見出し画像

幸せを探しに

きっと私は一生幸せになれないまま自ら死を選ぶのだろうな と感じる。

デビューライブが無事終わり、昨日と今日は2連休だった。
その2連休で仕事のことやプライベートのことや今後のことを考える時間が増えて、どうしようもないくらい苦しくなってしまった。
デビューライブが終わればきっと全部大丈夫になると、勝手にそう思っていたが全くそんなことはなかった。
私は誰にとっても特別ではなくて、ただの登場人物Aにしかすぎなくて。
何も期待しなければ苦しくないと思っていたけれど、やっぱり期待は意図せずしちゃうもので
気付いたらまたひとりで泣いている毎日。

デビューライブ、ペンライトがキラキラで眩しかった。赤色のペンライトはたったひとつだけ。私には居場所などないのだと思った。

アイドル歴だけは一丁前に長いけれど、きっと新しい地に私の前世を知っている人など居ない。また0からのスタートになるのだと悟った。

私はアイドルが大好きで、幼稚園の頃からの夢だった。そんな夢だったアイドルに、高校3年生でなれた。夢が叶うって、こんなにも世界がキラキラして見えるのかと当時は驚いた。
それからのアイドル人生はとても楽しいもので、時に悩むことも少なくはなかったけれど
ファンのみんなのおかげでなんとかここまでやってこれた。
でも環境は大きく変わった。グループも、名前も、客層も、私のファンの熱意も。

1番になれないことだって、特別になれないことだって、ずっとも永遠もないことなんて全部わかっていた。
分かっていながら、私を選んで隣で笑っていてくれたら幸せだった。

まだデビューして間もないのでこれからどうなっていくかは分からないけれど、きっと私は今まで以上にアイドルに真剣に、精一杯に取り組んでいかなければいけないことだけは痛感している。

もっと可愛ければ、もっと歌が上手ければ、もっとダンスにキレがあれば、考えればキリがないけれど、これから私を見つけて、少しでも私のどこかに魅力を感じてくれる方が現れることを願って、私は私なりに出来ることをコツコツとやっていこうと、そう思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?