2020年6月22日の日記

気温が低下してやや肌寒くなったので、お昼に謎の雑炊を作った。
使ったのはコストコで買ったダシダの牛骨コムタンの素。これと水を鍋に入れ、適当な野菜(主に長ネギや白菜など)とお肉を適当に煮込めば韓国風のスープになるので重宝している。ご飯を入れれば韓国風雑炊になる。凄いぜ、ダシダ。

部屋の壁に黒ごまがひとつだけ付着していると思ったら、ハエトリグモの子供だった。
なんとなく気になってハエトリグモについて調べたところ、江戸時代には「座敷鷹」と呼ばれていたらしい。こちらによると

「江戸時代にはハエトリグモを飼ってハエを捕らせ、それを見て楽しんでいた人たちがいた。時には、同好者が集まって、各自秘蔵のハエトリグモを同時に放し、どのクモが一番はやくハエを捕るかを競争させた。当時、そのようなことに使うハエトリグモを座敷鷹と呼んだ。ハエトリグモの漢名は蝿虎だが、座敷鷹とは、その光景をリアルに表現していて面白い。クモを飼っておく入れものは、始めのうちは竹筒であったが、後には唐木を用い、蒔絵をしたぜいたくなものまでつくられるようになった。延宝(1763~80)の頃に始まり、天和(1681~83)の頃には、これで博打をすることがはやりだし、そのためよく跳ぶクモを求め、クモを売る商売人さえでてきたほどである。元禄、宝永(1688~1710)頃まで行われ、江戸から上方まで流行した。しかし博打をすることが禁止になったので次第にすたれた。それでも享保(1716~35)頃までは見られたとのことである」(「クモの不思議」59~60ページに記載)

とのこと。そんな風に呼ばれていたことも、そんな遊びや博打があったことも知らなかった。「蝿虎」という漢名もどこかユーモラスな気がする。自分の部屋に現れた小さなハエトリグモもすくすくと立派な虎や鷹に育って、ハエなどの虫をもりもり食べてくれるといいなと思った。

そんな感じでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?