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2020年7月10日の日記

今日も地元のお店にお昼ごはんを食べに行く。寿司の気分だったのでくら寿司にしようかなという気持ちと、いやいや回らない寿司屋(チェーン店含む)のランチでもたまにはいいんじゃないのという気持ちが拮抗した。途中でカレーも食べたくなり、じゃあカレーも食べられるしくら寿司で良くないか? と思ったけれど、それはやめにして、結局駅チカにあるインドカレー屋に行った。行くのは5年以上ぶりだと思う。

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バタープローン(エビ)カレーに、ナンをチーズナンにして頼んだ。カレー本体は辛いというよりむしろ甘く、結構驚いてしまった。ナンはかなり大きく、美味しかったものの腹がパンパンになった。
今週、地元の知らない店の味を知るつもりが、二郎系ラーメンと巨大チーズナンとで暴力! 暴力! という感じになってしまった感はある。

インドカレー屋でチーズナンをもがもが食べてる最中にテレビから「オイ!!! 今日の東京の感染者数は~~??」とヤバ情報が入ってきたので動揺して帰りにサーティワンのアイスを買った。社会不安高まりしとき、アイスとか食べるといい感じになると、誰かも言うてましたし……。あと花金ですから……。
チョコ&クッキーチーズケーキ、サンセットサーフィン、ロックンポップスワールのみっつのフレーバー名を淀みなく言う。サーティワンのアイスのフレーバー名は呪文やおまじないのようで、たまに声として出すとテンションが上がる。発してるのは大柄な男ですが。


思うところあって昨日から『化物語』を見直している。本放送時(2009年です)は毎週見ていた気もするけれど、全話ちゃんと見たかどうか怪しい。高校生時代に読んだ原作(2006年出版)に強めの影響を受けた自分は、当時、アニメ版の出来にあまりしっくりきていなかったおぼえもある(ほぼ同時期に出版された『偽物語』の下巻があまりしっくりこなかったというのもあるかもしれない)。 

見直してみると、シャフト作品自体数年ぶりに見るせいか、シャフト作品(新房さんや尾石さんの関わってる作品)特有のインサートとか構図が結構新鮮に感じられた。

あと本編なのですが、記憶していた以上に変な(もちろんいい意味で)青春を描いている作品だなと、高校生のときとは結構違う感想になっている。『化物語』は主人公の阿良々木くんと各ヒロインの小ネタ混じりのほぼ漫才みたいなセリフの応酬が特徴的な作品で、やっぱりその印象が強かったのですが、ある程度そういった本編に関わらないセリフのやり取り等が削ぎ落とされたアニメ版を見ると、阿良々木くんや戦場ヶ原さんたちも、根底の部分では思春期らしい地に足のついた「ままならなさ」を抱えていたり、複雑な家庭環境があったりと、高校生当時は「あー、そういう感じなんだ」程度に捉えていたことがもう少し深刻なものというか「そうか、この子たちこういうことで悩んでたりしてたんだな……」としみじみする感じになってる。

原作単行本出版から14年、アニメ版放映から11年も経ってるし、高校生・大学生のときと30歳近い今とではフィクションに接したときの捉え方や受け取り方が違ったりもするのですが、ここまで感じ方が違うんだなと少し驚いています。彼ら彼女らのことを“わかってなかった”というか、“ようやくわかった”というか。

あとここ1年2年で友人たちの影響もあって脳内にラブコメ回路がある程度構築・増強されたからか、阿良々木くんと戦場ヶ原さんの「奇妙だけれどなんだか上手いこと収まるところに収まってる」感じというか、表面上はトリッキーなんだけれど着実に関係を深めていっている感じとかがかなり面白く感じられる。そして『傷物語』等のあとに見直すと、羽川さん関連の描写でおつらい気持ちに……。

やっぱり今見るとそのノリはちょっと……となってしまう部分もあったりはするのですが、根底では人並みの悩みを抱えている少年少女が怪異のまつわる現象に巻き込まれたり巻き込んだりしつつ親交を深めている奇妙な青春ものなので「おまえら!!!!! その瞬間を大切にね……」と謎の爆エモ状態になっています。まだ全話見終わっていないのに……(残り2話)

『化物語』から始まった〈物語〉シリーズも「ちょっと違うな」と思って一旦疎遠になっていたら原作は20巻以上続いているし、アニメも合計100話近く制作されていて、気がついたら追いつくには根気がいる作品になってしまったのですが、少しずつアニメ版を見ていこうと思う。

そんな感じでした。

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