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人生最良の一本

がまかつ ラグゼ 寧音 B74Mの話です。

SS AIR TWと緑のPE、色の相性が良い

前にも紹介した、がまかつ ラグゼ 寧音。
改めて素晴らしいロッドだな〜と思ったので、つらつらと。

通い始めて5年が経つ

僕は元々川崎新堤でヘチ釣りをしていて、その中でカサゴがたくさん釣れることに気付き、ルアーで専門に狙い始めてライトロックゲームにハマった。
今では東伊豆にボートでハタを釣りに行くまでになったけど、沖堤で一日カサゴを延々と釣るのは今でも楽しい。

寧音はキジハタ用に作られたロッドではあるけど、コンセプトとして「ライトな仕掛けでキジハタを獲る」というものがある。
従来のキジハタタックルよりも軽い7〜14g程度のリグを細糸PE(0.6〜1号)で操作するというそれが、カサゴゲームにぴったりすぎるのだ。

多分人生で一番釣ってる魚、カサゴ

カサゴのどんなアタリも全部取る。そんな必要あるのか、と言われたら、ある。
僕は釣りが好きで、釣れない時間帯も嫌いではないけれど、釣れない日は嫌いだ。できれば釣りたい、どんな魚であろうとも。カサゴを釣り始めたのも、どんな日でもとりあえず竿を曲げてくれるから。そして曲がってる時間は長い方がいい。
寧音なら微細な根の状況もわかるし、繊細なファーストテーパーはそれを難なく躱せる。そしてカサゴの、ともすればやりすぎにも思えるアタリから、軽く噛んでみようかな〜という小さなアタリまで。弛んだ状態のPEでも振動でアタリが取れたのはちょっとビビった。

36.5cmのグッドサイズ
ロッドのメインターゲットが釣れると嬉しいよね

そして、そんなカサゴとの遊びの中で、突然に本番がやってくる。
東京湾で増えつつあるキジハタ。大型ハタでよく経験している、うすぼんやりとしたアタリに合わせると、根掛かりかと思うほどの重力にロッドが絞り込まれ、ドラグがジリジリと音を上げる。初動こそ慣れないパワーに驚くが、そこさえしっかり抑えて潜られることを回避すれば、後は粘りのあるバットで浮かすことができる。
先日はついに36.5cmと、なかなかの良型をキャッチすることができた。初めて川崎で釣ったのが2年前で、その時のが15cm程度と考えると、彼らは確実にこの東京湾で増えていっている。

この日も20cm以下がパタパタと釣れた

ライトロックタックルでキジハタを狙う、という特異なロッドのように聞こえる寧音だけど、カサゴと解像度高く遊びながら、ハタともガチンコで渡り合えるというのはかなり希少なロッドだと思うので、気になってる人は是非手に取ってみて欲しい。というか、さっきまでカサゴ相手にしてたタックルでそのままキジハタやれるっていうの、すげーなと思うよ。

スパイラルだから飛距離が出ない? どうせショートディスタンスな釣りだから要らないよ。
ソリッドティップで破損が不安? 沖堤にボートに持ち込んでるけど気をつければなんてことない。
トリガーレスが心配? ダイワ持ちできるリールを使おう。カルコンは知らん!

今年、というか、今までの釣り人生で買ってよかった一番のロッドかもしれないなぁ。

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