ウマ娘 RTTTを語りたい。

 当作品であるが、正直ここまでのめり込んだ作品自体が人生初で、上映期間は勤務以外毎日映画館に足を運んだ。居住地から最寄り映画館まで300kmあったため、2週間の上映期間で30万以上の交通費+燃料代を使ったが、悔いはない。本当に幸せな2週間でした。円盤化を心よりお待ちしております。


↓以下感想



・ナリタトップロード
 好きにならない理由が無かった。ダービーでのアドマイヤベガに1着を許してしまった時、勝ちきれない自分、応援してくれた人達が離れていくかもしれないという恐怖、菊花賞で掴んだ勝利の時の涙のシーンは中村カンナさんの演技と作画も相俟って、あまりにも美しすぎる。連られてこっちまで泣きそうになるほどだ。酒入ってる時に観たら涙腺崩壊は不可避であろう。
 責任感が強く、誰かのために戦える娘って本当に素敵だと思う。実馬のナリタトップロード号の菊花賞優勝時の渡辺薫彦騎手が手を上げる瞬間の映像観て泣きそうになった。
 泣き顔があまりにも美しく、笑顔があまりにも眩しい。愛してる。

・テイエムオペラオー
 正直、自分にとってあまり好きでもなかったキャラクターであったが、この映画を見て大好きになってしまった。ナリタトップロード、アドマイヤベガはトレセン学園高等部でありながら、テイエムオペラオーは唯一の中等部であるが、周りが見えすぎている。本当に中等部か。
 自らの覇道の為に戦う恐るべき自信家のナルシストであるが、しかし自分のライバルに輝いてほしいと祈ったり、自らを破った者を心から祝福するなど、ナリタトップロードと同じくあまりにも人が出来すぎている仲間想いの極みであろう。  
 もうお前自衛隊に来い。
 菊花賞でのラストスパートがあまりにもカッコよくて惚れる。「劇場版ウマ娘 新時代の扉」にも出て来るのが心の底から嬉しかったし、最高だった。愛してる。
 P.S.新キャラソンの「Forever gold」カッコよすぎんか?

・アドマイヤベガ
 本作は彼女、アドマイヤベガの育成ストーリーを、主人公兼ライバルとしてナリタトップロードに任せた作品と言ったらしっくり来る。
 生まれる前に死んだ、自分の中に居る「双子の妹」に勝利を捧げるために走っている。実馬のアドマイヤベガも双子であったが、片割れは墮胎されている。これは虚弱化や死亡リスクを下げるために競走馬の繁殖の上で実際に行われている処置であり、それが題材になっている。
 自分自身が楽しんで走る、ライバルと共に戦う事を拒絶するような態度を取るが、本当は面倒見の良い優しい娘である。愛してる。
 尚、本性であるが、ふわふわしたものが大好きであり、育成ストーリーの重さに反して、かなり天然で愉快なお姉さんである。正直3人の中では一番ネタ枠感が否めないが、RTTTにそこを期待してはいけない。
 BGMが完全に泣かせに来てる。
 トップロードが彼女を夜明けへと導く流星だった演出、酒入ってたら号泣している。

・沖田トレーナー
 ウマ娘のトレーナーは何故ここまで魅力的なのか。トップロードとの師弟関係が余りにも理想的過ぎて、最推しのトレーナー&ウマ娘のコンビである。菊花賞でのトレーナーの涙でこっちまで泣きそうになった。酒入ってたら号泣していたことだろう。

 ウマ娘の良さは「勝ちたい」「最強になりたい」「大切な人の為に」という純粋な想いと想いのぶつけ合いであり、そこに正義も悪もない。故にあまりにも美しく、そして切ない。RTTTは人生です。


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