2019年のギフト市場規模は前年比101.5％の10兆7,302億円！プラス成長が続く！【矢野経済研究所調べ】
2020年2月17日に矢野経済研究所が2019年のギフト市場調査の結果を発表しました。
毎年この時期になると、様々な業界の市場規模などが判明するので、非常に参考になるデータが沢山得られる時期でもあります。
2018年の国内ギフト市場規模は小売金額ベースで、前年比101.6％の10兆5,752億円、2019年については前年比101.5％の10兆7,302億円を見込むと発表されています。
微増ではあるものの、ギフト市場は成長している事がわかりました。
ギフト市場の商品傾向としては、フォーマルギフトは時代の流れとともに縮小傾向にあるものの、個人的な贈り物、カジュアルギフトやパーソナルギフトの需要は高まっている傾向にあります。
特に最近では、高齢化進展によるシニア層が増加している事もあり「母の日」、「父の日」、「敬老の日」といった、自分より目上の人に贈るカジュアルギフトが拡大している傾向にあるようです。
ECモールで言えば、これらのジャンルは「楽天市場 」が得意とする商品ジャンルでもありますね。
これらのギフト需要の高まりは、プレゼントとして贈られる側の増加と、贈る側も同時に増加している相乗効果が影響しているようです。
特に、ギフト需要の中でも「お歳暮」や「お中元」といった儀礼的フォーマルギフトと比較して、母の日や父の日、敬老の日のギフトは非常にカジュアルな感覚でプレゼントを贈る事ができる事と、毎年恒例の行事として認識されている事もあり、継続的にギフトを贈る習慣ができあがっているという事も市場規模の拡大につながっているのだと思います。
ちなみに、お中元やお歳暮の市場規模推移と予測については、以下のように発表されています。
見込みの部分もありますが、年々減少傾向にあるのは、2015年以降のデータ推移を見ているとよくわかります。
矢野経済研究所の発表によると、近年のギフト商品の傾向としては「食品」をギフトとして選ぶ人も増えているそうです。
確かに、楽天市場の母の日ギフトや父の日ギフト、敬老の日ギフト商戦の際のデイリーランキングでは、上位に食品とお花のセットギフトがランクインすることも年々増えているように思います。
過去の楽天市場での母の日ギフトや敬老の日ギフト商戦の状況については以下のページにまとめておりますのでこちらも参考にしていただければ幸いです。
母の日や父の日、敬老の日のギフトは、身近な人への贈り物ということもあって、フォーマルギフトのような体裁を重視した選び方ではなく、プレゼントを贈る側が実際に過去に購入して美味しかった食品ギフトであったり、贈り人の趣味嗜好に合わせた商品であったりといったパーソナライズされたギフトを重視する傾向もあります。
ギフト市場の今後の展望としては、やはりお中元やお歳暮といったフォーマルギフト市場は縮小を続けていく反面、カジュアルギフト市場は今後も拡大していく事が予測されています。
EC市場では、母の日や父の日、敬老の日ギフトの選択場所としては、やはり「楽天市場 」が根強いファンを持ったネットショップが多い事と、楽天会員の年齢層が中年からシニア層が多いという事もあり、楽天市場内のギフト市場規模も拡大する事が予測できると思います。
ギフト商品やプレゼントに向く商材を取り扱っている方は、楽天市場 への出店を検討されるのもよいかと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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