色々観てきたのに書いていなかった。

気が付けばnoteを書き始めて1年が経っていたらしい。

何かを忘れないために書こうと決めていたはずが、書くことを忘れてしまって久しいので、最近見たものについて思いだせる範囲で一言ずつくらい書いていこうと思う。

〇しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦

CMで興味が出て観に行った。

隣の席の女の子がお父さんと一緒に見に来ていて、松坂桃李の演技だったり、最後のクリーチャーだったりを「こわい」「すごいや…」となりながら観ていて、それ込みで良かった。

ただ、問題提起が説教くさく繰り返されるわりに、最後の結論が「頑張れ」の丸投げなのがしんどかった。『しんちゃんはいつだってそばにいて、裏切らない』ってところまでで全然よかったのに、ひろしのどや顔からのセリフとか、そのセリフを正解みたいにして笑うところは押しつけがましくて嫌だった。



〇トランスフォーマー/ビースト覚醒

公開の次の日くらいに観た。
もともとビーストウォーズっこだったので、公開前までのCM等の声優さんたちのわちゃわちゃが嬉しくて楽しみだった。

内容自体は、何というか、面白いかどうかでいうと多分面白くないんだけど、アクションシーンの格好良さと、ああ、監督こういうのが好きなんだな、俺も好きだぜ、みたいな部分のシンパシーがあったので、満足ではあった。個人的には、円盤でわちゃわちゃ版(声優無法地帯版)も観たい。


〇君たちはどう生きるか

これも公開から数日後くらいに観た。
冒頭の、タイトルロゴが出るシーンで、ピアノが流れた瞬間に原因不明の涙が流れた。

意味は解らなかったんだけど、蠢くばばあたちとか、ぬるぬる動くお母さんとか、映像観てるだけでも飲み込まれるクオリティだった。白い積み木を叩いたところで、意味を解るのを諦めた。多分もう何回か観て、観るたびに感想が変わる類の映画になる気がする。


〇スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース

文句なしに面白かった。そして、続くとは思わなかった。
観客の期待に応えて物語の構造を維持することと、キャラクター自体の幸福との矛盾をどのように埋めるか、みたいな話なのだと思う。

どういう続編になるか楽しみだけど、個人的には、映画の冒頭で観客の咳払いの音が字幕で表示されたことだったり、敵が次元を飛び越える能力を持っていたり、登場するスパイダーマンたちの中に実写版の奴らが混じっていたりするところが伏線になっていくのだろうな、と思う。

つまり、現実世界の観客の満足のためにスパイダーマンが苦しまなければならないのなら、そういう、スパイダーマンを苦しめるような現実の観客や、観客の願望自体に直接変化を与えれば良いわけで、多分次回作では第4の壁を乗り越えて現実の世界に何らかの変容をもたらそうとするマイルスの姿が見れるんじゃないかな…と予想してる。当たったら褒めてください。


〇プ― あくまのくまさん

映画館で観たのを直後は後悔したけど、逆にレアな経験になったんじゃないかとじわじわ思い始めている。

プーさんである必要が全くないし、ホラーのセオリー的な部分もかなり無視していた。蜂を操る能力があるのに自分で餌を獲得しようとせず、餌をくれなかったクリストファーロビンを恨み続ける感じとか、その蜂も、操るところは映るのに、襲われている人たちがどうなっちゃったのかは全然映らなくて、予算の無さが見えるのも悲しいポイントだった。

続編作る気満々なのも笑った。エンドロールの後に「Winnie the Pooh will return」って字幕が出て、『いや、俺たちは劇場に戻ってこないけどね?』って思った。



そんな感じです。また何か見たら忘れずに書いていこうと思う。



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