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トルコ大地震

6日にトルコ南東部を震源に大地震が起きた。

発生から72時間を迎え、被害者がどんどん増えているというニュースを見てとても残念。

トルコには10年ほど前に訪れていて、震源に近いマラティアという街へも行ったので、とても胸が痛い。

震源エリア

なぜマラティアへ行くことになったかというと、とても偶然な出来事からで、今思い返してもよくわからない。

近くにネムルートという世界遺産があって、時間があれば行ってみたいくらいと思ってトルコへ出発したのだけど、ひょんなことからマラティアに住んでいる日本人妻を紹介してもらい、お宅にまで泊めてもらうことになったのだ。

マラティアの住宅街 

トルコに到着してすぐにイスタンブールを歩いていると、洗礼の絨毯売りの少年に話しかけられた。

彼らはとても強引で、片言の日本語を駆使して何としても店まで連れて行くという噂で、地球の歩き方などでも無視するように忠告されている。

私はこの後ネムルートまで行くからまだキリムは買えないと理由をつけて断ろうとした。

すると彼の表情が変わり自分はマラティア出身で、日本人の友だちがいるから泊めて貰えば良いと言い出したのだ。

日本人の常識ではそんなことあり得ないのだけど、そこは強引なトルコ人(絨毯売り)。

すぐに相手に電話をかけ、泊めてもらう手筈を整えてくれた。

最後に電話を代わると、ご主人がアメリカ人の日本人妻(しかも同い年)で友だちもいないからとあっさりご招待を受けたのだった。

そんなことからネムルートだけではなく、マラティアの街と絨毯売りの少年(名前忘れちゃった)の実家まで行くことになったのだった。

絨毯売りの少年の実家の村
マラティアのマーケット
マーケット、豪快に牛の頭と一緒に

無事ネムルートにも行けて(というか旦那さんが休みの日に車で連れて行ってくれた。今考えると私はどこまで図々しいのだろう。。。
)、とても楽しい観光観光していないトルコ東部の旅行ができたのだった。

標高の高い場所にある世界遺産のネムルート
どうやって石像を作った?運んだかは未だにわからないそう。

今マラティアの街がどうなっているか心配だが、今私にできることは義援金しかないと思ったので、ささやかながら寄付した。

また訪れられるといいな。