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売れる占い師は、白雪姫の鏡にならない人

本当のことを、アゲずに、ズバッと言う。確かに、お客様はみんな、当たる占い師を探しています。
なのに、不思議なことにズバッと言う当たる占い師が売れるとは限らないんですね。

総合的には、やっぱりアゲる占い師が儲かります。お客様は真実を知りたいと言いながら、真実を知ると憤慨してしまうことも少なくないのです。真実を知りたいというのは本心からでしょうが、いざ悪いことを言われると、それを受け入れることができず、サゲられているのではないか、と逆に疑ってしまうようです。

白雪姫の鏡を思い出してください。真実を告げた鏡が、どうなったかを…。(どうなったんだっけ?確かキレて王妃が割った気がするけど記憶が曖昧^_^)

鏡よ鏡、真実を教えておくれと言いながら、真実を言われてキレて八つ当たりしてしまう笑 鏡が不憫でなりません…
そんなんだから幸せになれないんだよ笑 と言いたくなるところですが、売れる占い師になるためには、お客様の心理をしっかりと理解する必要があります。

この問答はまさに、占いジプシーと占い師そのものなのです。

重要なのは、王妃は、鏡は嘘をつかない、と信じていること。けれども、実は、いいことだけを聞きたい。矛盾する気持ちがあります。
女性の心理をよく表していますね笑 

真実を映すふりをして、王妃が1番喜ぶことを言う。こういう策略が、鏡には必要だったのですね。
鏡としての信念を貫いて破壊されてしまうのか、それともお世辞を言って世渡り上手の鏡になるか。

まあ、お世辞も、嘘の一種ですからね。

売れる占い師になりたい皆様は、ぜひお客様に対して、アゲ上手になりましょうね^_^

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