ウアー(オガム文字6)
25文字の中からランダムに1文字選び、学んだこと、考えたことを記録していこうと思います。記念すべき1文字目はこれ!
シャッフルしたデッキからカードを1枚引き、同じオガム文字のカードを別のデッキからも出しました。これ、初見で混乱したやつだ!
番号(6)とオガム文字が同じなので、同じ文字を指すのだろうけど、名前が違う…🤔?
名前について
英名はhawthorn、和名サンザシ。辞書によるとhawが『サンザシ、その実』。thornは『トゲ』だそう。確かに植物の本の挿絵を見ると鋭いトゲが描かれています。
huatheやhuath と書いて「ウアー」と読みの示されたサイトも見かけるので、頭のhは無声音かな。だとすると左のカードのuathもほぼ同じ単語になりますね。
木の外観
中と右のカードに描かれているように、秋に赤い実がなるそうです。
9月に熟す赤い実は、鳥の重要な食料になる。ゼリーや果実酒の原料にもなる。 (イギリスの美しい樹木)
左のカードにあるように、花は小さな白。控えめで可憐な花の集まりから、初々しい花嫁さんの花嫁衣装を連想しました。
5月に白い花を咲かせるため、メイあるいはホワイトソーンとも呼ばれる (略)。ただし、花を家に持ち込むことは縁起が悪いとされている。 (同)
可愛らしいのに家に入れてはいけないのですね…。近しくなりすぎるといけないのは、妖精の木と呼ばれるウアーらしいと言えばらしいかも?
オガムとしての意味
中のデッキの解説書には、
Cleansing and chastity,protection.
と載っています。辞書を引くと、「浄罪と貞操、保護」だそうです。ただ、貞操を守ることはある種の保護である…と考えると、この「貞操」は「節制」と訳す方が卜占のキーワードとしては使いやすいように思います。
右のデッキは下部にキーワードが。
obstacle •tension
こちらも辞書を引くと「障害、緊張」となっています。確かに絵もオオカミ(かな?)の群れから身を隠していて緊張感のある場面です。
同じオガムでもデッキによってキーワードから受ける印象が大きく違いますね。どうしてかな?もっとこの木について掘り下げていけば分かってくるのでしょうか。
ハーバルタロットの中では
そのものずばり「ホーソン」が描かれたカードがありました。
ワンド6。解説書には以下のように載っています。
スピリチュアルな特性:ホーソンは不調和と憎しみの感覚から解放してくれます。衝突と苦闘の時期の後に、静けさと落ち着きを取り戻してくれます。ハートチャクラが強化され、大いなる安らぎと自己愛を甦らせてくれます。
キーワード:勝利。信頼。満足。自信。向かうべき方向についての内なるメッセージ。心の静けさ。確信。
通常のウエイト版では騎馬で凱旋パレードをしているような絵のワンド6。
手元の本にはこのように書かれています。
タロットの「6」は、調和とバランスを表す数字で、ひとつのサイクルが完了したことをしばしば示します。(ジュリエット・シャーマン=バーク『運命のタロットカード』)
ウアーの木の白い花の後に赤い実がなることも、ウアーがケルトの暦で6番目の月にあたることも、なんだかワンド6に関連しているような。
タロットで表すと何になるか
ハーバルタロットの「塔」と対応する、とされているブログがありました。これはウアーの意味の「貞操」転じて「制限を受ける期間、独りでいる期間」や「転換期」を表しているように思えます。或いは「障害、緊張」にも近いものを感じます。
ハーブクラフターズタロットでhawthorn が描かれているカードは「恋人」だそう。これはウアーの意味の「運命の人」や「誘惑に負ける」あたりを連想します。
自分でもウアーのキーワード3つをタロットで表すとどうなるか、考えてみました。
上)浄罪→ 誘惑、堕落から抜けて教皇のもとへ。
左)貞操→ 出合わず選ばず、傍観の姿勢で処女性を守る
右)保護→ 一定の世界の中で自由に出来るようにする
…と言うイメージで選んでみましたが、まだツメが甘いように思います。もっと良い対応がありそうだ…🤔
「保護」は「保護区域」の保護と捉えると、これもありかもしれません。
ラビットでは絵柄が違うのですが、通常のウエイト版だとウィザードのようにワンドでバリケードを作っているような絵ですからね。守ってる感!
ラビットタロットが表すウアー
カードとの付き合い方が素敵で憧れているリーダーさんが、オラクルカードを1枚引いて「このカードから学べることは何か、タロットに問う」と言うことをされていて、素敵!と思ったので少し真似してやってみました。
ラビットタロットに「ウアーのキーワード (浄罪、貞操、保護)を2枚で表すと何?」と聞いて2枚引きした結果です。
カップナイト逆+ワンド8
この結果の読み方について、サークルでこのように教えていただきました。
この三つのワードに共通する根源的な意味やエネルギー状態がオガムの一文字に込められている…と考えられ、そこにタロット二枚が触れている、それはなにか?という読み解きになる (略)。この日本語の三つの単語は一回置いといて、「ウアーとはなにか?」という問としてカードを読み解くのがやりやすいかも! それからあとで三つの単語とその結果を見比べるとより理解我深まりそう。 (TAZNさん)
なるほど…!
『ウアーとはカップナイト逆+ワンド8である。ではカップナイト逆+ワンド8が表すエネルギーとは?』
と言うラビットタロットからの問いと考えると良いのですね🐇🐇
元のキーワードが英語なので、私の日本語訳がバッチリはまっていない可能性もあります。『タロットは言語を超越して、物事の本質的なエネルギーについて触れる』と考えると、2枚のカードがウアーのエネルギーに近付く足掛かりとなる!
すごい…タロット楽しい…❣️🐇
マイキーワード
キーワードと言うか、ウアーを読む時の私のトリガーリストです(自分用メモ…)。
メイポール、美しい少女の飾り、生け垣
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