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言うべきだった




まだ若いから分からない
素人考えだ

それはまだ苦労とは言えない
こっちは年数が違う

あの人は
とても失礼なことを言っていた

僕は 「そうなんですね」と
つい うなずいてしまった

僕は 間違えた
あなたを 守れなかった

本当に ごめんなさい

僕は本当はあなたのことを
とても尊敬していて

あの人が あなたのことを
悪く言っていたことが
とても許せない 気持ちになりました

でも あのときに
その失礼さに
違和感を感じてはいたものの
その違和感を
突きつけることができませんでした

勇気がなかった訳ではないのだが
ピンと来なかったのです

普段 適当に
人の話を聞いている
自分の悪いところがでてしまいました

本当に ごめんなさい

あなたの苦労を 僕は
分かってあげることはできないです
なぜなら あなたは
僕よりも とても多くの
経験をしているから

しかし あの人に
あなたを悪く言う資格はない
これだけは 間違いない

あの人が あなたを
育てたいと思うのは自由だが
あの人に あなたを
育てる能力は ない

ただ 声が大きく
年齢や年数を武器に
偉そうにしているだけである
自覚は なさそうだが

こういうときに
さっさと負けを認めてしまう
自分が嫌いだ

あの人から ふと
失礼な発言を引き出してしまったのは
他でもなく 僕なのに

必ず 指摘して
この先 あなたへの
失礼な発言がないように
監視することができる
咎めることができる

だから これからは
見逃しませんので

だから 
許してくれないかもしれないけれど

僕は あなたに謝りたい

ごめんなさい

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