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話が広がる料理、広がらない料理。〜私も料理をやってみようかな、と思ったきっかけその1〜

私が料理をしようと思ったきっかけが2つあります。
今日の話は、そのきっかけその1です。

結婚して間もないある日、ホームパーティーのお誘いを受けました。
今でこそ我が家は月1のペースで人を招きホームパーティーを開いていますが、当時はホームパーティーとは無縁の生活。

職種や働き方はさまざまな女性たち数名との集まりで、料理は持ち寄りとのこと。
料理を私に「手料理を持っていく」選択肢は無く、当時住んでいた家の近所にあった有名パティスリーのタルト1ホールを予約して、意気揚々と向かいました。

私どこかで、バリバリ仕事をしている女性たちの持ち寄りホームパーティーは買ってきたお惣菜中心で、手料理を持ってくる人なんていないと思っていました…
ところがホームパーティーのお宅に到着したら、テーブルに手料理が並べられていてびっくり!

人参のラペ、豆乳や豆腐を使ったグラタン、飯切に入った桜の塩漬けがあしらわれたちらし寿司。それ以外にも、野菜中心の手料理がずらりと並んでいました。

私が持参したタルトもテーブルに置き、しばしみんなで撮影タイム。
私が持ってきたタルトは有名パティスリーのものでしたから、皆さん「すごーい!」を連発し、撮影も盛り上がりました。

ただ、そこからです。
盛り上がるんですけど、それだけなんですよね。

手料理は、「え〜○○さんが作ったの?」から始まり、「どうやって作ったの?」「レシピ教えて!」「この材料でアレンジしても美味しいかも」など話題は広まり、後日「この前の○○、家で作ってみたよ!」という後日談まで話が広がる広がる。

自身がつくり手になっていないと、こうも情報量・会話量が違うんだ、ということを身を以て実感しました。

それに、みんな本当に楽しそう。

私、仕事が忙しいことを理由に料理をしていないけど、みんなもバリバリ仕事している。

妻として、女としてどう、ということより、みんな純粋に料理を楽しんでいるみたい。

私も聞いているだけではなくて、一緒に語る側になってみたいな。

私も料理、やってみようかな。
ようやく、料理に対してそう思えた記念すべきホームパーティーでした。

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