一定の速度のリズムを定期的に聴き続けた際に時間が飛ぶ現象。その時に別次元に行っている説を提唱したい話。

 例えば掃除機の音。
 例えば机を拭く時の音。
 あるいは幾つかの車が行き交う街の音。

 そういう音を聞くとボーッとしてしまい。
 意識が朦朧として時間が飛ぶことがよくある。
 なんなのだろうか。不思議で仕方がない。

 人は自分から見た視点しか見ることができない。
 良くも悪くも、自分以外がメインキャラのゲームしかプレイすることができないのだ。だから自分の身体を客観的に見ることはできない。
 
 そんな中で私は思うのだ。
 もし記憶が飛んでいる瞬間、私の身体が別次元をさまよっていたら。そしてその次元の中で無意識の自分が毎回なんらかの戦闘をしており。その度に戦闘に勝って今の次元に戻ってきているのだとしたら。

 考えすぎは良くないとはいうが。
 たまにはそういう下らないことを考えるのも楽しい。

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