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神の話#11 最後に



 神についての話をしてきましたけれども、いかがでしたでしょうか。あたしが神についてどのように考えているか、ご理解いただけましたでしょうか。いや、あたしはね、みなさんに本当に感謝していますよ。こんないい加減のことを喋り散らして、すみませんねぇ。あたしとしては、とても神についての脳内整理ができました。
 えぇ? 長いって? ええ。長いの書いたのはあたしでございます。長いのを書きましたよ? それが何か? 長いのが嫌だって? あぁ、それならね、次は短いのを書いてください! って言ってくださいよぉ。「なげい!なげい!」って言われても分かりませんからねぇ。えぇ? いい加減にしろって? えぇ、いい加減のね、文章を書きたいもんですなぁ。ええ、これがまた難しい。
 あたしはねぇ、嫌われたことがないんでございます。そんな人間はいないって? あたしは人間じゃないんでねぇ、大方草太楼はねぇ、ただのキャラクターですから。草太楼に文句があっても伝わりませんよ。これは残念ですなぁ。そいで、そういえば神様にも文句やクレームは伝わらない仕様になっておりますな、いいなぁ神様は。あたしは現実世界が辛ぇ辛ぇ。
 「文学における神の視点」は、ご理解いただけただけましたかね。つまり「作品論」的に読んで最大限に作品を享受して欲しいというだけの願いですよ。まあ、好き勝手に読んだらいいんですけれどもね。
 また、神について、昔読んだ本で、キルケゴールという哲学者が、あたしなんかよりもっと面白い見解を示していたね。彼の示していた議論は非常に難しかったので、もう一度読まないと、解説することは不可能ですから、またいつかの機会に持ち越したいと思います。

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