攻の展開では基本的な全てのモンスターを攻撃表示で出していくとミスしにくいです。展開に使ったフィールドのネプトアビスをリリースすると、ネプトアビスの効果で墓地の竜騎隊を蘇生でき、打点を追加できます。

理想的な展開としては、重装兵、ディーヴァ、手札コストの水属性一枚から

重曹兵召喚→召喚権追加でディーヴァ召喚→ネプトアビスをリクルート→竜騎隊コストで竜騎隊サーチ→コストの竜騎隊効果でメガロアビスサーチ→竜騎隊と適当な水属性コストにメガロアビス効果で特殊召喚→コストの竜騎隊効果で彩宝龍サーチ→彩宝龍効果で特殊召喚→ネプトアビスをコストにメガロアビスの2回攻撃を起動→ネプトアビスで墓地の竜騎隊を蘇生→竜騎隊+彩宝龍+重装兵で零トリシューラ

これで2回攻撃メガロアビス、零トリシューラ(盤面3枚除外)、ディーヴァが並びます。

後攻ならこれにハリファイバーを絡めてワンキルですし、VFDからの3ターン目ならシェンシェン蘇生で打点が足ります。

以下重装兵+ディーヴァから動いたところ

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↓ディーヴァでネプトアビスをリクルート、からの2枚サーチ

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↓さらに展開、メインモンスターゾーンが埋まります

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・実際の対戦における回し方

このデッキはディーヴァハリラドンが通るかどうかに全てがかかっています。

したがって、他のカードでいかに相手の妨害を捌くかが要となります。最も分かりやすいのが鬼ガエルで、一枚手札に有れば

鬼ガエル特殊召喚→効果で粋カエルを墓地に→自身の効果で鬼ガエル回収→再び特殊召喚→効果でデッキの鬼ガエルを墓地へ→粋カエルを蘇生し餅カエルをエクシーズ

と餅カエルが出せます。相手は餅カエルの成立を止めねばならず、ここで妨害を吐かせられます。こちらの手札消費は激しいですが、この後にディーヴァハリラドンさえ通れば良いので実戦ではあまり気になりません。

妨害を貰った後も、VFDまでのコーラルアーケティスのドローで2枚目の鬼ガエルを引けば、VFD+餅の盤面ができます。VFDの効果が通る前提なら、餅はライトニングストームで破壊されないよう守備表示でもいいですね。もちろんVFDは守備表示。

また、先行ならやはりミンストレルが有効です。相手の手札誘発を除外してやりましょう。ただし増殖するGはチェーンされてしまうので、G対策はうららに任せることとなります

Gが通ってしまったら、ノーガードもしくはサラキアビスだけ作ってターンを渡すことが多いです。サラキアビスで重装兵をコストにすれば妨害になるだけでなく、3ターン目に備えてサーチができ、破壊されても墓地蘇生+コストで竜騎隊を墓地に送ればさらにサーチが入ります。ワンキルされたら仕方なし。

以下、先行でミンストレルが通り、相手の手札が見えた場合

・展開系デッキ→VFDを立てて、相手の手札に合わせて宣言する属性を決めます。手札や墓地のモンスター効果はこちらから属性を合わせないと無効にできないのが厄介ですね。チェーン設定をonにして、相手のドローフェイズかスタンバイフェイズにVFDの効果を発動、封殺しましょう。

・罠デッキ→VFDにせず、アーケティス+αでターンを渡します。エルドリッチ相手はシェンシェンを添えておくと、フィールドの魔法罠が使用後除外されるので相手の後続が続かないです。スキルドレインなどの永続罠は発動にチェーンしてアーケティスで割るか、重装兵の墓地効果で破壊しましょう。スキルドレイン下でも、フィールドのネプトアビスの効果を発動すれば、コストでデッキから重装兵を墓地に送れます。サーチは無効ですが。

また、ハリラドン展開の際に何かしら余分なモンスターを立てておき、ラドン効果でオライオンをリクルートする際、ラドン自身の代わりに別のモンスターをリリースすればラドンを残してVFDを立てられます。アウローラドンは相手のカードを選んで破壊する効果も持っているため3ターン目の手数が増えるだけでなく、アクセスコードトーカーも作りやすくなるため積極的に狙っていきましょう。

以下重装兵を残してハリラドンしたパターン。ラドンが残ります。

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・その他、先行VFD展開の注意点として

シェンシェン存在下では餅カエルをフィールドから墓地に送れないため、手札に水族がいなければ無効効果が使えません。また雪花の光の制約で、餅で奪った魔法罠が使えないパターンもあります。細かいところで相性がいまいち。他に、VFDで属性を変えると海皇の「水属性モンスターの効果の発動のために墓地に送られる」という条件を満たせないパターンがあるので注意しましょう。

シェンシェン存在時に攻撃する際は、除外されているメイデンを回収するとコーラルが再び蘇生できます。このループだけで強い。

ミンストレルで禁じられた一雫が見えた場合はキツイです。相手の手札に合わせて展開するしかないですが、無理な時は無理です。どうせ踏むしかないので、一雫を使わせてかつ生き残れるような盤面を作りましょう。VFDなら確実に踏めるのでライフが残りそうならVFD単騎、心もとなければサラキアビスを添えましょう。手札にデクレアラーを抱えられるドライトロンや、罠でも妨害できる電脳、全てを否定するロンゴミが先行制圧として強すぎるだけで、海皇水精鱗は悪くない。強いていえばたった一枚でひっくり返せる一雫の性能がすごいです。

サラキアビスのコストは「墓地へ送る」なのでアビスグンデの効果が発動しません。同じ水精鱗なのにシナジーがない、なぜなんだ。

そしてこれはあまり問題にならないと思いますが、先行1ターン目ではメガロアビスの2回攻撃起動はできません。バトルフェイズがないので当たり前と言えばそうなんですが。

海皇は全て強制効果、水精鱗は任意効果です。そのためディニクがうららを貰いやすいです。ディーヴァの身代わりと思えば全然OK。メガロアビスで海皇を2枚捨てたりした場合などは、確実に通したい効果をチェーン1にしましょう。相手の無効効果などは後のチェーンブロックに対してしか打てないため、理論上デクレアラーやアポロウーサをすり抜けられます。しかしそもそもメガロアビスの効果を無効にされるため全く割に合いません。素直にガメシエルを採用しましょう。

・後攻

あまり言うことが無いです(細かいプレイングを煮詰め切れていないだけ)。ディーヴァやハリラドンを温存しながら何とか相手の妨害を踏みましょう。ありとあらゆる妨害がディーヴァとハリラドンに効いてしまうので、マストカウンターを見極められると正直どうしようもないです。逆に言うと、相手との噛み合いが良くディーヴァがしっかり通りさえすれば、後攻でも十分戦えます。ポイントはGうららニビルを握っておくこと(無茶)。ミンストレルが後攻では役立たずなのがキツイ原因なので、お好みで汎用札に差し替えるなりして下さい。ミンストレルで手札を見るのがこのデッキの1番面白いところであり、手札に来た竜騎隊の処理にも使うため難しいところです。

後手が課題ということでガメシエルも試しましたが、ガメ一匹では到底盤面を返せないことが多く、かつ先行で邪魔なことから抜けてしまいました。相手次第で刺さるので、どのデッキに勝ちたいか、どう戦いたいかで採用は変わってきそうです。


こんなところでしょうか。

誤字やミス、間違いなど多々あるかと思いますが多めに見ていただけると幸いです。

環境デッキと比較して総合的なパワーと対応力が落ちるのは否定できないですが、先行ディーヴァの破壊力とミンストレルのチラ見は唯一無二ですので、是非一度組んで遊んでみてください!

相手の手の内を全て把握した上で送り出すVFDの快感、禁止になる前に(なるか知りませんが)一回は経験しておきましょう!

それではお付き合い頂きありがとうございました。


良いデュエルライフを。


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