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2020年7月18日の日記

なんとなく気になってた、ヴェネチア・ビエンナーレの日本館展示「宇宙の卵」帰国展を見にアーティゾン美術館に行った。アーティゾン美術館は東京駅から京橋方面で徒歩で行ける範囲にあるのですが、こんなきれいでゆったりした空間があるなんて知らなかった。

ひとつのチケットで他の展示も見られるので「鴻池朋子 ちゅうがえり」も見る(美術館の構造上、順序的にはこちらが先)。皮を使った作品が印象深く、狼の毛皮が吊り下げられてる空間ではふわふわの毛が頭や首をなでたりして、ふわふわさを噛み締めるなどした。展示の中央にはすべり台が設置してあって誰でもすべれるようになっていたのですが、大人になって(体重も増えて)からすべり台すべると思いのほかスピードが出て案外怖いなと思った。絵の方は竜巻をモチーフにした作品があるのがなんだか珍しいなと思った(竜巻はどこかアメリカとかで起こりがちな災害というイメージがあるので)。

「宇宙の卵」の方なのですが、こちらは津波(地震)が起きた際に海岸に打ち上げられた津波石を題材にした作品が良かった(そもそも「でかい岩が見たい」という単純な理由で見に行った)。バルーンと管で繋がったリコーダーも良かった。

パンなどのおつかいを頼まれていたので、そのまま日本橋方面まで歩く。先週、銀座近辺に行ったときは人の多さにビビったけれど、日本橋あたりはそこまで人も多くなかった。やっぱり皆外出を控えているのか。銀座と日本橋は近いけれど並んでるお店が違うから、というのもありそうではある。ちなみに東京駅付近はぜんぜん人がいなかった。ビジネス街だから土日は人が少ないというのはもちろんあるけれども。

途中、日本橋を歩いてるときに、「ハイキ」と書かれたガムテープの貼られたオフィスチェアが、廃品回収のトラックに大量に積み込まれているところを見た。その会社がコロナウイルスの影響で潰れてしまったのか、それとも完全にリモートワークに移行したのかはわからないけれど、どちらにせよオフィス用品が大量に廃棄されてる/されようとしている光景というのは、どこか殺伐としていてなかなか精神にくるものがあるなと思った。ちなみに同様の光景を見るのはこの1ヶ月で2回目だったりする。

どんよりした話を書いてる場合じゃなかった。これは今日食べた、フェルム ラ・テール美瑛というパン屋さんのフルーツサンドです。

フルーツサンドでした。

パンなどを買ったあとは適当にアンテナショップに入り、富山や福井や石川のお菓子を買うなどした(ものによっては賞味期限間近で安くなってたりしていた)。石川県のアンテナショップでは金沢銘菓の「しばふね」を手に入れた。このしばふねというおせんべいは生姜と砂糖で味付けしたもので、3年前、金沢旅行のお土産として買ったことがある。なんだかむしょうにまた食べたくなって買いました。

帰宅したら甥ボーイと姪ガールがまた来ていた。また今回も姪にギャン泣きされるのかなと思っていたのですが、なんかうまいこといって手と手を合わせてタッチとかできたし、最終的に靴下履かせられるぐらいには関係が良好になった。ギャン泣きの時代はもう終わった。これからはタッチが流行る。

そんな感じでした。だいたい。

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