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2020年7月14日の日記

昨日、本をわわっと片付けまくったため朝起きたら床が広くて『BLAME!』の霧亥みたいに「大地ってなんだ」という顔になってしまった。床の広さを知る人よ。

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4月下旬にアメリカから発送され、6月初旬に川崎港で止まったまま音沙汰のないカセットテープについて流石におかしいと思い、郵便局に問い合わせてみたところ、宛名ラベルが剥がれていて宛先不明のため本国に返送になったらしい。そういう理由で本国返送になったから、USPSのサイトでは川崎港で止まったままで、日本郵便のサイトでは「本国に返送」のままという、バグみたいなステータスになっていたらしい。受け取り側が追跡番号をサイトに打ち込めば発送ステータス確認できるんだし、配達側もそういう感じで宛先とかわかるんじゃないのか……とは思うけれど、なんかまあ、そういうのができない仕組みになってるんだろうなと思う。レーベルオーナーに再送をお願いするメールをした。


アニメ版『偽物語』を全話見終わった。思ったより受け取り方や咀嚼の仕方が難しい作品だなと思った。

たぶん自分は、青春怪異譚としての『化物語』が好きだから、本物・偽物論と正義観の話が前面にでている『偽物語』はあまりピンときてないのかなあと思う。おそらく原作刊行時にいまいち読んでいてピンとこなかったのは、それが理由なのかもしれない(他にも要因はありそうだけれど、特に下巻がしっくりこなかった記憶が)。そういった本物・偽物の話とか正義云々の話って、アバウトな物言いだけれど西尾維新らしいテーマだよなとも思うものの……。ここらへんの引っかかった箇所についてはもう少し考えたり整理したほうが良いだろうなと思う。

それと、西尾維新の兄弟・兄妹描写はクセがあるので、それも理由かもしれない。阿良々木くんのセクハラ行為や変態さ等が『偽物語』だとだいぶ加速しているので、小説で読むならともかく映像としてみるのはちょっとキツイというのも多少はあった。

元が中編小説集の『化物語』がアニメ化されたときは1クールという尺もあってか、雑談パートのカットを残念に思ったものの、今見るとコンパクトに纏まっていて結構わかりやすい作りになっていたんだなと思う。対して『偽物語』は原作の時点で一話一冊とボリュームがあり、アニメ一話分まるまる雑談だったりしたので、これはこれで逆にくどく感じてしまうというか、自分のスピードで読める小説と、速度や間合いや演出が固まってる映像でかなり感じ方が違うよなあと。

貝木を演じるミキシンの絶妙に胡散臭い演技が最高だった。ミスタードーナツの全品100円セールってあったよねと懐かしい気持ちになったりもしていた。

原作を読んでいたのは『偽物語』までで、アニメは『猫物語(黒)』までしか見ていないので(「猫黒」は大晦日の特番だったのでこれはちゃんと見た覚えがあるし、楽しんだ覚えがある)、それから先はほんの少し展開等を小耳に挟んだことがあるものの、全然知らないといっていい。なので、自分が高校生の時に好きだった小説の続編がいったいどうやって今に至るまで延々と続いているのか、見るのがちょっと楽しみだったりするし、やや怖くもある。

そんな感じです。

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