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プロジェクトセカイ、初のリアルイベントを見る

本記事が初noteとなります。拙い文章になるかもしれませんが宜しくお願い致します。
では本題へ。
「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」(以下プロセカ)という音ゲーをご存知でしょうか。多分これを読んでいる方はご存知かと思います。ケータイでプレイできるゲームアプリです。
ケータイゲームがリアルイベントを開催するのは稀なケースではありません。大手でいえばモ○ストは何度も開催していますし、パズ○ラなんかもよくイベント開催してますよね。私も過去に1度だけモ○ストのイベントに参加した事があります。色々トラブルが起きて会場に入れませんでしたが。

閑話休題。

さて、今回お話したいのは、タイトルの通りプロセカが初めてリアルでのイベントを開催したというもの。「Project SEKAI COLORFUL LIVE 1st Link」通称「セカライ」です。2022年1月28日(金)~30日(日)の3日間、幕張メッセ9-11ホールにて開催されました。このライブの何が凄いかと言うと、「ステージに映像を映し出してそれを見る」というもの。これだけ聞くと「えっ、映像見るだけなんですか?」と思いますよね。行く前は私自身も少し不安でした。いつもケータイで見ている「バーチャルライブ」(ゲーム内で見る事が出来るライブ)とどう差を見せてくれるんだろうかと。
ただし、コレを書いているという事は、その不安は杞憂だったという事です。後ほど詳しくお話します。
ライブ以外にも物販や協賛ブースというものが設置されており、色々と楽しむことが出来ました。私は日曜日参加だったのですが、金曜日にATMへ行かなかった事を後悔しています。
前置きはここまでにして、早速本筋へ移りましょう。


臨場感が凄い。映像とは思えない迫力

当noteではライブのお話をメインとします。
物販は色々買っただけなので多分そこまで面白い話が出来ないと思います。

閑話休題。

さて、先程前置きでもお話しましたが、このライブは「映像を流してそれを見る」という形式で行われました。楽曲の演奏自体は会場で生演奏されていたのですが、歌唱やステージで踊っているキャラクターは映像やら収録やらの形式です。
https://twitter.com/pjsekai_live/status/1487754610190483456?s=20&t=Zh4M_4szmSoBAotFZ_k7vA

通常、ライブというとステージ上で誰かしらが歌ったり踊ったりして、それを見て盛り上がるというものをイメージされると思います。私もそのイメージです。今までライブ行ったことないけど。
ですがその従来のライブイメージとは一切異なる特殊なライブ。本当に心から盛り上がれるじゃろうか?と思ってました。実のところ。SS席を確保していましたが、私はSS席の本当に一番後ろでしたから尚の事心配でした。購入していたチケットは昼の部でしたから、不安と期待を胸に14時半まで会場で待機していました。
ライブが開始してから、今まで抱いていた不安は一気に消えました。

「お前ら本当に映像か?」


率直にそう思いました。遠かったので猶更かもしれません。ステージ上には、確かに彼女たちが「いる」のです。我々の見ている前に現れ、演奏して歌っている。二次元に住まう彼女らとの運命の邂逅を果たしたと言っても過言ではないと思います。私も当然「推し」というものがいますから、推しがステージで歌って踊ってるわ・・・と感動モノでした。言葉にできないというのはこういう事なんだなと。
そしてこのライブの何が良かったのかというと、全楽曲フルサイズなので、今までゲームでは聴けなかった部分もキャラクターのカバーで聴くことが出来るということ。原曲をフルサイズで聴くことはありますが、ここで聴けるのはキャラクターが歌っているフルサイズの楽曲ですから、動画投稿サイトで聴けるようなものではありません。そして当然ですがフルサイズ分動いてもくれます。
それだけではなく、現在プロセカ内でMVが実装されていない楽曲まで披露された事も良かった点の一つだと思っています。MVとは音ゲーでよくある機能なのですが、キャラクターが実際に歌って踊っている映像をゲーム内で見る事が出来る機能の事です。スクリーンショットなどでキャラクターを撮影するMVカメラマンも多いかと思います。スクリーンショットの数が何百枚単位になってる人も多いはず。

閑話休題。

という事で、映像を流して届けられたこのライブは、映像であるという事を忘れさせるほどの臨場感と、楽曲ラインナップのセンスの良さが詰め込まれたものであったと評価できると考えています。MVが現状未実装である楽曲も歌って踊ってくれたユニットの皆には感謝しかありません。アクターさんありがとう。いつかゲームで見られる日が来ることを祈るばかりです。


「セカライ」は公式から提供された新たな物語の1ページである


此処までイベントの臨場感すげー!未実装のダンスも見られて嬉しい!というお話をしてきましたが、此処からは打って変わって、セカライというイベントが「何度見ても味がするもの」であるというお話に移ります。
この話を始める前置きとして、私はこのセカライというイベントを「1回見て感動して満足した!」で終わらせて良いものではないと感じています。確かにその1回に込められた感動や興奮、熱気はとても良いものだったと理解できます。私も実際に会場で熱気を味わい、興奮し、感動し、気付いたら涙腺ボロボロでした。帰りの電車で「明日からの現実に耐えられるのか?」と死にかけたものです。
さて、見出しにも書いた通り、ここでは「セカライ」をライブとして見るだけでなく「新たな物語」という視点から見ていきたいと思います。というのも、プロセカでは各ユニットごとにメインストーリーというものが用意されており、メインストーリーだけでも全20話存在します。見終わる頃には2時間くらい経っているというような、アニメ4話分くらいのボリュームです。それとは別に、イベントストーリーにて更に各ユニットの行く先を追っていく事ができるのですが、ひとまずここでは割愛するものとします。
メインストーリーでは、どのユニットでも「各々が何かを抱えており、それを皆で乗り越えていく」という定番の流れです。・・・が、実際読み込んでみると結構作り込まれていて、えっ、もう2時間経ってたんですか?となるくらいです。セカライを見るにあたって、この各ユニットのメインストーリーを知っていると更に楽しめるのではないかと私は考えているのです。例を挙げていきましょう。
「Vivid BAD SQUAD」(以下ビビバス)というユニットには「小豆沢こはね」ちゃんという子がいます。彼女は「何か目標があれば変われるのかな・・・」と悩みを抱えていました。そんな矢先、「白石杏」ちゃんのストリートパフォーマンスをたまたま目にして・・・という流れでお話が進んでいきます。こはねちゃんは元々「音楽の授業でしか音楽の経験がない」くらいの音楽初心者で、ステージに立って人前で歌うというような事とは縁遠い生活をしていたのです。彼女の性格上、自信を持って人前でパフォーマンスをするという事に対してはとてもハードルが高かったはずです。ビビバス関連のストーリーでは、そんな彼女の成長を見届ける事が出来ます。
今回の「セカライ」の中で、彼女はどのようなパフォーマンスをしていたでしょうか。実際に見た方は思い出してみてください。彼らの代表曲である「Ready Steady」では『ビビバスのメンバーの一人』としてソロパートを堂々と披露し、「Just Be Friends.」では『白石杏の相棒』として成長した彼女の可愛らしく、そしてかっこいい姿を見る事が出来たと思います。かつての自信のない姿の面影はそこにありません。一人の立派なパフォーマーとして成長した彼女の姿を拝んだファンも多い事でしょう。

さらにもう1人例を挙げましょう。
「ワンダーランズ×ショウタイム」(以下ワンダショ)というユニットの「草薙寧々」ちゃんです。
彼女はミュージカルの舞台を夢見る少女でしたが、何故か舞台に上がれずに「ネネロボ」という自身の代役をステージに立たせていました。彼女がロボを操作している一枚絵は星3のカードにもなっていたと記憶しています。
メインストーリーの中で寧々ちゃんのステージ上がれない問題についてはストーリーの核の一つとして進んでいますので詳しくはそちらを見て頂きたく思います。
「セカライ」におけるワンダショのステージでは、彼女のパフォーマンスに注目して頂きたいのです。こはねちゃん同様、彼女の堂々たるパフォーマンスを拝むことが出来るのです。「歌姫」と呼ばれる歌唱力も心地よいものでした。
それだけではありません。彼女のパフォーマンスは「進化」しているんです。「potatoになっていく」という楽曲がありますが、ゲームでのMVとセカライでのパフォーマンスを比較して頂きたく思います。恐らくかなり話題になっていたと思いますが、寧々ちゃんのパフォーマンスがどう進化したのか調べて見てください。私は何度もそこを見返しては「寧々ちゃん・・・すご・・・ヮ・・・」と語彙力を失っています。
こうした、従来のパフォーマンスからの進化という点から、「セカライは公式から提供された新たなシナリオ」と評して良いのではないでしょうか。このゲームはリリースが2020年の9月末ですので、もうじき2年が経過しようとしていますが、約2年で各ユニットがどれだけ進化しているのかを見る舞台として相応しいステージであったと言えるでしょう。
1度目会場で熱気を味わい、2度目に見逃し配信で細部を見て、情報を仕入れてから3度目にもう一度見逃し配信を見るというような、何度も見ても味がするイベントであると考えているのです。興奮してペンライト振りまくっているとどうしても見逃す部分は出てきますからね。僕がそうです。


おわりに


そもそも、何故コレを今さら書いたのかというと、2月13日(日)23:59をもって見逃し配信が終了するからです。ABEMAにて見逃し配信を実施しており、配信期間の延長もあったのですがいよいよ終了となってしまいます。これを見逃すと後は円盤を待つしかありません。
ライブのこの曲が良かった!とか、この子のこの動きが良かった!とか、当記事では割愛します。早い話、こういう瞬間的な「良い」は文章にまとまらないからです。ここ!この動き!めっちゃいいよね!とかは、リアルタイムで言い合うのが一番だと思います。撮影禁止でしたので当日の画像は当然ありませんし。
最後になりますが、この「セカライ」というイベントは、「プロセカがさらに好きになるイベント」でした。今まで興味が無かったユニットの良さも知る事が出来ましたし、推しに対するクソデカ感情もさらにデカくなりました。オミクロンとかいう輩が拡大する中で実施されていましたから、会場で全力コール出来なかった事だけが心残りですが、それを含めても心から盛り上がれたと思っています。円盤待ってます。絶対買うのでぜひ宜しくお願いします。
正直なところ、映像形式でのライブで此処まで舞い上がれると思いませんでした。感極まって泣くとか何年ぶりだったことやら。初めてかもしれません。
また、各ユニットの単独ライブという形式でもぜひ参加したいですね。他、2nd Linkの開催があったらまた会場に行きたいと思っています。今度はもうちょっと前で見てみたい。

最後に私の戦利品を貼り付けて、当記事の〆と致します。
拙い文章だったかと思いますが、ここまで読んでいただきありがとうございました。

ランダム系のグッズでは絵名ちゃんがめちゃくちゃ手に入りました。今まで以上に推す。



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