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お稽古記録(炉・抱清棚)

東風吹かば 匂ひおこせよ 梅の花
あるじなしとて 春を忘るな
(菅原道真)

先日のお稽古は抱清棚。初めて見るお棚でした。木地で、正面奥の板に香狭間透かしが入っており、中棚は取り外しができます。内側左に柄杓や仕服などをかける竹釘がついており、地板がないので、水指は運び。竹の蓋置を合わせるので、飾り気のない素朴な感じのするお棚でした。

炭点前は、運びの炭点前とほぼ変わらないので大丈夫でしたが、続いて、先生から「続きお薄」をするよう言われました。
点前を進め、濃茶を掃くため茶杓に手を伸ばした瞬間、先生が「釜の湯がさめる」と一言。私は茶碗に湯を入れた後、中蓋をするのをすっかり忘れて、それに気づかないまま点前を進めていました。先生がニコリとして「続きお薄のことで頭が一杯だな」と。まさにその通り、茶器の置きかえ、茶巾絞りはいつだっけ…?と頭の中でぐるぐる…思考は所作に如実に表れるものです。先生から「続きお薄は基本中の基本だから、どんな状態でもできるように」と注意され、反省😖。
その後、二飾りからの筒茶碗の薄茶点前もさせてもらい、良い勉強ができた一日でした。

早速、今朝、続きお薄の練習をしました。
しばらく毎朝、続きお薄を頑張ります🙌🏻

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