俺の奮闘記 vol.21 BMO

BMOに参加して来た。9回戦やって疲れ果て、noteはもう書かなくていいかと思っていたものの、いい記念になるのでやっぱりちゃんと書いておくことにした。
ちゃんとと言っても構築論や戦術云々ではなくて、大会参加までの過程とか当時何考えてたかとか、そういうところを散文で。
長くなりそうなんで結果だけ先に書いとくと、URドラゴンで4-5だった。自分としては御の字。



・使用デッキについて

URカウンターバーンとカナディアンスレッショルドを両手に握りしめたまま死ぬつもりだったので、基本は二者択一。カナスレはマークタイドと忍耐(読み方が英語だったり日本語だったり気持ち悪いけど、自分が普段呼んでる方で書いてます)が死ぬほどキツいので、消去法的にカウンターバーンでの参加を決意。TCの平日大会でシコシコと回し始める。


この平日大会周回がそれはもう全然勝てない。そもそも半引退状態からいきなりコントロール握って勝てるほど甘くないのは重々承知だったのだが、それにしたって全く勝てない。言うまでもなくテンションはだだ下がりで、これまでほぼ必ず書いていた大会参加記事すら書く気にならず。それほどに負け越した。
カウンターバーンで参加した最後の平日20時でURデルバーとマッチアップし、こちらは会心のトップを連発しこの上なくスムーズに回っていたにも関わらず、表現の反復と予報をぽんぽんと撃たれて一気にアド差をつけられてなす術なくボロ負けした。試合終了時、こちらの手札は1枚で相手の手札は4枚あった。このゲームが決定打になり、完全に心が折れた。
火力とカウンターという1:1交換札の束こそがカウンターバーンなのだから、あんなに簡単にアドを取られたら勝てる訳がないではないか。表現の反復を全て打ち消せというのか?予報も?手札の質を底上げするチャネラーと、一足飛びにキルターンを詰めてくるマークタイドに対処しながらか?しかもデイズをケアした上で?ゲームにならない。
僕にはもう無理だ、死儀礼がリーガルだった頃のグリデルの方が遥かにマシだった。なんで反復禁止にならねーんだおかしいだろ。そんなことを居酒屋で友人に愚痴り倒しながら、カウンターバーンでのBMO参加を断念した。


断念した、と言ってしまえば一言だが、この決断は重かった。MTGを、少なくともレガシーを辞めてしまおうかとすら思った。そのくらいバキバキに心が折れていた。
僕が1枚目のボルカを買った頃、レガシーフォーマットは「牧歌的」だと言われていた。メタゲームの回り方がゆるやかで、たまにしか大会参加できなくとも環境についていけるのだと。同じデッキをマイナーチェンジしながら長く遊べるフォーマットなのだと。ある意味では今も牧歌的なのかもしれない。例えばデスタクやSnT系のデッキはアーキタイプとしてはバリバリ現役だし、デルバーデッキが強いのは昔からだ。他にも数多のデッキが形を変えつつ生き残っている。全く新規のアーキが雨後の筍のように産まれてくるフォーマットではないだろう。むしろ既存のアーキで成り立っているような気がする。しかし、今は新規のカードが入ってくる勢いが凄い。レガシーで定番だったカードが少しずつ過去になっていく。レガシーで遊び始めてたかだか数年。僕なんかより遥かに長くレガシーに浸かっている先輩方はどう感じているのだろうか。歴戦の猛者達は、目まぐるしく変わっていく環境を楽しみながら、鼻歌混じりでスキップしているのだろうか。
僕にとってのMTGは、というよりレガシーは、読書にとても似ていた。興が乗ったらずんずん読み進めればいいし、忙しくなったら読むのをやめればいい。また時間ができたら、続きから読み始めればいい。レガシーもそうだった。カードから離れていたこの半年間、実は仕事の方が大変辛かった。でも、辛い時期が過ぎればまたデッキを握りしめて大会に出よう、TCに遊びに行こうと、そう思っていた。宝箱の中にはキラキラ輝く宝物が入っていて、その宝箱はいつ開けてもいい。でも今、BMOという大型大会への参加が決まり、半年ぶりに宝箱を開けたら、中には何も入っていなかった。URデルバーにバチボコに分からされてカウンターバーンを諦めた時の心境は、まさにそのようなものだった。本当に心が折れた。


あの頃は良かった、昔は楽しかった、でも今は昔と比べてダメだ、面白くない。そんなことを言うようになったら辞めようと思っている。僕は十五年以上遊戯王にハマっていたが、リンク召喚の登場と共に引退した。リンクがダメだとは思わない。単純についていけないと感じた。5D‘sの時代は良かったなどと愚痴を吐きながらデッキを回したくはなかった。
僕のMTGもここまでなのか、そう思いながら未練がましく晴れのレガシーメタゲームを流し見していた時、イゼットドラゴンというアーキタイプが目に留まった。初めて見るアーキだ。リストを確認したところ、URデルバーからデルバーが抜け、チャネラーとマークタイドに加えて船乗りを滅ぼすもの(以下、亀)をクロックに据えていた。まだリストは数えるほどしか載っておらず、世のレガシープレイヤー達がまさに今、試行錯誤しているのだろうと感じた。
URドラゴン。いいじゃないか。なんというか、カッコいいじゃないか。そもそも僕はドラゴンが大好きで、遊戯王では十五年以上、一貫してドラゴンデッキを使っていた。遊戯王を共に楽しんだ友人達とレガシーに飛び込む際には、ドラゴンデッキではなくカウンターバーンを選択して大いに不興を買ったものだった。ワタルというHNも、ポケモンのドラゴン使い「ワタル」から取ったものだ。ちなみに大昔、仲間内で開催したポケモン大会にはドラゴン統一パで参戦していた。筋金入りのドラゴン好きだ。



僕はデッキを選択する際、クールかどうかを基準にしている。カッコいいデッキを握りたい。試合が終わった後にプレイングを悔いることはあっても、握ったデッキを後悔したくはない。心底カッコいいと思えるデッキなら後悔しない。それが僕のカードゲームに対するスタンスであり、僕にとってのクールなデッキは、カウンターバーンとカナスレだった。
完膚なきまでに負け、カウンターバーンを諦めて、カナスレに手を伸ばす気になれずにいた自分にとって、URドラゴンとの出会いで芽生えた感情は、ことMTGに関する限り久しぶりの、ちょっとしたワクワクした感情だった。この小さなポジティブな芽を大事にしたい。MTGから離れるにしても、この新興のアーキを握ってBMOに突撃玉砕してからでも遅くない。マークタイドをはじめとした必要パーツを半ば捨て鉢な気持ちで買い揃えた。初めて大会に参加した日を「MTGを始めた日」とするならば、僕がMTGを始めてから握る3つ目のデッキ、URドラゴンが完成した。




・URドラゴンについて

URデルバーからデルバーを抜いてミッドレンジに寄せたアーキ、ということなのだろう。チャネラー+シュレッダー+マークタイドの構築が主流。僕が晴れの「イゼットドラゴン」のページで最初に見たリストはシュレッダーではなく亀を取っていて、ドラゴン盛り盛りの構築にピンと来た。最初にこのリストを見てしまったが故に、最後までマークタイド+亀の構築に心を囚われることになる。

兎にも角にも、色々なデッキを参考にして自分なりにでっちあげたリストがこちら。

4 Dragon's Rage Channeler
4 Murktide Regent
4 Sailors' Bane
4 Brainstorm
4 Thought Scour
4 Lightning Bolt
1 Unholy Heat
4 Daze
1 Force of Negation
4 Force of Will
4 Ponder
4 Expressive Iteration
4 Flooded Strand
1 Island
1 Mystic Sanctuary
4 Polluted Delta
1 Steam Vents
4 Volcanic Island
3 Wasteland

亀4!?

まずは使用感から確かめる必要があるので当然の亀4枚。8castみたいな感じで8dragonと言い張りたかったという理由もある。メインから搭載しているFoNは亀フラッド受けであり、序盤に腐る亀をコストにできるという水も漏らさぬ神算鬼謀。一応、インスタントやソーサリーをコストにすれば実質亀のマナ加速になる。天才か?
思考掃き4で速やかにマークタイドの餌を揃え、中盤以降の亀に繋げるという方針。この時点ではシュレッダーを取るという選択肢は無かった。亀を遅滞なく運用するには謀議ではモタつくだろうと考えていたのだ。
このリストをTCに持ち込み、無事1-2。


UR Dragon(8dragon)
R1 赤単プリズン ◯××
R2 スニークショウ◯××
R3 8cast ◯×◯
1-2

染みる一勝。

カウンターバーンでストレート負けを連発していたこともあり、敗北したR1、R2でも1勝をもぎ取れたことが素直に嬉しく、なんとかこのデッキを調整してみようと腹を括った。この時点で亀4はあまりにも重いという結論に達する。
ちなみにTwitterで8dradon云々とわめいていたら、み◯すと先生(8castの総本山)から「最近の8cast、6〜7castだから減らせば?」というリプライを頂戴して爆笑した。ぐぅの音も出ない。


本来ならば同じリストで何度も回したいところだが、さすがに動きが悪いので調整。亀を減らしたリストが以下。

4 Dragon's Rage Channeler
2 Brazen Borrower
4 Murktide Regent
2 Sailors' Bane
4 Brainstorm
2 Spell Pierce
4 Thought Scour
4 Lightning Bolt
1 Unholy Heat
1 Force of Negation
4 Force of Will
4 Ponder
4 Expressive Iteration
2 Mishra's Bauble
4 Flooded Strand
1 Island
1 Mystic Sanctuary
4 Polluted Delta
1 Steam Vents
4 Volcanic Island
3 Wasteland

デイズの霊圧が消えた…?


デイズで土地を戻すことにより反復のキャストが遅れるのにイラつき、思い切ってピアスに変更。思考掃きを相手のエンドに撃つために1マナ立たせておくことが多いので、せっかくならピアスまで構えてやろうという魂胆である。
URデルバーの海であると盛んに言われていたが、思っていたよりもコンボが多い印象だったのもピアスに変えた一因だ。

ちょうどこの時期TCに行くことができず、夜な夜なDiscordで仲間達と調整を繰り返す。週末は23時頃から始めて3時4時までぶっ通しだ。文化祭前日の放課後というか、締め切り間際の同人活動というか、とにかく慌ただしくも濃密な時間を過ごした。


亀を4から2に減らしたことで、当然ながら手札事故率は低減した。火を見るより明らかとはまさにこのこと。ピアスは悪くもないが良くもないという微妙な感じ。そもそも思考掃きとかいうカード弱くないか?と思い至り、ようやくシュレッダーの採用を検討し始める。亀のキャストに向けて序盤〜中盤に思考掃きを撃つくらいなら、シュレッダーとチャネラーに序盤から殴りに行って貰った方が話は早い。思考掃きの枠がシュレッダーになるのであれば序盤に1マナ立たせる余裕はなくなるので、ピアスをデイズに変更。プロキシで回した感触は悪くなく、この構築でTCに持ち込むことに決めた。BMO2日前、最後の実戦の機会だ。


そんな訳で仲間と予定を擦り合わせ、11時回から参戦すべく朝から高田馬場へ。この日、Twitterで連載しているエピソード・ライ太の進捗が死んでおり、当日朝8時から11時前まで馬場のドトールでヒィヒィ言いながら漫画を描いていた。大会開始5分前に受付に滑り込み、息を切らしながら11時回にジョイン。時間が無かったのでシュレッダーは買えず、そのままの構築にて。

11時
URデルバー
R1 マーフォーク◯◯
R2 ゴブリン×◯×
R3 ステロスニーク(ヤジ)××
1-2

ここまで調整しておいてまさかのURデルバー。前夜、戯れにURデルバーを一人回ししていたのを忘れてそのままだった。貴重な実践の機会を逃してしまい地団駄を踏む。
トップメタを握っても当然のように負け越した訳だが、もしここで勝ち越してしまっていたらBMOはURデルバーで出ていたかもしれない。そのくらいURデルバーは使用感が良かった。


11時回終了後に速攻でシュレッダーを購入。結構な値段するし使うかどうかわからなかったので二の足を踏んでいたが、思考掃きを諦めた今こそ買わずにいつ買おうというのか。

エッッッ!!!


シュレッダーをデッキにぶち込み14時回にジョイン。これでシュレッダーがうまく動かなかったらそのまま買取カウンターに叩きつけて今夜の酒代にでもしてしまおうかという腹だ。結果やいかに。


14時回
URドラゴン
R1 スニークショウ×◯×
R2 フードチェイン××
R3 bye
0-2


すいません、買取カウンターってどこですか?
せめてR3までやらせて欲しかったが、弱者に人権は無いのでしゃーなし。俺これ本当にBMO出んの?
負けはしたがシュレッダー自体の感触は実のところ大変良く、買取カウンターに叩きつけるどころか3枚目を追加購入した。高い高いと騒いでいたが、実際使ってみたらお値段以上だ。雑に3枚目のシュレッダーをデッキに放り込み17時回へジョイン。


17時回
URドラゴン
R1 ステロスニーク(ヤジ)◯◯
R2 謎鍛冶×◯◯
R3 赤単イニシアチブ◯◯
3-0

シュレッダーが板!!



この3-0リストでBMOの事前デッキ登録を済ませ、20時回はスキップして仲間と無限にフリプ。本番でシュレッダー、チャネラー、ガラクタ辺りでの誘発忘れをしないように練習を重ねた(フラグ



・BMO

そんなこんなでBMO当日。片道2時間で9時開始。遅刻は避けたいので朝5時起きだ。前夜はギリギリまでエピソード・ライ太の作業をしており睡眠時間は4時間半。そもそも連日マンガの作業で睡眠はゴリゴリ削られていて体調は万全とは程遠い。今にして思うが、せめて前日は休載してもよかったのではないか。
なんとか横浜まで辿り着きレッドブルを飲み干し仲間達に合流。彼らは当日余裕を持つために近くのビジホに前泊していたのだが、なんやかんやで夜ふかしして僕より睡眠時間が短いという話を聞いて笑ってしまった。


今大会の登録デッキは以下の通り。直前のTCで3-0したリストである

亀がオシャレポイント。

4 Dragon's Rage Channeler
3 Ledger Shredder
4 Murktide Regent
2 Sailors' Bane
4 Brainstorm
2 Lightning Bolt
1 Pyroblast
3 Unholy Heat
2 Daze
1 Force of Negation
4 Force of Will
4 Ponder
4 Expressive Iteration
4 Mishra's Bauble
4 Flooded Strand
1 Island
1 Mystic Sanctuary
4 Polluted Delta
1 Steam Vents
4 Volcanic Island
3 Wasteland

1 Engineered Explosives
1 Flusterstorm
2 Hydroblast
2 Surgical Extraction
2 Meltdown
2 Pyroblast
1 Red Elemental Blast
1 Pithing Needle
2 Maddening Hex
1 Rough/Tumble

なんだかんだで亀2枚。


ライ太の連載の片手間にデッキをいじりはじめたのが二ヶ月前。半年もの空白期間からの復帰だった。亀を何枚取るべきか。そもそも亀を取るべきだったのかどうか。カウンターバーンを諦めてよかったのか、しっかりと練習すればまだまだ戦えたのではないか。少なくとも一度や二度はカナスレも試すべきだったのではないだろうか。後悔続きの人生だが、趣味の場でも後悔は尽きない。それでも、限られた時間の中で自分なりにデッキと向き合えた気がする。そんなことを考えながら、R1の卓に着く。



BMOレガシー(スイスドロー9回戦)

R1 エルフ
G1 3t目にビビモス走られて負け。速い。
G2 シュレッダー→火力→火力→不毛で削ってマークタイド8/8投下。勝ち。
G3 1ターンを争う好ゲーム。最後しっかりオーダー握られてて負け。振り返ってみたらマークタイド出さずにFoWのコストとして温存するべきだったし、1匹目のマークタイドで墓地の抜き方間違えてたりしてて結構後悔。次の試合に活かすぞ。
1-2

R2 マーフォーク
G1 1マリでよわよわハンドをしゃーなしキープ。お相手のクロック速くて負け。
G2 こちら最高の初手、お相手ダブマリ。魚を焼きながらマークタイドで勝ち。
G3 悪くはない立ち上がりだっだものの、真珠三叉矛3連打されて火力足りなくて負け。3枚目キャストされた時目の前が真っ暗になった。
1-2

R3 SnT
G1 お相手ダブマリ。こちら綺麗に回って勝ち。
G2 チャネラー2匹並べて血眼でカウンター探す。FoW×2セットとFoNかき集めてSnT弾いて勝ち。
2-0

R4 赤単スニーク
G1 チャネラースタート。チャリ1?あっふーんそういうデッキね…んじゃシュレッダーw思案、打ち消されるけどチャネラーのシュレッダー誘発でマークタイド探すンゴwとかやってたらスニークから世界棘飛んできて死んだ。
G2  開幕黒力戦。シュレッダーで死ぬほどハンド整えてクロパして勝ち。
G3 このデッキ土地しか入ってねーのか???土地引いてる間に速やかに殴り切られて負け。
1-2

R5 オムニテル
G1 SnTに対してFoN、お相手FoW、こちらもFoW、お相手さらにFoW、こちらもさらにFoWでなんとか弾いてチャネラーで殴り切り。右手が光ってた。
G2 ディフェンスグリッドをFoWで守られてそのまま負け。
G3 カウンターかき集めてチャネラーでクロパして勝ち。
2-1

R6 エルフ
G1 チャネラー2匹とマークタイドで完走。2t目からチャネラー飛ぶとクソ速いな
G2 開墾者いるの見えてなくてアーバーに不毛切ったらアーバーがクレイドルに化けて草。大量のマナからアロサウルスの恐竜にどつかれて負け。
G3 どんだけ掘ってもチャネラーもシュレッダーも引けず、モタついてる間に垣間見る自然から展開されてGSZ X=8からビヒモス飛んできて負け。ゲームを通してアロサウルスが強かった。
1-2

R7 赤単プリズン
G1 チャリ1弾いてラブル焼いてチャネラーとマークタイドで全力クロック。勝ち。
G2 開幕黒力戦。シュレッダー育てながら不毛2発捻じ込んでクロック間に合って勝ち。墓地対効かないシュレッダーくん偉いぞ。
2-0


R8 12ポスト
G1 不毛に針。緑タイタン回り始めて負け。
G2 不毛に針。忍耐で墓地抜かれてマークタイドが遅れてる間にウギン着地で負け。不毛切れないと完全にワンサイドゲーム。
0-2

R9 赤単ペインター
G1 ワムコ釣られて負け。このゲーム、3/3のチャネラーで攻撃するのを忘れるというルールミスを2ターン連続でやらかす。ジャッジに処理して貰ったが、スムーズなゲーム進行を妨げてしまい対戦相手の方には本当に申し訳なかった。すいませんでした。
G2 ダブマリスタート。早々に罠橋置かれてクロックが止まるも、お相手の引きが相当悪かったようでメルトダウンが間に合って勝ち。
G3 ダブマリスタート。シュレッダーの誘発で次々に反復が見つかり、全体的な引きの良さに助けられながらマスカン弾いて殴りきり。
2-1

4-5



勝ち越しを目標にしていたが、一歩及ばず。とはいえもっとボロクソに負けると思っていたので、とりあえずは満足の結果となった。
デッキの中のMVPはマークタイドとシュレッダー。特にシュレッダーはデッキの回りを円滑にすると共に、墓地対策下ではマークタイドに代わりフィニッシャーを務める奮闘ぶり。亀は2度着地したが、勝ちに繋がるものではなかった。今後は亀2と否定の力をデイズ2と予報に替えてみようと思う。


自分のURドラゴンの改善点が見つかった一方で、他のデッキを模索してみてもいいかなと考え始めている。冒頭に書いた通り、僕はカウンターバーンとカナスレを両手に握りしめて死ぬはずだったのだが、そのどちらでもないデッキを握るという実績を解除したことで、なんだか肩の荷が下りたというか、視野が広がった気分になった。カード資産の関係で赤青緑までのデッキに限定されるが、他のクールなデッキを探してみたい。あるいは自分で一からデッキを組んでみてもいい。そんなことを考えながら、少しワクワクしている。僕はまだMTGの楽しみ方のほんの一部しか体験していないのかもしれない。


2ヶ月前、もうレガシーをやめてもいいんじゃないかと思っていた。でも今は、おそらくは奥深いであろうMTGの世界の中で少しだけ前進し、浮き足立っている。
側から見たら、久しぶりに復帰した男がなかなか勝てないことに腹をたて無様に喚き散らし、デッキと環境のせいにして、急拵えの新デッキをわちゃわちゃと回し、本番のBMOで予定調和的に負け越しただけの話だろう。その辺にいくらでも転がっている、聞くのも嫌になるような退屈な話だ。それでも僕なりに得るものがあった気がしたので、ここまで長々と書いてきた。
BMOに向けて、調整グループを気取りながら仲間たちと毎日のようにLINEでやりとりした日々は充実していたし、本番の9回戦はまさにMTG漬けの一日で、本当に楽しかった。勢いのままになだれ込んだ居酒屋で飲んだ生ビールは感動的に美味かった。BMOが終わった後も、次はどんなデッキを握ろうかとあれこれと調べ回っている。なんと12月にはエターナルパーティーが開催されるようだ。新しい目標ができた。次こそは勝ち越してみたい。まだしばらくはMTGを楽しめそうで、安心している。


追記
描き終わってから思い出したけど、カウンターバーンとカナスレの他に一瞬だけURスタイフルノートを回していた。コンボ要素が肌に合わずすぐに諦めた上、パーツの大部分も借り物だったのでノーカウントとする。

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