【無料】3/8ぺこCS優勝7-0エルドリッチ
1.はじめに
久しぶりの記事投稿となります。
優勝したらなにかしら投稿しようと思っていましたが緊急事態宣言によるCSの中止からはCSが開催されてもあまり出場していなかったり単純に勝てなかったりしてこのタイミングになりました。
ここからは実際に使用したデッキレシピとその構築に至るまでの考えと各カード採用理由について説明します。
2.デッキレシピ
いわゆる純のエルドリッチです。
最近ではしばらく通告と増殖するGは採用していませんでしたがいろいろあって入れてみて通告は普通に強かったです。Gはすこしかみ合ったので1日だけの結果で言えば悪くありませんでしたが今までの経験から言うと微妙なところではあります。
エクストラデッキもしばらくこのまま使っていて特に変更したい点もなかったのでここ最近使っていたのをそのまま使いました。
成績と対戦相手のデッキは以下の通りです。
召喚シャドール○×○サイコロ○
十二○○サイコロ○
エンディミオン○×○サイコロ×
サイコロ
トナメ
ヌメロン×○○サイコロ×
エンディミオン○×○サイコロ×
蠱惑×○○サイコロ○
メイド○×○サイコロ○
紙を触るのは久々だったのでED弱いデッキを使用しているのにも関わらず自身の感覚では割とゆっくりやってました。
それでもなぜか危機感も実際に時間が原因での危ないゲームも無く済んだので感覚的な判断力が染みついてきたのかもしれません(諸説)
3.構築に至るまでの考え
この環境で特定のデッキを使用していなければ勝つことが難しいなどとは全く思っていなかったのでずっと使い続けてる純のエルドリッチを使うことは最初から決まっていました。
メインにはγうらら御前を採用した構築をしばらく自分なりに納得して使っていたのでその他の細部のみを変える形にしようと考えました。
CSの参加者リストとプレイヤーのTwitterを覗いたところ恐らくエンディミオンとサイバース系とシャドールが多いと予想出来たのでこれらを意識した構築にしようと考えました。
それぞれを全て違うカードで対策しようとするとデッキの枠に収まらなくなってしまうのでなるべく同じカードで対策しようとした結果幽鬼うさぎとコズミックサイクロンの採用を検討しました。
最後に出たCSではコズミックはメインに採用していましたが使い心地が悪かったのでサイドに採用しようと思い、うさぎはあまりにも有効でない相手が多いので当然サイドでの検討をしていました。
しかしそうなると当然今まで入れてなかったカードをサイドに採用することになるので何かをサイドから外す必要が出てきます。
以前よく使っていた構築ではサイドにサイクルリーダーとメンタルドレインが3枚ずつ入っていたのでここを抜いてコズミックとうさぎを入れようとしました。
ドライトロンはもうそこまで多くないと思っていたのとコズミックを入れるならメンタルドレインが無くても多少電脳にも戦えるのではないかと思ったからです。
とはいえコズミックだけでは電脳相手が不安なのでその他にも有効で広い範囲に対して強い通告をメインに追加しました。
調整機会も時間もあまりなかったのでテキトーにADSで遊んでいたら電脳と何度か当たったのですが通告とコズミックはあまり電脳相手にはよくありませんでした。単純にライフコスト分を維持するためにこれらを採用していなければ取らないようなプレイをしないといけなくなる機会が多く思った以上に負けてしまいました。
これによりメンタルドレインを抜くことが出来なくなってしまいうさぎかコズミックのどちらかは最低でも採用を諦めないといけなくなりました。
対エンディミオンはじゃんけん勝てばなんとかならないかな…とかまあそんな何回も当たらないだろうと思ってじゃんけんに全ツすることに決めてうさぎを不採用としました。
今度はADSでドラゴンメイドと複数回当たったのですがメイド相手はサイドからコズミックを入れることを決めていたので実際に使ってみましたが特に勝敗に貢献することはありませんでした。
有効であることは間違いないと思いますがエルドリッチ対ドラゴンメイドの勝敗を大きく分ける要素に魔法罠を除外できるか否かが大して影響してこないことがわかりました。
ここでエンディミオン相手もじゃんけんに全ツしてるしコードトーカー相手もコズミックはあったらいいな程度でしかないのでわざわざシャドールのために採用することが嫌になりました。
シャドール相手もエルドリッチは不利ではないと思っていたので、十二獣のマクロコスモスだけ気になりましたがコンキスタ血染めでの処理手段もあるし羽根帚だけ残せばいいかと思いコズミックの不採用を決めました。
ここで今まで考えていたことが一旦白紙になり、また1から考えてみました。
ADSでドラゴンメイドに数回負けてしまったので当初電脳相手に強くする目的でコズミックと合わせて採用予定だった通告をそのまま残そうと考え通告の採用を決めました。
通告は効果を無効にし破壊するのでメイドをアドを取らせずに直ちに場から消すことができるのでバトルフェイズにも入りやすくなり勝利へ大きく貢献すると考えていたからです。
ADSプレイ時には通告が採用されていた状態でしたがそれでも負けてしまったのでこれだけでは不安は消えずサイドから後手でメイドに有効なカードを採用したいと思いました。
その分抜くことができるカードはサイクルリーダーくらいだったのでここを抜くことにしましたがそうなるとドライトロンに対して今度は不安が出てくるので多少威力は低くてもいいのでこの2つに対して後手からなんとかできるカードを探していて無限泡影の採用を決めました。
それと直近CS3回は展開系に先攻を取られて負けたのでさらに誘発の枚数を増やそうと思い大半の展開系に撃ちやすい増殖するGを2枚採用しようと考えました。
このデッキのGはあまり強い印象もないので3枚も入れたくないというのと他の誘発と重ねて発動して初めて仕事をすると思っているので初手に被ってほしくなく及第点である2枚にしようと思いました。
G1枚だけあってもどうせ通ることはほぼ無いので他の誘発へチェーンされる指名者の身代り的な存在として捉えています。
この時点でサイドデッキの内容はデッキレシピで載せた内容+G1枚との計16枚となっておりどれかを諦めるかメインに1枚押し込むかの選択になりました。
G以外のカードはあまりにも刺さる相手とそうでない相手が分かれすぎていて、ただでさえメインに御前試合が3枚も入っているのにこれ以上相手によって効力が大きく変化するカードをメインに押し込むのは無理だと判断しました。
そうなると1枚何か採用を諦めるかGを1枚メインに押し込むかの2択になりますがエルドリッチは墓穴の指名者がキツいデッキなのでG1枚なら通らなくても墓穴踏めるかもしれないしと思って妥協して無理やり押し込みました。
4.結論
エルドリッチはメインギミックの動きはそこまで強くなく環境に刺さるカードを何種類も採用しやすいという点が強みであり環境トップというよりはメタ側のデッキと認識しています。
そのため構築にはそれぞれの環境デッキに対して有効なカードを多く採用する必要が出てきます。
それは各環境デッキのメタの方向が散らばるほど多種のカードを採用しなければならなくなるということであり、それらをそれぞれ必要な枚数分採用していたらまともなデッキになりません。
まさに今の環境がその状態でありすべてのデッキに対して充分な対策をすることは不可能になっています。
筆者がこの環境でエルドリッチを組む際に特に考えたことは環境といわれるデッキの中で数が少ないと思われるデッキと当たってしまった場合を諦めることです。
毎回どのデッキ相手を諦めるかを考えるため環境の動きや出場するプレイヤーの調査に力を入れていました。
こういった群雄割拠な環境ではチーム戦であれば中途半端な妥協をせずに少ないと判断したデッキから諦めて構築をしています。
しかし今回のCSは個人戦であり1敗で終わってしまうので諦めるという選択をしたくなく、色々と考えた結果妥協を重ねた構築になってしまいました。(マクロへの回答、Gのメイン押し込み、デッキ枚数42等)
1日を通して全体的に見て運が悪くなかったのとエンディミオンに2回当たりましたがこのときは運が味方をしてメイン1採用のGがたまたま初手に来てくれたり勅命勝ちをしたりして修羅場を切り抜けたので勝つことが出来ました。
5.カード採用理由
以前に書いた記事の方で大体のカードの説明はしているので一部のみ解説をします。
・金満で謙虚な壺×3
このデッキはスキルドレインや御前試合といった1枚だけでほぼ勝ちにつなげるほどのカードが複数採用されているので特別威力の高いカードです。先攻であれば被ってでも引きに行く価値を感じているため3枚の採用。
除外しやすいモンスターは融合4枚とスペリオルドーラ、プレアデス、アーゼウス、8シンクロのうち1体という感じです。
プレアデスは手札次第で途中から狙いにいくことになりそうなこともあるので除外に慣れが必要です。
・強欲で金満な壺×2
このデッキでは同名カードがかなり多く採用されているので金謙に比べるとドローの期待値みたいなのが低く今はそこまで強くありませんがサイド後の先後選択権が無い場合は多くの手札誘発で相手の展開を止めに行くことを想定しているのでそういった場合での2ドローは金謙以上に有難いです。
3枚採用でないのは壺6枚構築を使った際に初手の壺被りがかなり気になり5と6では結構な差があるように個人的に感じたのと金謙と違い被ってまで引きたい程の価値を感じていないためです。
後攻時を強く意識して強金3金謙2の構築も試しましたが、マッチ全体を通してみたときに後攻時の強金以上に先攻時の金謙の方が勝利への貢献度が高いことが確認できたので今の配分に落ち着きました。
・おろかな副葬×2
エルドリッチにはこちらの魔法罠を除去から守るカードが宣告と永久以外に2枚程度必要だと考えています。
以前の禁止制限環境ではサイドに宮廷のしきたりを2枚採用していましたが、このときは王宮の鉄壁が流行っていたことからコズミックよりもサイクロンを採用したプレイヤーが多く、羽根帚、ライスト、ツイツイ、サイクロンとかなり対応範囲が広く発動時の威力もかなり高いカードでした。
しかし今の環境ではコズミックが採用されていることが多く、他の方がよく採用されている魔法罠除去の回答である、やぶ蛇、スターライトロード、以前筆者が採用していたしきたりはどれも対応範囲が狭く納得できないものでした。
そこで永久を構えやすくする方法を取るのがベストであると考えました。
ここで名推理と副葬の2種を考えましたが名推理は以前の記事で書いた不採用理由に加え、永久が落ちてしまうリスクもあることから不採用になりました。
永久を複数採用した名推理型もありますがそもそも初動にもならない上に場が強くもない状況下でフィールドからエルドリッチを退かさなければならない永久本体を初手にもっていることが弱く、適切なタイミングに選択肢として存在することが最も強いので永久の採用枚数は1以外に考えられません。
消去法で副葬を採用となりましたがやはり永久以外も選択出来る上初動にもなるこのカードは安定性にも貢献し以降はずっと採用しつづけレギュラー入りを果たしました。
・御前試合×3
サイバース系デッキ、電脳、メイド、プランキッズと環境に多く存在するデッキに対して非常に有効なカード
刺さらない相手には全くの無意味なので物議を醸しそうですがメインであれば永続に対する回答はかなり少ないと思うので、刺さらないデッキに当たった上でこのカードを引いてしまっていてスキルドレインも引けていないというある程度限られた条件でなければ簡単には負けないかと思います。
スキルドレインに尻を拭ってもらいましょう。
・神の通告×2
CS直前にADSでメイドに負けたためとりあえず入れました。雑に強いカードであることは証明されましたが採用理由が弱い場合は枠と要相談
・No81超弩級砲塔列車スペリオル・ドーラ
エルドリッチミラーで必要な場面が訪れるので入れました。バレるとまずいことがあるのでここでは口を閉ざします。
その他にはアーゼウスを少しだけ狙いやすくなったというのと相手のパンクラトプスを処理する際にたまに強いです。
・銀河眼の煌星竜
黄金罠とエルドリッチの2体で作れるリンク2の最大打点です。
エルドリクシル1枚から2500与えた後にエルドリクシル墓地効果黄金罠セット相手ターンに黄金罠発動で自ターンリンクでこのカード出して墓地からエルドリッチ蘇生で2500+2000+3500=8000です。場合によっては同じ式でワンキルも狙えて全て光属性で形成されるので御前適用化でも可能な動きです。
トロイメアフェニックスでは100足りなくて困ることが前からあったのですが今ではフェニックスがそこまで重要でなくなってきたのでその枠と交換で採用しました。
・メンタルドレイン×3
対電脳が厳しいので最強カードを3枚入れました。
ついでにアダマシアに刺さります。サンドラ相手は使わない方針です。
6.プレイング
以前投稿した下記の記事の内容をプレイに関する部分のみですが大幅に追加、更新をし今現在筆者が書ける最新の内容にアップデートしました。一部は無料で読めるので目次のvs召喚ドラグマから読んでみてください^^https://note.com/uronnteli/n/nbae3ba26caeb
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?