今週(7月19日〜23日)のための為替考察。
例年より早く梅雨明けした今年、待ってましたとばかりに天気は晴れて猛暑になるところも。熱中症には気をつけてくださいね、喉が乾いて無くてもこまめな水分補給を。
ペットや小さいお子さんが車内に閉じ込められたり放置されたりという事故も多いので、お出かけのさいは気をつけてください。
ドル円
拡大日足を見て分かる通り、一週間レンジ推移でした。といってもつまらない相場ではなく動きのある内容でした。
まず注目すべきは4時間足で見る黄色チャネルとフィボ50が重なる110.60でのサポレジ転換。ここでショートエントリーした人もいるんじゃないでしょうか? そして一旦白チャネル下限まで落ちてから今度はフィボ38.2でキレイに反発。強く意識されるフィボ23.6での攻防が1時間足では分かりやすく見て取れます。
フィボナッチ・リトレースメントの本来の使い方は価格の戻し率から見るトレンドの強弱です。ドル円では上から下に引いているので上への戻し率なわけですが、61.8を天井にしてすぐ50%でサポレジ転換しているということは、トレンド転換の気配が強いということ。しかしイコール転換するよ、というわけではないので注意。ダウ理論でも「明確な転換」が無い限りは転換ではないと言います。
とはいえ、チャネルを明確に下抜けした上でのサポレジ転換ですので、少なくとも短期では下目線で見ていきます。というのも、先週の考察でお話した通り、このまま上昇していくとしたら今は『上昇のための下げ』の段階。なので、109円までは下目線です。
もし109円を下抜けた場合は二つのシナリオがあります。107.5での水平線を作っていくパターンと106円で反応するパターンです。ともあれ、そこまで落ちたら112円はしばらくおあずけですね。
ユーロドル
4時間足を見て分かる通り今月からフィボ38.2が天井となり、15日にはフィボ23.6でキレイに弾き落とされ、移動平均線も雲も上で14日には改めて紫ラインの反応もありました。ドルも上がり下落の根拠しかありません。
このまま紫ラインを下抜けするようなら、予定より早いですがショートエントリーしたいと思います。
ここまで根拠が強い相場でも逆シナリオは考えます。9割下落だろうと思っても1割は裏切られる。その1割が起きた時に対処出来るようにです。例えばフィボ38.2が強いレジスタンスになってるということは、裏返せばレジサポ転換したら跳ねる土台になるということ。そうなったら今までのシナリオ通りロングです。
ポンドドル
今月から何度も1.390(フィボ38.2)にアタックするも抜けれず落ちてきました。ただレンジ範囲内であって方向性は未だ定まりません。フィボ1ラインを下抜けしたのも7月2日に残った下ヒゲだけです。
いつぞやのGOLDと同じく、ブレイクした方に付いていくトレードになりますね。
このまま落ちていくとすると1.380(フィボ78.6)を天井にして落ちると思われるので、今週はそこの反応に注目です。
GOLD
遅めのリバかと思えばそんなに大きく戻すこともなくフィボ50手前で失速。38.2で攻防しつつ紫ラインで反応しました。ここからまた上がるとしても38.2に弾かれてライン下抜けてく公算が大です。
攻防があるとしたらやはりフィボ23.6のあたり。跳ねて上がるとしたらシナリオは二つ。紫ラインと38.2が重なる頃にそこを天井として落ちるのと、ラインを無視した38.2を軸としたレンジ相場。
長期はずっと上目線ですが、短期〜中期では下目線なので紫ラインを下抜けた場合はフィボ23.6の反応に注目です。
GOLDはテクニカルに素直で投資向きなコモディティなので、本当ならショートは狙わずロングのみを狙うべきですが、短期で狙えそうならショート狙っていきます。大きく下げたらロングを虎視眈々と。
今週のための為替考察は以上です。
今週のFXはこれといって大きな指標はなく、ファンダで荒れることは無さそう。
注意なのは、今週はオリンピックのため19日が平日となり、代わりに22,23日が連休となる今年限りの変則休日だということ。
皆さんに爆益がありますように🌸
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