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猥雑な補助金申請とハイカラなカタカナ英語

超お久しぶりの投稿
決して忙しいわけではないが、無気力症候群である。

本日は猥談、もとい猥雑な補助金申請について思う事を徒然と。

最近は地方銀行も熾烈な生き残り競争真っ只中なのか、何社も会社に見えられる。
その切り口は様々であるが、端的に要件を言わせれば「金を借りてくれ」ということである。

で、キーワードはだいたい「相続」と「設備投資」である。
利息をムしれるだけムしるのが商売なのだが、一応、付加価値というか建前は用意するようだ。

さて、設備投資にからめて様々な補助金施策を教えてくれるのであるが

世の中かくも補助金施策が多くあるのか!

と驚く。毎回

国・県・市・業界団体と上から下までジャブジャブである。公金チューチュー美味しいですは丸〇穂高の言葉であったか。彼は酒で失敗したが。酒で失敗する奴は何させてもダメ。

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肝心の補助金申請であるが、補助金額が多い事業ほど複雑になっていく。
コロナ渦の時のなんちゃら補助金で「こんなに難しいなんて!」と憤る人々がいたのも記憶に新しい。

複雑なこと自体は問題ではないと思う。ある程度のフィルターにもなっているだろうし、税金そんなに簡単に引っ張れるのも問題だからね。

私が問題だなあと思うのは、妙なカタカナ英語を多用している申請様式で「ハイカラだな」とこちらに思わせといて「あっでも提出は紙ベースでお願いしますwww」だとか「jGrantsで申請といったな、あれは嘘だ」とかチグハグ怪奇な態勢である。

恥ずかしながら、補助金申請業務中に、「KPI」というフレーズに接したのだが、「え、これ別に日本語でもよくない?」と思ったのは私だけではないだろう。
(KPI:Key Performance Indicator;重要業績評価指標)

そもそもこの言葉、90年代にできたらしく、若干の新しみを感じるが、なんのこっちゃない、普通の考え方である。

大きな目標の下にぶら下がってる部門部署ごとの部分目標と考えてしまって差し支えなかろう。

「中古車1台あたり17万円の利益を出す」を板金部門目標達成指標(KGI)に掲げる中古車屋があったとする。
・・・・・・・・KPI・・・・・・・・・・
内容:ゴルフボールを食らわせる率
実施前:25%(全整備台数比)
R6年期:50%
R7年期:100%
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ということで、中古車一台当たり目標利益を2年で達成するには、ゴルフ愛好家の心証を悪くはするが、入庫時に客の車をゴルフボールでボコって板金代をでっちあげれば可能とこの部門は判断していることが分かるし、経営陣も納得の目標設定である。

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何について書きたかったか忘れてしまった。とにかく補助金事業はいますぐコンサルかぶれのカタカナ英語を止めて、一貫性を持った申請形式にして頂きたい。

以上

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