ルノルマンをトリミング
タロットサークルで教えてもらった「カードのトリミング」と言う手法。今回はそれをやってみた!と言うお話です。
トリミングについて
日本語で「タロット トリミング」などを検索してもヒットは少ないのですが、海外では比較的メジャーだそうですね。オラクルカードだと国産に比べて海外製は大きくて扱いにくいイメージがあるので、タロットも同じなのかな?
日本人女性にしては手が大きめ(ピアノで1オクターブプラス2、ドからミまで届きます)な私ですが、例えばドリーンさんのオラクルカード(日本語版も出ているけど元は海外製)よりも、くつしたねこさんのカード(日本製)の方がずっと扱いやすいと感じます(もちろん扱いやすさは、カードの大きさに加えて、紙の厚さや滑りなど紙質も大いに関係していると思いますが)。
教えてもらったのは、通常サイズ(120×70)より大きなタロットの縁を切り落として、小型化&ボーダーレス化する方法です。「小さいカード」と同じくらい「ボーダーレスのカード」が好きな私にピッタリ😍 早速やってみたい!でもどのデッキで?しばし考えて思いつきました。絵柄がとても好きだけど、その大きさ故に使う頻度が落ちがちなデッキ、ある!
それは「セレマルノルマン」です。美しいと有名なセレマタロットのシリーズらしく、写真のようにリアルで美しい絵が圧巻のルノルマンデッキ。発売早々に入手し、以後他のデッキを追い抜いて私のメインデッキとなったルノルマンなのですが、メインをこれに変えてからルノルマンを展開する機会が減ってしまったような…。
同時期にタロット熱が再燃したこともあるのですが、とにかくカードが大きいので展開に場所を取る!さほど枚数を使わないスプレッドでもテーブルを片付けて、大判マットを広げないと展開できないので、「日常の中でサッと引く」のが難しくなってしまったのです(余談ですが、その点ルノルマンコインは優秀だな…出先でも使えそう…とずっと気になっているデッキがあります。もうすぐ私、誕生日来るんですよね…あれ欲しいなぁ…)。思い立ったが吉日と言います。やってみましょう、トリミング!
手順
以下、私が実際にやった手順です。
(1) トリミングするデッキを選ぶ
(2) どこをどれだけ切るか考える
(3) 切っても良いかカード本人に聞く
(4) OKの返事をもらったので、(2)で決めたようにハサミで切る
(5) 全てのカードを切った後、一度使ってみたら角が引っかかったので、かどまる加工
(6) 出来上がり!カードに感想を聞いてみた
加工の様子
こちらがセレマルノルマンです(右上が外箱)。左上にスタンダードサイズのタロットを並べてみました。
上段は「切っても良い?」と一枚引きで聞いてみた結果です。
ユリ
「待って、よく考えて」と読むことも出来そうですが、今回は「切っても良い?OKなら華やかなカードを出して」と意図して引いています。そして出たのが大輪のユリ。華やか、ですよね。まず「花」ですしね(ルノルマンは駄洒落好き、とはどなたに聞いた言葉だったかな)。これは「OK」と読んで良いかな?
確認を込めて下段、二枚引きです。「持ち出しやすくなってよく使うようになるなら、切っても良いということ?」
錨、ハート
錨を「移動した先でとまる時に使うもの」と考えて、「切っても良い」と読みました(…が、今考えたら「このまま(=切らない)が良い」とも読めるかも🤔💦)。この時のボトムカードがネズミ。これは「切るには細やかな/気を使う作業が必要になる」と読みました。
裏面の模様に合わせて切る場所を確認したら…ハサミでチョキン!小さくなりました!
全部切り終わって、さっそく二枚引き。「これであちこち一緒に行けるようになったよ!どう?」さて、カードの答えは…
魚、ユリ (ボトムカード、ムチ)
「一緒にあちこち行って、じっくり仲を育みましょう」「時には意見のぶつけ合いもあるかもね」
と言ったところでしょうか。
ここまで来て家事のために一時離脱していたのですが、カードに聞きたいことが出てきたので切ったばかりのセレマルノルマンを使ってみました。
「ティーカップを買おうと思うんだけど、色の組み合わせで悩んでて…どれがオススメ?」
二枚引きの4択です。
カードの並び的には、左から2番目の選択肢が良さそうかな…と思いながら、質問を変えて聞いてみました。
「この組み合わせで買ったら、私はどんな気分になる?」
今度は三枚引きしてみたので、時間の流れも読みやすいです。
ハート→道→鳥 (ボトムカードは十字架)
「これ好き!欲しい!と思って再入荷を待っていた商品。色の組み合わせで今いくつも選択肢がある。買ったらおしゃべりが弾みそう」
出たカード4枚を色で(強引に)読んでみると、
ピンク(背景)、黄色(道)、白(花)、黄色(背景)
と読める…ような…気がする…?
色で読むのはメッチャ強引でしたが、ひとまずこの選択肢で良いだろうと読み、注文しました😃
実占に使ってみた結果、トランプサイズになったのでシャッフルがしやすい!でもやっぱり角が引っかかります。
四隅をテプラ用のハサミでカットしました。
(間違い探しレベルの画像になってしまいましたが、四隅が少し丸くなっています)
手持ちのカードケース(無印良品)に入れてみたところ、シンデレラフィット!!これで持ち運びもバッチリです!
「これで完成だよーどう?」と今回のトリミングの感想を聞いてみたところ…
山、ユリ(ボトムカード家)
でした。「大変だったけど、成長(成熟?)したわ(良いおうちも見つかったし)」といったところでしょうか。よくシャッフルしているのに、今回はユリが何度も出ました。熟女デッキ…?
最後に…
カードを切ることには賛否両論あると聞きます。カードには命(あるいはそれに近いもの)が宿っていると考える方から見ると「大切なカードを切るなんて言語道断!!」なのだと思います。特に今回の場合はボーダー(外枠)部分の切り落としではなく、絵柄そのものを切っていますものね…。
私は、カードに限らず大切にされたものには魂が宿ることもあり得るだろう(付喪神とかけっこう信じてる)けど、あくまで道具は道具ですし。面白半分に切り刻んでいるわけではないので、例えば私たちが髪を切るのと似た感じで、切ることでより良くなるのならそれもアリなのではと考えています。
裏から見てどのカードか分からないようにする為、全て同じ位置で切ったことで、トリミング位置が微妙になってしまったカードもありますが(上の写真だとハートは右端が切れてしまっています❤️💦)、シャッフルしやすくなったし、枚数の多い展開もやりやすくなったしで、個人的には満足の結果となりました。おしまい。
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