ヒッチハイクで不法侵入そして世界遺産へ
2024/5/8
今日は「気が向いたら行く」と考えていた、ガルニ神殿&ゲガルド修道院へ向かう事に。
手段はヒッチハイクだ。
ここで誤算。まさか入場料が必要とは…。
無料だと思っていたのだが…
まさか…
アルメニアがキリスト教国となって以降、それまでの精霊崇拝を意味する建造物が破壊される中、唯一残ったのがこのガルニ神殿らしい。その理由は解明されていない。
とはいえ、現在の姿は修復されたもの。
1679年に起きた大地震で結局壊れてしまい、19世紀に再建されたそうだ。
ヒッチハイクは順調。小遣いまで頂いてしまい、不法侵入まで完遂する始末。
この勢いで一気に最終目的地へ。
とはいかなかった…
この先は突き当りにゲガルド修道院があるのみ。通りがかるのはツアーバスかレンタカーばかり。
地元の人らしき車は脇道に入ってしまい、なかなか止まってくれない。
現在地ガルニからは11km。
『最悪、帰りはガルニまで徒歩戻りだな…』
辿り着く前から帰りの心配をする。
何度ヒッチハイクをしても大抵頭を過るのは
『あぁ、これダメかもな』
という不安。
ヒッチハイクをして面白いのは、その国や街はもちろん、地域によってさえも反応が違う事だ。
有効的か否かはドライバーの顔色でわかる。
久々に足が張ってきた。
ちなみにゲガルド修道院がどんな場所なのかは知らない。
ただ『ヒッチハイクで辿り着きたい』という気持ちだけで向かっている。
そのわりにはヒッチハイクにそこまで拘りがあるわけでもない。
要するに、苦労して目的地に着きたいのだ。
そうでなければ面白くない。
もはや意地になってきた頃、ようやく車が止まってくれた…!
うおぉ
これはすげーわ…
後から知った事だが、ここは世界遺産。
世界でも珍しく、巨大な一枚岩をくり抜いて造られた修道院との事。
外から石を運んで組み立てたわけではない。
そしてイエス・キリストの拷問に使用されたという“ロンギヌスの槍”が当初ここにあったとされる事でも有名らしい。
ゲガルドとは「槍」の意味だそうだ。
来て良かった
アルメニアで一番感動した場所だった
終わってみると
この日のステップカウンターは
43,796歩
旅を始めて1年2ヶ月にして
新記録更新だ
2023年3月から世界中を旅して周り、その時の出来事や感じた事を極力リアルタイムで綴っています。 なので今後どうなるかは私にもわかりません。 その様子を楽しんで頂けましたら幸いです。 サポートは旅の活動費にありがたく使用させて頂きます。 もし良ければ、宜しくお願いいたします。