台風19号を家族と過ごして考えたこと
台風19号が東京を過ぎていきました。
なんとなく落ち着かない夜を過ごして、朝を迎えて、今。
どうもこの、被災に備えて情報を集めて対策をとったり、周りの状況を気遣ったりというのが僕はとても苦手なようです。
集められる限り集めたり、気遣えるだけ気遣えばいいのかな、とは思います。
でも、その把握できてない無力感や、中途半端感が受け入れられないのかもしれません。
受け入れられないことで自分を苦しめるくらいなら、そこは気にしない、という割り切りをしているのかもしれません(少し外から自分を見てみる)。
台風の影響をいかに的確に把握し、過不足なく表現し、身近なところから自身が気を配りたいところにまで届くような気遣いを届ける。そんな思考や発信ができたらいいな、という漠然とした理想。
一方で早々に停止する思考。
昨日は昼は自宅でオンラインセミナーを受講していました。受講中のオンライン空間にもスマホの警報通知が鳴っていました。和やかにセミナーは終了し、戻ると家族は入浴を済ませていました。続いて私も入りました。
いつ避難所に行ってもいいように、家族はリュックに荷物を詰めたり、晩御飯はおにぎりや弁当として詰められるものになっていました。
遠足みたいだね、と言いながら食べた晩御飯。
しかし落ち着かないので息子も特に勉強に手がつけられることもありません。夜に予定していたオンラインミーティングも延期。
僕は家族に「Wii Partyでもやるか」と持ちかけました。
娘も思春期真っ盛り、息子も少しずつ勉強時間が増えてきて、家族4人が一緒に同じことをする時間も減ってきました。
お笑いとかバラエティ番組を一緒に見る時間はわりとあります。でもそれぞれがスマホやタブレットに向かいながらだったりするので、専念する時間は本当に限られています。
久々に家族4人でやるすごろく。セブンイレブンのメニューを料理人が評する不思議な番組を眺めながら、家族の時間を過ごしました。
歩き回ることを前提に設計されているドラクエウォークが、粋なはからいで、自宅で遊べるようににおいぶくろ(モンスターを呼び寄せられる)が持ち物として配布されました。
すごろくが終わった後にはテレビを見ながらドラクエをやってたのですが、週末のメタル狩りに行きたくなり、近所のセブンにスイーツを買いがてら外に出てみました。20時ころのことです。
雨の強さはまあまあ。風もさほど強くはなかったのですが、たまに突風のような風で傘がとられそうになりました。
「枝でも飛んできて怪我したら馬鹿みたいだよ」という妻のLINEで帰宅。
メタルブラザーズだけ倒してスイーツを買わずに帰宅したわけです。
その後は家族でトランプをしました。
大富豪というゲームがあります。
買った順に、大富豪、富豪、平民、貧民と名前がつきます。そして最下位は、大貧民?ど貧民?
大阪にいた時に大富豪を覚えて、そこで使われてたのがど貧民だったので、大阪ではそう呼ぶのかなと思います。ツイートしてみたら関西在住の1人を覗いて大貧民でした。ゲーム名すら大貧民と言っていた人も。
さらに家族でスピードをしました。
ルールを知らなかった娘がとても素早く、一気に息子のいいライバルになりました。予選的に2-2に分かれて戦ってみたり、組を分けて何度か戦いました。
そうこうしているうちに夜も更けてきたので、同じ部屋で4人で寝ました。
我が家は幸い何もなかったです。
なので、「被災に備えて情報を集めて対策をとれなかった自分」とか、「家族以外の周りの状況を気遣ったりできなかった自分」を責めるのではなく、自分自身の安全、さらには身近な共同体である家族との時間を過ごせたことに感謝しようと思います。
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