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アルストロメリアと、ある人の目には

最近突然調子を崩し、色々と支障が出てきてこのままでは危険だと感じたので、急ブレーキをかけた。

以前から多方面でうまくいかないことやしんどいことが重なっていて、今年に入ってからついに閾値を超え、毎日眠れない状態がずっと続いたため、脳がおかしくなり自分で自分を制御出来なくなって不安定になったんだと思う。
例えば良い映画を観て感動して泣くのは良いことだけれども、誰かに何かを身勝手に押し付けて迷惑をかけてしまったのではないかとか、嫌な思いをさせて傷つけてしまったのではないか、あるいは誰かのために何も出来ていないのではないか、などと思い悩み、後悔や自己嫌悪、罪悪感や自責の念によって苦しんで泣いたりするのは本当にまずい……。

当然、体調は激しく悪くなっていてものすごくつらいし、あまりにも眠れずにいると、夜明け前の暗闇の中、自分には朝が来るんだろうかとますます不安になる……。
そういえば、クリニックの先生に「夜明けのすべて」がとても良い映画だったという話しをした。
先生はこの映画を知らないようだったけれども、PMSやパニック障害の人たちが主人公だと言ったら、聞いたことはあったみたいだ。

取り敢えず、いつでも寝られる猫になりたい(スピッツ?笑)……ではなく、兎に角色々なことを一旦休まなければならないと思った。
これ以上酷くならないようギリギリのところで踏ん張り、改善の方向へ持って行くため、仕事を休み、体調を戻すことを最優先にして、朝ベランダのアルストロメリアに水をやってから緑の多い所へ散歩に行ったり、部屋では静かな音楽を聴いて気を紛らわせたりして過ごし、気にし過ぎてしまうSNSとかはあまり見ないようにして、しばらく横に置くことにした。

朝の公園で撮影した桜
アルストロメリアの花言葉は「持続」「未来への憧れ」

アイドルは、よく花にたとえられる。
平日は仕事に行きながらアイドルの活動もして、休日や夜の時間をそれに費やしていると、プロ野球観戦にも、客として他のアイドルのライブにもなかなか自由には行けないだろうし、かなりきついんじゃないかと思うけれども、それを百も承知の上で、人生の中の短くも貴重な時間を自己実現のため精一杯活動にかけ、真摯に向き合っているということは、それ相応の強い意志と覚悟を持って臨んでいるということだと想像に難くないので、だからこそアイドルは儚くも尊い、美しい花なんだと思う。

自分が好きだったSAKA-SAMAは、たった一人になった寿々木ここねんとサポートで入った朝倉みずほちゃんによる二人のSAKA-SAMA。
2019年夏の最初のライブも、2022年夏の最後のライブも、対バンにも色々行ったし、オンラインも含めてワンマンは多分全部見て、コロナ禍の沈んだ気持ちの救い(※)となり、3年間とても楽しかった。
今、頭の中で「E.S.P.」が流れてきて、少し鼻水……ではなく涙が出た。(笑)

(※)ここでは例としてSAKA-SAMAを取り上げているけれども、自分にとってコロナ禍の救いとなったのは、RYUTist、nuance、一瞬しかない、O’CHAWANZ、RAYなどもそう。(感謝)

あの二人は、ダンスと歌でそれぞれ苦手な分野を一生懸命に練習し、切磋琢磨してお互いに高め合っていたんだろうということが、あのストイックでも熱量のある全力のパフォーマンスから確かに伝わってきたのが素晴らしかったんだと思う。

だから、見ている人には、そういった努力とか真剣さとか誠実さは絶対に伝わっているし、成長していることも分かるんだと、頑張っているずんちゃんには信じていて欲しい。
ずんちゃんもライブアイドルが好きで色々見てきていると思うから、それはきっと理解できるはずなので、信じてそのまま突き進んでくれたら嬉しい。
そもそもずんちゃんは、ライブ写真を見ても絵になっているように、パフォーマンス中の表情が本当に素敵で、表現力があり、充分に伝わってくるものがある。
歌やダンスは単に技術力が高いだけじゃ駄目なので、それで良いんだ。
花には色々な花があるように。

あとSAKA-SAMAで思い出したのは、対バンライブで出番の終わった汗だくの二人がライブハウスの外の階段に並んで座り、佇んでいた時があって、後続のライブ中に抜けて帰ろうとする自分がその横を通ると、みずほちゃんが何の躊躇もなく「ありがと、また遊びに来てね」と笑顔をこちらを向けて自然に声をかけてくれたことだ。
このような何気ない一言と笑顔だけでもこちらはすごく嬉しいし、気持ちは伝わっている。

そう、花は伝えるんだ。
「私はここにいる」って。
咲いている限り。
いるべき場所から。

自分は今、自分のことでいっぱいいっぱいになって、動けないでいる。
でもいつかまた、大好きなずんちゃんのいる場所に行きたい。
声が聞きたい。
笑顔が見たい。
ステージの上で輝く姿が見たい。
そして逆にそこから、ずんちゃんの目にはこちらがどのように見えているのか、ずっと気になっているままなので、このまま終わりたくはない。



あとがき

記事の本文は、1週間以上前から比較的調子のましな時に少しづつ書いてきたもので、写真もちょっと古くなり、濃いピンクに白いインナーカラーの花を咲かせるインティカンチャ・ロマンスという品種のそのアルストロメリアは、今や写真より花盛りだ。
そして一瞬しかないの例の発表をようやく知って、なんとなくずんちゃんとハオちゃんの初めてのRadio出演の実況を見たら、このツイートポストがあった。

初めて自分がずんちゃんと呼んだのはこの時。
まだ新メンバー候補で、暫定の名前「ずんだ餅」。(2回目の出演時はケロちゃん)
それから、暫定の名前「海苔巻き」でのりピーとなったのはハオちゃん……。(2回目はワンちゃん)
声だけで顔も分からなかった。
その3ヵ月後のお披露目から、まだ1年も経っていないのに……。

3月の定期公演の時、ハオちゃんに「俺も一緒に色々成長しなきゃな……」と言ったら「なずーとね」と言われてしまった……。
でも最近ずんちゃんは髪にインナーカラーを入れたみたいで、更に気合い入ってかっこ良くなっているし、ずんちゃんは既にしっかり前を向いて先へ進んでいるようだから、一緒に成長なんて烏滸がましいことだ。

あと、記事のタイトルは駄洒落マンス👶🍆


おまけ

このところ、自分を救ってくれている音楽。
ビートの強い音楽は、今聴けない……。

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