食事のシェアをやめよう

〜新型コロナウィルスと付き合うために〜

基本的には医師や感染症専門の研究者の方々が頑張っておられるので、部外者はまずそれに従うのが鉄則だと思って行動しています。ので、ここに書いているのはこんな行動実験したらうまくいくかなという単なる思いつきです。

ポイント1: 家庭内や友人同士の食事の時にシェアをやめましょう。

ポイント2:レストランや居酒屋は全ての料理を個別提供。さらに、ターンオーバー制をとるか、もしくはウェイターの方がお客さんの食べたものを片付けた手を消毒しない状態で、新たなお客さんに食事をサーブしない。

私の住んでいる静岡県は4月16日時点で48名の感染者が報告されています。そのほぼ全ての感染経路が推定されていて、経路不明の市中感染がない状態です。つまり、未感染状態に外部からポツポツとウィルスがやってきた場合、それらがどのように拡散するのかを例が少ないながらも明確に見て取れました。それから学べることはおそらくあるはずで、自分達が制限の中快適に過ごすためにできる解決策をなんとか考えたいと思っていました。1年とか2年とか、緊急事態宣言下で過ごすのは不可能だと思う一方、ある程度皆が感染して抗体を持たないといけないのではとも思うわけで(でも、抗体も長続きしない可能性もあるとの説あり)、そのどちらにしろ苦痛をなるべく伴わない解決が見つかれば良いなと思っています。そのための行動実験の提案です。欧米諸国の大変さと比較すると、日本やアジアの多くは何かが根本的に違う気もします。ウィルスの型?人種?BCG説?家で靴脱ぐから?いろいろあるのでここでは除外して、日本国内で流行らないようにするための提案の1つです。

キーは「食事のシェア」ではないかと考えます。

これまでも会食が感染リスクをあげることは散々言われてきましたが、その中でも「感染者の唾液が直接的に口に入る」経路としては飛沫感染なんかより、大皿料理のシェアの方がよっぽど可能性が高いのではないでしょうか。ビュッフェがだめとか、大皿料理はリスク高とかすでに言われていますが、実際に日本の文化として、特に久々に会うような家族や友人に振舞われる料理として、大皿料理はよく出てくるかと思います。そして、親しい人同士ほど取り箸も気にせずシェアするのではないでしょうか。これがポイント1ですが、最近ニュースでも取り上げないし、意外に浸透していなさそうなので。

おしゃれなレストランでは個人個人で食べることが多いと思いますが、居酒屋では料理のシェアが多いと思います。これを個別提供するだけで圧倒的に個人間での唾液の移動は制限できるはずです。さらに自分がウェイターをやっていた経験から想像するに、ウェイターの方が無意識に媒介する可能性もかなりあると思います。そこで、片付けとサーブを同時に行わない仕組みがあればウィルスが感染者の食器や食べ残しから、新たに食べようとするお客さんの食器に移動する可能性は減らせるはずです。これがポイント2。このご時世でやむを得ずレストランを開いているところもあるかと思いますが、この徹底ができればリスクを下げるのに貢献はできるのではと思いますし、家庭内でも気をつけられるポイントかなと思います。

最後に直接的なウィルスの移動を考えると家庭でのタオルなんかもポイントかもしれませんがその辺は公衆トイレどうするとかドアノブどうするとか別の議論にも繋がるのでまた今度。

ともかく、先に書いたように、私は専門家でもなんでもないですが、ウィルスがその辺にあってどこかを移動していると仮定した場合に、自分たちのちょっとした振る舞いの変化で遮断できるポイントがないかなーと探した時に食事のシェアだなと思い書いてみました。本来、科学的に「食事のシェアをやめれば感染の何%減」とかいうデータがどこかで取得できると良いと思いますが。気をつけているつもりでも、家庭内・親しい友人内だからこそやってしまう食事のシェアを減らしてみることが、長く続くであろうウィルスとの付き合いから苦痛を軽減してくれるものかもしれません。他の唾液移動抑止とセットで配慮できれば良いですね。


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