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茶道具

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2023年4月の記事一覧

4月29日の客

「大川君連休どこか出掛けるの?」先生からお尋ねです。(いいえ、混むのでせいぜい美術館位です)
「じゃ29日、地方からお客様がみえるから手伝いを」恩師三田富子先生は、物書きで「淡交社の本」を沢山執筆。また日本中の淡交会支部の講演にも、良くお出ましでした。
それで各地に、ファンが沢山居ました。その人々が時々稽古場に・・・

当日床に、和漢朗詠集の祝の巻頭。牡丹を青磁鳳凰耳付(漢字の中に、スメラギあり)

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ひったくり!

主茶碗でゆっくり、美味しいお茶を頂きました。その茶碗を畳に置くか置かないかの内に・・お運びの人が、茶碗を下げにきました。飲み口さえ、拭いてないのに~
亭主から「清めて、拝見に出します」
お馴染みの一言です。

まったく失礼な対応に、驚き呆れました。其れまで色々お尋ねしていましたが、以降は無言です。
道具が拝見に出され、茶杓の脇にあの
茶碗が置かれました。私は立ち上がり、そのまま床の間を拝見。
直ぐ

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掛け軸

千家流では無い、茶席にはいりました。広間ですが、古い建物で少し暗い感じ。床の間の奥行きが深く(畳縦に
したぐらい)、掛け軸迄の距離があります。

其処へ古い(歌切れ)が、掛けられていました。殆ど字は見えません。
説明を聞き、ようやく理解できました。
次の席へ向かう途中弟子が(丁度季節の歌で、良い掛け軸でしたね)と言います。(個人的意見としては、花入れ・香合が真の構えだったね。ならば禅語の一行の方が

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