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ブルーアーカイブ The Animation 第12話の感想と気になりポイントについて


はじめに

このnoteは表題のアニメについて、個人的な感想や気になった箇所を纏めたものとなっています。
そのため、あくまで個人の意見や感想である点をご承知おきください。

また、アニメの範囲に限らずに言及することがあるため、
ブルーアーカイブ全体のネタバレが含まれる可能性があることにご注意ください。

なお、執筆者は文章を書くことに慣れておらず、また本noteも文章のクオリティを期待するようなものではないことをあらかじめお伝えさせていただきます。

※本note内で利用しているアニメ画像はブルーアーカイブ公式Youtubeチャンネルにアップロードされている本編映像をスクリーンショットしたものとなります

ざっくり感想

それではさっそく個人的に気になった箇所の感想から。

カイザーPMC兵士との戦闘描写

最終回となる今回、ホシノを救出するためにvsカイザーPMCの戦闘がメインとなった訳ですが、今までのブルアカアニメ以上にカイザーPMCの兵士との戦闘描写が見られたのが個人的に新鮮に思えたところでした。

ゲームではテキストとしてあっさり流されたり、ゲーム内戦闘として消化されがちですし、今までのブルアカアニメとして見ても、どうしてもその存在感を感じづらい形になっていたため、援軍を交えた総力戦を引き立たせる形での登場とはいえ、予想以上にその存在感が出ていたのは中々嬉しかったですね。

メインは生徒側なのでその実力や活躍が明確に描かれることは少ないですが、こういった要素が長く描写されると、ブルアカ世界での存在感や世界観をよく感じられて個人的にありがたいところでした。

カイザーPMCの兵士たち

援軍のアニオリ戦闘描写

対策委員会 vs カイザーPMCとの戦闘の中、回答を保留にしていた各勢力が援軍に来てくれましたが、その登場シーンや戦闘描写がアニオリ要素盛りだくさんとなっており、またその内容がしっかりと盛り上がりを与えてくれるようなものになっていたのがとてもよかったですね。

各メンバーそれぞれにしっかりと見せ場のシーンがあったのも良かったですし、最終的に各援軍が全員集合してカイザー理事の相手をするという展開になっていたのは、ファンサービスとしての要素が感じられたのもあり、中々面白いところでした。

また、それぞれの見せ場の中でも特にイオリが強めに描かれていたのが少し印象的でしたね。
今まで、ヒナ以外の風紀委員は大したことがない、という話が聞こえてきた中でのアニメのイオリの活躍だったので、ブルアカアニメを見てきた中でも上位に入る新鮮な描写だったように思います。

ちなみに、この援軍のメンバーの中でも頭一つ抜けて強いはずのヒナが控えめな戦いをしていたのもある意味で予想外なところでしたね。
ゲームの頃にぼかして表現されていたその圧倒的な強さを見ることができなかったのは少し残念でしたが、アニメとしての綺麗な締めの範囲に収めるためにはまあ妥当な描写の範囲だったと思いますので、このあたりはエデン条約編でスポットが当たることに期待したいと思います。

援軍勢力 vs カイザー理事

ホシノの心情描写とラスト

Bパートではホシノの心情描写がメインとなっていましたが、その描写がかなり気合の入ったものに仕上がっていたのがとても印象的でしたね。

ホシノの後悔を絡めつつ、対策委員会の各メンバーへの想いも一人一人丁寧に描かれ、ユメ先輩との会話についてもしっかりと描写されており、最後ののシーンに綺麗に繋がるように作られているというとても丁寧で熱くなれる描写だったように思います。

また、ラストのホシノを迎えるシーンについても、ゲームで感じた情景を彷彿とさせるような綺麗な締めになっていましたね。
ブルアカアニメを見てきた中で、生徒の描写についてはかなり力を入れているように感じていた部分だったので、ラストまでそれをしっかりと貫いてくれたのは素直に嬉しいところでした。

気になりポイント

以下、個人的に気になった箇所をピックアップ。

エピローグ割愛

アニメでは、最後に対策委員会がシャーレの承認を受けたことを示唆する集合写真が映って終わっていましたが、その承認の話やアビドスの借金問題についての言及がないまま終わったというのが、少し引っかかる要素として残ってしまっていましたね。

個人的には、ゲーム既プレイなことや、ホシノを迎えるシーンからの流れがよかったこともあり、言うほど気になった訳ではないのですが、たしかにアニメだけを見ると結局根本的な問題が解決していない状態になってしまっていたように思います。

最終回としての締めはとても綺麗な形になっていたと思っていますが、もう少し尺があればゲームでのエピローグと同じようにさらっと説明を流すことができてよかったかもしれないですね。

アニメ後に2ndPVが流れた件

最終回のテレビ放送時、最後の最後にCMとして2ndPVが流れていたようですね。

これがただのファンサービスなのか、今後のブルアカアニメの意気込みを込めたものなのかは分かりませんが、個人的にこれからもブルアカアニメは続いてほしいと思っているので、そういう意味で2ndPVを流してくれたことはとても嬉しいプチサプライズでした。

今期のブルアカアニメ全体を見ても、要所から続編を作りたいという気持ちを感じられるような作りになっていたと思いますので、このサプライズが今後のアニメ展開に関係したものであることに期待したいですね。

ブルアカアニメ総評

ブルアカアニメも最終回を迎えたということで、さっくりと総評を書こうと思います。

まず、今回のブルアカアニメについてですが、個人的にはしっかり楽しめる出来になっていたとは思いつつも、客観的に見た時にそのクオリティとしてはOVAの域を出ないもののようにも感じました。

アニメとしては生徒の日常描写に力を入れた作品になっていたため、その方面を好む視聴者にはフィットしていたように思いますが、反面、中盤までの視聴者の感情移入先が定まりづらい構成になっており、また、定期的に挟まる戦闘描写のクオリティが視聴者の期待を上回る水準に到達していないことも合わさった結果、視聴を続けることに影響が及んだ方も少なくないと思います。

また、ソシャゲのアニメ化ということで、映像という情報量が多い媒体になったことによる世界観への没入要素や、ゲームで表現されていたゲーム的な戦闘描写、プレイヤーの分身となる先生の扱いについても、前述の日常描写にフォーカスした関係か、アニメとして綺麗に表現し直されていたかと言われると、その出来としては多くの人が一目でその魅力を感じられるような水準には至っていなかったように感じられました。

加えて、最終編までを通したゲームでのブルーアーカイブの体験や評判を基準にアニメを視聴した結果、そのギャップから視聴の継続を行わなかった視聴者も多かったように思います。

しかし、ゲームシナリオを再構成する中での様々な補完描写や生徒を大事にしたケアを絡めたシナリオの運び、アニオリ要素を交えた構成にはファンとして嬉しいものを感じたのもまた正直なところです。

序盤で先生の扱い方が伝わってこなかったのも事実ですが、中盤以降では先生の描写も多くなり、アニメにおける先生の立ち位置も示されていたように思いますし、戦闘についても期待を上回るような最高のクオリティではなかったものの、要所の盛り上がりどころでは単純な戦闘描写や生徒の掛け合いなども含めてしっかりと気合の入ったものをお出ししてくれていたように感じられました。
また、終盤に向けたホシノの心情に注目した展開についても良いアニオリ要素が混ぜ込まれた構成となっていましたし、そこで作った溜めをラストで綺麗に回収したのもとても良いところだったと思います。

たしかに、当初多くの方が期待したような出来ではなかったかもしれませんし、個人的な最終評価としてもOVA(所謂ファン向けのアニメ)の範囲に落ち着く作品だったかと思いますが、それでもファンとして見た時に十分楽しむことができる良いアニメだったというのが最後までブルアカアニメを見た個人的な感想です。

もし、以降のパヴァーヌやエデン条約などが映像化されるのであれば、今回のブルアカアニメの良いところを踏襲しつつ、世の中的に不評であった箇所には力を入れていただいて、既プレイ勢だけではなく初見の人にも一目で高評価を貰えるような、そんなフルパワーでのアニメ制作に期待したいですね。

おわりに

アニオリ展開を混ぜつつしっかりと盛り上がりどころもあり、ブルアカアニメとしても綺麗に締められた最終回でした。

総評の項目でも書いた通りですが、個人的にはファンとしてかなり楽しめた内容となっており、最終回が終わった今もその余韻に浸れる良いアニメだったと思っています。

また、以降のブルアカアニメの動きとしてですが、8月から順次BDが発売していくので、そのBDで主に作画がどのように修正されてくるのか、個人的に楽しみにしたいと思います。

ということで、最後まで読んでいただきありがとうございました。
いったんブルアカアニメについての感想は今回で終了となりますが、また機会があれば軽い気持ちでお付き合いいただけると幸いです。

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