μ-210を双眼RFTにしたい(7)

Baader MaxBright II + 1.25x GPC + Alan Gee mark IIでそろそろ限界か

BaaderからMaxbright IIが出た。Binotron-27より17mm光路が短い。いろいろ試したあげく,以下のセットアップで合焦した。

まず,μ-210のリアセルにT2クイックチェンジャー(QC)を直結させるアダプタ(コスモ工房さん製作)を取り付ける。

この後,T2QC → Baader GPC 1.25x (アミチプリズムにねじ込み)→ Baader T2 Amici prism → T2オス-T2オスアダプタ(TOMITA) → AG mkII (T2延長筒の中へ)→ T2延長筒(20mm) → T2QC→Maxbright IIとつなぐ。

これで無限遠にも合焦。アイピースはPhoton 25mm。実視野径はAG mkIIとGPCを使わない時の0.82倍くらい、0.8°ほどになっているようだ。

ただ,MaxbrightをBT-27に置き換えると無限遠には合焦しない(避雷針には合焦。微妙なところ)。さらに,AG mkIIをDenkmeier Power Switchのlow(0.66×)に置き換えても合焦しない。同じ組み合わせで,本来の順序であろう,アミチプリズムの前にAG mkIIを,後ろにGPCを入れても合焦しない。また,有効径25mmのGPCがプリズムの前に来ているので,光軸外の光量がかなり弱くなっているかもしれない。GPCと同じ倍率で大きな径のエクステンダーレンズをGPCの代わりに入れられれば解決するかもしれない。
あるいは,もっと焦点距離の長いアクロマートレンズ(スコープタウンさんで売っているD=50, FL=800や600など)をレデューサにすれば,単体で合焦するかもしれない(クローズアップレンズNo.2, FL=500ではまだだめそう)。GPCで光路を伸ばしておいてAGmkIIで今度は逆に短くするというややこしいことをするよりは,本来はそれだろう。

アイピースを24mm68°のものにするともう一回り広がるが,どうやらこの辺が限界のよう。

ちなみに,ここからGPCを抜いてAG mkIIのみでELSにつなぐと以下の通り。 アイピースの視野がケラれる。実視野は同程度だが,倒立像で見かけ視野もより狭くなる。