グランツーリスモ を観てきた

ネタバレ感想です。

個人的には共感あんまりできない人しか出て来なくて面白かったです。










まず、あのゲームソフト(ではないと作品中も言及があるけど)が日本で作られたものだと知らずに、なんとなくそういう名前のレースゲームあるよね、くらいの感じだったので、めっちゃ日本の土地や名前や会社が出てきて驚いた。

あの企画にGOを出した人、応募した人、勝ち抜いた人、全員夢を観ていてびっくりした。シミュレーターの出来が良いか悪いかを含め、結果論でしかわからない色々なことを「でもわくわくするじゃん?」みたいなテンションで押し通していて怖かった。もしドラを読んでもしドラ通りに甲子園優勝できると思ってる高校球児くらいヤバい。

唯一現実的な判断をしてくれそうだったメカニックのジャック・ソルター(実在の人かと思ったらどうやら違うらしい)は、途中からよくわからない励まし方で主人公をレースに引き戻そうとする。人が死んでいるのに。

レースで勝つ爽快感とか、音がすごくよかったところとか、まともに楽しめる要素はもちろん色々あったんだけど、自分の運転する車で人を死なせている主人公が、嬉しそうに車運転してるの怖い気持ちの方が勝つ映画だった。

ちなみに僕も、自分が運転したら確実に誰かがヤバいことになるという不安から、免許持っていません。


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