話がわかりにくい人の特徴
リアル半沢直樹が現れた
広島県安芸高田市の石丸市長をご存知でしょうか?
YouTubeで議会の様子が見れるのですが、めちゃくちゃ面白いです。切り抜き動画も多数あるので、まだ見たことない人は、ぜひ見てください。「石丸市長」で検索すれば、いっぱい出てきます。
ご存知ない方のために、石丸市長の経歴を軽く紹介すると、
京都大学経済学部卒業
三菱JFJ銀行に就職
分析・予測のアナリスト(専門家)として
初代ニューヨーク駐在として赴任。
経歴を見てわかるように完全にエリートです。
しかも、統計学のプロ中のプロ。
37歳の時に超エリートだった職場を捨て、65歳以上の高齢者が40%を超える広島の田舎(人口約2万6千人・1万3千世帯)の市長選に出馬して見事当選。現在41歳です。
60歳超えたベテラン議員が40代の若者に、こてんぱんに論破される様は、見ていて痛快です。特に構図が面白いんですよ。
頭が悪い人 VS 頭が良い人
ベテラン爺 VS 若手のホープ
旧世代 VS 新世代
悪者 VS ヒーロー
既得権益に立ち向かう次世代のヒーローみたいな感じなので、遠山の金さんや水戸黄門のような勧善懲悪が見れます。ある意味、日本で一番有名な市になったと言えます。
ポンコツ議員と呼ばれる理由
YouTubeの切り抜き動画を見てもらえばわかるのですが、議員の質問って
めちゃくちゃわかりにくいんですよ。テロップがあっても質問の意味がわからないことが多い。
「一体、何を言ってるんだこの人は?」ってなるんです。揚げ足をとるのに必死で話の筋や核となる部分が見えないんです。
そこで、話がわかりにく人には2つの共通点があるので、それを紹介します。
主題(主語)がわからない
ここでまず例として、伝わらない文章を一つ紹介します。
「大きくて枝が広がっている
すごく大きなイチョウの木がありました。」
学校のテストに出てきそうな文章ですが、実はこれダメな文章の典型例です。
「イチョウの木」という単語の出てくるタイミングが遅すぎるので、わかりにくいんです。イチョウの木がある。から言わないと、相手に伝わらないんですね。
結論を先に言う
主題を明確にする
そうじゃないと、話が長くなります。話が長くなると焦点がぼやけます。結論や主題がわかりにくいと、何が言いたいのかわからない話になります。
わかりやすい話かどうかの判断のコツとして、その話を聞いてすぐに絵が描けるか?イメージできるか?を考えたら良いです。
主題がないと絵が描けないです。
イメージできないんです。
比較と数字がない
比較や数字がないと、それが良いのか悪いのかわからないので、判断のしようがない。というのがあります。
例えば、
「体重50kg」
身長180cmの男性ならガリガリの痩せすぎ。
身長150cmの女性なら普通です。
「売上1億円」
従業員1人で1億円ならすごいですが、従業員100人で1億円だと絶対赤字です。1人当たり100万円の売上ですからね。売上だけだとよくわからないですが、従業員数がわかると、経営状況が良いか悪いかわかります。
「全国に歯医者さんは6万8千件ある」
これだけだと、多いか少ないかわからないです。比較としてコンビニの数(5万件)を提示するとわかりやすくなります。
コンビニは全国で5万件ありますが、
歯医者はそれよりもっと多い6万8千件です。
ちなみに、美容院は全国で15万件あります。
美容院はコンビニの3倍もあるんです。
多すぎですよ。美容院は激戦業界です。
などと数字を比較して、はじめて相手に伝わります。
それから、小学5年生でも伝わるように簡単な内容にしないと、相手に伝わりません。
専門用語や横文字を使った言葉は、普通の人にはわかりません。わからない言葉を3つ以上使った時点で相手は拒絶します。
他にも、安芸高田市の(議員の)一般質問を聞いていると、感情論になっていることがい多いです。
感情論は要注意。その感情に同情できないと、何言ってるのこの人?になります。ああいう場では客観的、論理的のほうがいいです。
また、ポンコツと言われる議員は一文の中に異常なほど長い「間」がたくさんあります。しかも、「あー」や「えー」が連発するので、一文がぶつ切れになってしまい余計わかりにくい話になっています。
また、核心を突いて一気に質問せずに、揚げ足を取ろうと、関係のない細かいところから攻めようとするから、わけがわからなくなっています。その質問の意味や意図がわからないんですね。
他にも気になったのが、偉そうに間違った情報を断言する上に「あんたはこの話がわからないの?」みたいな態度をとるんです。
話し方や質問は「シンプルイズベスト」です。わかりやすい質問は短いんです。なぜなら核心をついてるからです。
ただ、安芸高田市の議員全員がわかりくい質問ばかりしているわけではありません。わかりやすい議員もいます。
話し方で人生損する
話がわかりにくい人というのは人生損します。
だって、こちらの真意が伝わらないんですからね。
誤解される人生になります。
石丸市長の動画を見て「注意しなきゃ」と思うことが2つ。
歳を取ると、自然に偉そうな態度になるかもしれません。娘からも「パパは偉そうやからな」と言われていますので、改めなきゃ
そして、歳を取ると単純に滑舌が悪くなるのかもしれない。
そうなるとシンプルに聞き取りにくいので、舌を鍛えようと思います。
【お知らせ】著書の紹介
「ダイレクトレスポンス広告」を使って高額商品をバンバン売る法。
Amazonランキング2位 Amazonレビュー58件★4.0の評価
●無料プレゼントのお知らせ
LINE公式アカウントをつくりました。営業・マーケティング・広告・経営・心理学など、ビジネスに役立つ情報を月3回のお届け。
他にも、書籍から得た役立つ情報をお届けしますので、よかったら友だち追加してください。あなたのビジネスに役立ちます。
また、友だち追加してくれた人にだけ、4つの動画と4つのニュースレターを無料プレゼント。
・次世代の営業法
・売れるマーケティングのやり方
・売れる広告の作り方
・売れるダイレクトメールの作り方
合計8つの無料プレゼントは今だけですのでご興味のある方は今すぐどうぞ
【今日のPodcast】
第831回 営業はデジタルとアナログどちらが強いのか?
将来、どれだけAIが発達しようとも、便利なデバイスが出てきても、営業や販売などの対面式のサービスはデジタルよりアナログのほうが強いです。特に自動車保険の営業体験をもとに確信しました。営業はデシタルよりアナログのほうが強いと感じた事柄を紹介します。
【今日のYouTube】電話営業・テレアポ成功のコツ
「必ず断る人」を把握しよう
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?