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取捨

1年半ほど続いていたアルバイトをつい先日辞めてきました。続いていたといっても、就職活動で休んでいたから最近までやっていたわけではないけれど。長期休みを貰っときながら流れで辞めてしまいました。所詮私はそういう恩知らずな人間なのです。

1人の大人として、適当な辞め方をしてしまった元アルバイト先。仕事の好き嫌いが激しい私にとって、どちらかというと合う職場だった。

内容としてはレジなんだけど、学生はだいたい夕方から夜の9時までの勤務なので短時間で小遣い稼ぎできる。従業員も控えめな人達ばかりだからあまり踏み込んで来られない。インスタとか聞かれない。やったね。
あと地域の中でだいぶ安い価格で売り出してる店だったから、お客さんの質はだいぶ面白かった。
いい意味でも悪い意味でも。主に悪い方かな、。おそらく年金暮らしのおじおばちゃんとか、お金が無い学生とか、一切言葉を発してくれない人も多かった。無言で袋を要求し、無言でタバコを取らせてくる。でもこちらはプロなので、サササッ
とお会計を済ませてゆくのだ。

そんな個性的な店だったから、暇な時は人間観察というと上から目線かもしれないけど、色んな人をジロジロ見るのが楽しかった。
レジの前の1次停止線(?)というかここの後ろに並んでくださいみたいな表記に、どれだけレジが空いていても一時停止してからこちらが呼びかけないと進んでこないおっちゃん。毎度頭をぺこぺこ下げながら、満面の笑みで逆接客してくれるサラリーマン。呼吸器をつけた、小さい子ども用の買い物かごをどうぞしてくれるちびっこ。いつも砂肝を買ってゆく黒髪ショートサブカル少女。

私はレジの店員Aだったけど、レジを通じて色んな人の人生の一瞬を垣間見ているようで得な気分だった。私は1人になると自分ひとりのことに集中してしまうので、その他大勢の1人と感じられる時間が大事だった。カゴに購入品を詰めるのは最後まで下手くそだったな。

じゃあなんでここまで気に入ってたバイトをやめたの?という疑問が出てきそう。
ここのバイトを辞めた理由は色々あるけど、1番は発作が出るからだった。でもレジバイトが発作を引き起こすほどストレスだった訳では無いと思う。だって淡々とこなせば怒られることは無いし、人間観察だってできるし。私にとってはとても都合の良い職場だった。でも発作がでた。だから辞めた。なんだかやるせない。

お世話になっていた事務のおじさんにお礼も言えないまま辞めてしまったことを今更後悔している。お世話になったと言っても、いつもシュークリームやプリンをくれるということだけでお世話されたことにされている。でも単純だけど一人暮らしの学生にとってスーパーのスイーツは高級品なのだ。ありがとうおじさん。
おじさんいつも私が退勤する時に雑談してくれたから、帰るのが遅くなりがちでした。でも話しやすい相手になれていたなら幸いかなー。

私は発作が出ない安全安心性を取ってこの職場を捨てたのだと思うと、なんでただでさえ不便に暮らしているのにまた私に好きなものを捨てさせるのだ、と誰かに怒りたくなる。わたしはおこている。
でも私にとって本当に必要でないものを捨てて大事なものを拾えるようになるまで、辛抱強く私自身と向き合わなければ、「普通」の生活はできないのだと。自分に言い聞かせてきっとまた取捨していく。していかなければいけない。ふえーん、、、。


話は変わりますが最近トコロバにはまっているよ。遅いね。流れに乗り損ねたのだ。
でもいいんすよ。遅くても早くても動画を開いてトコロバを知れた時点で勝ちっすから、、、、、、♡
落ち込んだ時はThank you for playingダンスを踊って元気を放出するのだ‼️






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