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2020年6月14日の日記

友人たちと定期的に読書会をやっている。読書会と書くと堅苦しいものを想起してしまうけれど、実際には『本読んできて「ここ、いいよね……」「ここはちょっと合わなかったな」というのを早口でワッと喋る会』です、端的に言えば。Discordの音声通話でもぜんぜんできるな、ということがわかったので、ここ最近はDiscordで行っている。
今回の対象作は2作品だったのだけれど、諸々の都合で昨日今日と二日間に分けてやることになった。今日は朝10時からだった。
案の定自分は二度寝をかまして10時ちょうどに起きてしまった。はよ参加せにゃと思いつつも胃には何か入れたい、でもグラノーラにヨーグルトかけたやつとかパンとかは取り回しが悪いな、そう思ってプロテイン片手におやつ用の素焼き無塩ナッツを食べつつ参加した。
アスリートの朝食みたいじゃんと思った。アスリートの朝食かこれ? 不健康じゃない? とも思った。どっちも正解だと思う。次からはちゃんと起きようね……


映画を見るため、そしておつかいのために川崎に行く。約1ヶ月ぶりだった。人通りはすっかり元に戻っていて、駅構内もラゾーナ川崎もたいそう人が多かった。これだけ人が多いとやっぱり身構えてしまう。


クリスピークリームドーナツが営業再開していたので食べる。

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なんだかいろいろ載ってるドーナツは実際に食べてみるとうわなんだこの食べづらいのは、なんかボロボロこぼれるし、となるものの毎回頼んでしまう。そして、ドーナツを2個頼むたびに、食後30分ぐらいしてからこれ2個も食べなくて良かったかもなと思う。でもほぼ毎回2個頼んでしまう。ドーナツはたくさん種類があって素敵であるが故に……


チネチッタに行く際、毎回前を通っていた「川崎ステーキセンター」という所謂「いきなりステーキ」的なステーキ屋が閉店していた。通るたびに「お、ステーキセンターだ」「川崎のステーキセンターということは、他の地域にもステーキセンターがあるのか?」と思っていたものの、一度も入ることがなかった。

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「うまい! うまそう! うまいかも?!」というキャッチコピーが印象的だった。


映画は『龍の歯医者』の劇場版の再上映を見た。
舞城王太郎、榎戸洋司、鶴巻和哉と自分の好きなクリエイター3人による作品にもかかわらず、2017年のTV放映時は正直あまりピンと来てはいなかった。この3年でその3人のクリエイターに対する理解度等が多少は上がったためか、見直してみると自分に刺さる部分が思いのほか多かったことがわかった。

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見たことのない作品や読んだことのない作品を追ってしまうため、一度見た/読んだ作品を再見/再読することってそんなにはないのですが、こうやって見返してみるのってやっぱり大事だなあと思った。


チネチッタも先週行ったTジョイ品川と同じく、サーモグラフィーによる検温をしていた。これ入場のときに手間取るし大変だよなあと思う。
個人的には、感染症予防のために各映画館が行っている左右一席空ける方式は快適でゆったり映画が見られて良いのだけれど(今までの、すぐ隣に他人がいる状態って結構ストレスになっていたんだなと思う)、劇場としては収容人数がたとえ満席になっても通常の半分なので、これは本当に大変だよなあとやっぱり思う。
チネチッタは好きな映画館のひとつなので、これからも通っていきたい。


たぶん半年ほど回転寿司を食べていなかったので食べる。スシローにしようかと思っていたけれど、チネチッタの近くにある大江戸というお店の評価が割と高かったのでそこにした。

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この川崎にあるお店は諸般の事情により6月末で閉店するとのことだった。大江戸もチェーン店とのことだけれど、一度も入ったことがなかったので入ることにした。
閉店時間一時間前ということもあり店内の人はまばらで、ネタもちらほら品切れしていたものの、食べたいものは食べられることができた。
板前さんに向かってあれこれ頼んでお皿を積み上げていくうちに、ひょろっとしたおじいさんがひとり入店してきた。
どうやら顔馴染みのようで、板前さんが「オヤジさんが好きなもんほとんどなくなっちゃったよ〜。○○と△△ならあるよ」と言うと、おじいさんはそのふたつを頼んだ。次にもう1皿か2皿頼み、ぺろりと平らげるとそれで満足したようで、お会計を済ませて出ていった。
馴染みの寿司屋があって、夜にふらっと数皿食べてすぐに出ていくというのは、なんだか風流なものを感じてとてもいいなとふと思った。そして、このお店は今月末でなくなってしまうんだなと。


お会計を済ませて店を出る。店の前のバス停をふと見てみると、「さいか屋前」という名前だった。約5年前までさいか屋という百貨店がこのすぐ近くにはあったのだ。
新卒入社前、そこで歩きやすいビジネスシューズを買った記憶がある。新卒で入った会社はスーツだったけれど、いまの仕事は私服だから、そのビジネスシューズを履くことはぜんぜんない。

駅の方へ行く。閉店時間がきてシャッターのおりた駅ビルの軒先で、地べたに座りながら若い男女が缶チューハイを飲みつつ喋りつつ、雨宿りをしていた。たまに川崎で見かける光景だった。

なーんだ、いつもの川崎じゃんと思う。そう思ってしまうけれど、「いつもどおり」でもなければ「もとどおり」にならないものも、思った以上にきっとたくさんある。でもそれでも、その缶チューハイの男女は「いつもの川崎」だった。


そんな感じでした。

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