ボードゲーム「カラク」プレイ記その1(2/5)
しーぷ2ターン目
しーぷ「このまま左に進もう」
星屑「ここまで部屋とトンネルのタイルが交互にきてるね」
しーぷ「今度こそ宝箱以外が出てほしい!」
星屑「二度あることは…と云うからなぁ」
しーぷ「三度目の正直!」
星屑「すげぇ! ほんとに3連続で宝箱だ!」
しーぷ「うっそでしょ!?」
星屑「ルールブックによれば、全トークン53枚中、宝箱トークンは10枚なんだけどなぁ…」
しーぷ「仕方ない。この宝箱も放置して、こんどは下に進もう…」
しーぷ「わ、やっと宝箱以外が出た!」
星屑「モンスターだね」
しーぷ「あれ、このモンスター…」
しーぷ「カギを持ってない…?」
星屑「ほんとだ!」
しーぷ「よし、絶対に倒してカギをいただく!」
スケルトンターンキー(パワー:8)。
カラク城の財宝を守る衛兵。スケルトンウォーリアーに次ぐパワーを誇るが、武器を持たない彼の、どこにそんな力があるのかは謎である。たぶんカギでぶん殴ってくるんじゃないかな?
しーぷ「やった! 11対8で勝利!」
星屑「鬼つよ!」
▲しーぷは撃破したモンスターのトークンを受け取り、裏返して…
▲自身の所持品シート上に配置。
しーぷ「戦闘したら、結果に関係なくターン終了だったよね?」
星屑「うん」
しーぷ「次のターンが楽しみ♪」
星屑2ターン目
星屑「俺は、引き続きスケルトンウォーリアーに挑もう」
しーぷ「星屑はカギを探さないの?」
星屑「俺は剣闘士だからね。しっぽ巻いて逃げたりしないのさ!」
しーぷ「ありゃ、【星屑大暴走-キャントストップ-】が発動しかけてる…」
星屑「さっきより下がったー!」
しーぷ「6対9ってことは、敗北?」
星屑「そうなるね…」
▲星屑はHPが1減って4に。コマも元のタイルに戻され、ターン終了…!
しーぷ3ターン目
しーぷ「お待ちかねの、お宝ターイム!」
星屑「いいなぁ」
しーぷは上の宝箱があるタイルへ1移動してから、
▲カギを使って(=ゲームから除外して)、
▲ついに宝箱を開錠!
しーぷ「これ、どうなるんだっけ?」
星屑「開錠した宝箱1つにつき1VP(=勝利点)で、どちらかがドラゴンを倒したとき、よりVPの高い方がゲームに勝つよ」
しーぷ「引き分けだった場合は?」
星屑「ドラゴンを倒した人が獲得できる宝箱には、金貨だけでなく宝玉も入っていて1.5VPになるから、サシの場合は必ず決着するよ」
しーぷ「なるほど」
星屑3ターン目
星屑「今度こそ!」
星屑「また6だー!」
▲星屑のHPは3に。
しーぷ「まだやるの?」
星屑「まだやる!」
しーぷ4ターン目
▲しーぷは下方向へ1移動した後、右方向への移動を宣言。
しーぷ「スケルトンターンキーじゃなかった…」
星屑「そいつはミイラだね」
ミイラ(パワー:7)。
暗黒魔法によって不死の体を得た、ヒトだったものの成れの果て。
その代償としてかけられた呪いを、ばらまきながら徘徊している。
しーぷ「8対7。勝った」
星屑「当然のように連勝か! ほんと強いな!」
▲ミイラを倒すと、ほかのプレイヤー1人が"カラクの呪い"にかかる。
▲呪われたプレイヤーは、スキルを2つとも封じられてしまう。
星屑「俺の【戦闘訓練】と【止められない】が…!」
しーぷ「ついでに【星屑大暴走】も封じてもらったら…?」
▲さらに、しーぷはマジックボルトの呪文を獲得。
しーぷ「これは、どういうもの?」
星屑「戦闘のときにダイスの出目を+1できる、使い捨てのスクロールだね。ちなみに、1回の戦闘で何枚でも使えるよ」
しーぷ「ふーん、便利そうね」
星屑4ターン目
▲カラクの呪いを解くには、回復の泉まで移動してターンを終了するしかない。なお、回復の泉でターンを終了すると、HPも全回復する。
星屑「左に行ってモンスターと戦うか、右に行って解呪するか…」
しーぷ「どうするの?」
星屑「せっかくだから俺はこの左のモンスターを選ぶぜ」
星屑「ダメでした」
しーぷ「またなの…?」
▲星屑のHPは2に。
しーぷ5ターン目
しーぷ「このまま右に進もう」
しーぷ「うわ、ねずみ…」
星屑「ねずみは嫌いなの?」
しーぷ「ジェリーみたいにデフォルメされていないのはちょっと…」
星屑「ああ、トムとジェリーのジェリーか!」
大ネズミ(パワー:5)。
志半ばで倒れた探索者の骸に群がる、貪欲なネズミ。
そのパワーはカラク城で上から8番目。下から数えると1番目である。
しーぷ「これは楽勝だね」
しーぷ「これはナイフ?」
星屑「そう。装備している限り、ずっとダイス目が+1される」
しーぷ「順調に強化されていってるね」
星屑「俺も初戦の相手が大ネズミだったら勝ててたのに…!」
しーぷ「今からでもルートを変えたら?」
星屑「だが断る!」
星屑5ターン目
▲かたくなにスケルトンウォーリアーへ斬りかかる星屑。
星屑「9対9…おしい!」
しーぷ「いちたりない!」
しーぷ6ターン目
▲さらに右へ進むしーぷ。
しーぷ「わ、またまたスケルトンターンキーが出た!!」
星屑「マジかよ! またまた宝箱の近くかよ!」
しーぷ「9対8で勝ち!」
星屑「しかも、これまたあっさりと勝つのか!」
しーぷ「2本目のカギ、ゲットだぜ♪」
星屑「順調すぎでは…?」
星屑6ターン目
星屑「これだけダイスを振ってるんだから、そろそろ10以上が出てくれてもいいんじゃないかな」
星屑の、ここまでのダイス目は9→6→6→7→9で3敗2分け。
しーぷ「引くことも覚えろってFPSで言われてなかったっけ?」
星屑「ここまできて引いたら負けかなと思ってる」
星屑「7…だけど【戦闘訓練】のスキルで1の出目は振り直せる! 1を振り直して4以上が出れば勝てる、勝てるんだ…!」
しーぷ「あのさ」
星屑「確率は50%か…しーぷ、どうしたの?」
しーぷ「星屑、さっきカラクの呪いにかかったよね」
星屑「あー! そうだったー! スキルは封じられているんだったー!」
▲カラクの呪い恐るべし…! 星屑のHPは残り1に!
風向きが変わり、武器も呪文も財宝も手に入れたしーぷ。
風向きが変わらず、いまだ何の成果もあがられない星屑。
剣闘士・星屑と盗賊・しーぷ、どうして差がついたのか…?
(つづく)