PROXY環境下のPCにgitとnpmをインストールする
職場のPCはproxy.pacファイルを使っており、固定IPアドレスによって、アクセスできるProxyサーバーを振り分けています。
Node.jsを使いたいときに、単純にインストールするだけでは利用できなかったので、今回、使えるようになるまでの手順をまとめておきます。
VSCodeのインストール
公式ウェブサイトからVSCodeのインストーラーをダウンロードして実行します。
Gitのインストール
Git 公式ウェブサイトからGitのインストーラーをダウンロードし、インストールします。
VSCodeでGitのPathを設定する
VSCodeを起動して「ターミナル」を開きます。
git cloneすると下記のエラーが出ました。
git : 用語 'git' は、コマンドレット、関数、スクリプト ファイル、
または操作可能なプログラムの名前として認識されません。名前が正しく記述されていることを確認し、
パスが含まれている場合はそのパスが正しいことを確認してから、再試行してください。
VSCodeがgitの場所を認識していないということらしいので、Gitのpathを通します。
VSCodeの左下の歯車から設定を選択。上の設定の検索に「git path」を入力して、「setting.jsonを編集」をクリックして、gitをインストールしたパスを記載します。
"git.path": "C:\Program Files\Git\cmd\git.exe"
「setting.json」を保存してVSCodeを再起動すると、ちゃんとgit コマンドが通りました。
Node.jsのインストール
Node.jsの公式ホームページからダウンロードしてインストールします。
VSCodeのターミナルでnpmコマンドを試してみると次のエラーが出ました。
npm -v
npm : 用語 'npm' は、コマンドレット、関数、スクリプト ファイル、または操作可能なプログラムの名前として認識されません。名前が正しく記述されていることを確認し、パスが含まれている場合はそのパスが正しいこと
を確認してから、再試行してください。
VSCodeを起動したままNodejsをインストールしたのが原因のようです。
再起動して、再度npmコマンドを試すと、次はOKでした。
npm -v
9.6.7
yarnのインストール
npmを利用してyarnをインストールしようとしたら、次のエラーが出ました。
npm install -g yarn
npm ERR! code EPROTO
npm ERR! syscall write
npm ERR! errno EPROTO
npm ERR! request to https://registry.npmjs.org/yarn failed, reason: write EPROTO B0450000:error:0A000152:SSL routines:final_renegotiate:unsafe legacy renegotiation disabled:c:\ws\deps\openssl\openssl\ssl\statem\extensions.c:922:
npm ERR!
npmにプロキシを設定します。ユーザー名とパスワードが必要です。
npm -g config set proxy http://<userid>:<password>@<server-address>:<port>
npm -g config set https-proxy http://<userid>:<password>@<server-address>:<port>
ユーザー名は下記コマンドで確認できます。
set user
これで、無事yarnもインストールできたので実行してみると、またまたエラーが出ました。
yarn : このシステムではスクリプトの実行が無効になっているため、
ファイル C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\npm\yarn.ps1 を読み込むことができません。
このエラーは、PowerShellのスクリプト実行ポリシーが制限されているために発生しているようです。
PowerShellを管理者権限で開いて、現在の実行ポリシーを確認します。
Get-ExecutionPolicy
Restricted
「Restricted」と表示されているので、実行ポリシーを変更します。
Set-ExecutionPolicy RemoteSigned
これで、yarnが実行できるようになりました。
参考サイト
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