タバコの発芽について

個人輸入したタバコが発芽したので記事を書く。
タバコの栽培は合法だが、製造は違法なので注意。タバコの葉を乾燥させるとたばこ事業法違反になる。鑑賞目的の栽培はセーフ。

前回の記事はこちら。

種まきについて

タバコは好光性(光を当てると発芽する)なので、土は被せずにそのまま種子を蒔く。種子のサイズが小さいので粒子が小さめの土を使う。
ホームセンターに行くと「種まきの土」みたいな商品が売っているのでそれでよい。

温度は20℃程度は必要。
冬場にヒーターで温めて発芽させようとしたが、光不足で徒長(ひょろひょろカイワレ大根のような状態になること)になったので気温が暖かくなってから蒔いた方が楽。

関東だと3月下旬くらいには発芽した。幸い、温度が低い状態で種を蒔いて放置しても気温が上昇すると発芽する程度には頑丈。適当フィーリングで蒔いても問題はない。
気温が低い状態で蒔くと種子が死ぬ植物は結構あるので、この点はありがたい。ヴァージニア植民地の礎を築いた植物はやはり違う。


忍び寄る粛清の影を知らぬ幼子達


間引き

種子のサイズが小さく、数をわざわざカウントせずに蒔いたので芽がたくさん出てくる。

熾烈なる権力闘争への序章

全員育てる気はさらさらない。ここで粛清(間引き)を行う。
他と比べて小さいのは容赦なく抜く。大器晩成型で後から大きくなる可能性もあるが、早期に芽を出せないのは粛清の対象にする。
大器晩成型は日の目を見れない。世の中は残酷である。

粛清の生存者

しばらくして芽が大きくなってきたら再び粛清を行う。
ある程度サイズが大きくなってきたら苗を一つのポッドにつき一つに絞る。
同じくらいのサイズでも直感で間引く。二兎を追う者は一兎をも得ず。ここで一つに絞らないと、どちらもサイズが微妙になる。
たとえ実力が同じくらいであっても、権力者のきまぐれによって片方は寵愛を受けるが、もう片方は失脚するなんてのはよくある話。独裁者になった気分で間引きする。


勝者総取り

日々のお世話

土が乾いていたら水をやる。週に一回のペースで液肥を与える。苗が小さい頃は水切れに弱く、油断するとすぐ枯れていた。
枯れてもタバコの種子を大量に保有しているので心は全く痛まなかった。
ストックが多いと気持ちにゆとりが生まれる。数エーカー分の種子はあるので多少枯れても痛くも痒くもない。

まとめ

外気温に任せて発芽させた方が楽。
タバコの種子を蒔いて、ぶちぶち間引きするのが思ったよりストレス発散になった。独裁者になって粛清する気分が味わえる。

成長速度が思ったより遅いのが気がかりである。

FAO(国連食糧農業機関)によるとタバコは播種から120日程度で収穫できるらしいが、現状だと発芽からそんなに早く収穫できそうにない。

育ちが遅いのは管理をミスってちょこちょこ全滅させているからなのもある気がする。数が多いと個々の扱いが雑になる。

数はいくらでもあるからもう少し色々実験してみる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?