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なにわのランジャタイ

4月3日に放送された「マルコポロリ!」の
「モグライダーと仲間たち」回に、
ランジャタイ国崎さんが出演しました(伊藤さんはお休みです)。

同番組は関西で収録されていますが
なにわでもその反復芸は確実に存在感を強めているようです。

今回、国崎はモグライダー芝さんの親友枠で呼ばれたのですが、
自己紹介で早速、お馴染みのカラス芸(持参したカラスの人形に襲われる)を
軽いジャブで二回かましていました。

ランジャタイは今年の1月にもこの番組にコンビで出演しており、
MCの東野幸治はすでにランジャタイワールドの住人で
完全に二回目を欲しがっていました。

親友として芝のエピソードを紹介するくだりでは、
大喜利・トーク・返し・仕切りまで全方位こなし
お笑いの能力がパーフェクトなのにもかかわらず
長い間くすぶっている柴をそばで見ていて、
「芝は絶対に売れない」(と思っていた)ことを力説。

これについて三つのエピソードを披露しましたが、
いずれも結論は一つで
ただ「絶対に売れない。」というフレーズを
できるだけたくさん言いたかっただけと思われます。

途中でウエストランド井口に、かつてスベり続けながらも
延々と同じネタを繰り返していたことを暴露されますが
もはや彼はランジャタイの反復芸を世に広める
伝道師と化していました。

ハイライトは後半。
モグライダーともしげ、三四郎・小宮、ウエストランド井口が
三人で温泉旅行に行き、
ともしげが露天風呂に入りながらカップラーメンを食べたというだけの話を
ウエストランド井口がしたときのこと。
このあまりにもふわっとしたエピソードトークを受けた東野が
思わずリピートを要求すると、
編集でわざわざ同じくだりがまるまる繰り返し放送されていました。
これは絶対に国ちゃんの影響でしょう。

しかし悲しいかな、編集でねつ造されたリピートは、
国崎の繰り出す反復芸のようには面白くありませんでした。
やはりあれは「芸」なのです。
反復に至るまでの流れ、間合い、ワードのチョイス、
それをやる人間のパーソナリティがあってこそ成り立つもの。
素人が真似して安易に手を出すと痛い目に遭う。
その恐ろしさを垣間見た気がします。

この回では、その場にいなかった相方の伊藤ちゃんも、
角刈りネタいじりでしっかり言及されていました。

後編も楽しみです。



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