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目覚めよ

まるで某新興宗教の小冊子のようなタイトルですが、なにもそちらの方面に目覚めろという話しではございません。

今回は【ラナンキュラス・ラックス休眠解除の儀】について。

世のミーハーな園芸フリークならば、欠かせないおしゃれアイテムの1つとして常識化しつつあるのが綾園芸さんのラナンキュラス・ラックスでございます。

ラナンキュラスなのにラナンキュラスの常識からはかけ離れたスーパーラナンキュラス。
ようやく手頃な値段になってきたとはいえ、小さめの芽出し株ですら1000円を超えてきますので、まだまだ高価な印象ではあります。
様々なカラーがあるので収集癖を発揮したら最後、そのコンプリート欲求から各販売店情報を血眼でチェックするハメになります。

が、しかし。
それを差し置いてでも、このラックスシリーズはとんでもなくコスパが良いのだ!!!

扱いやすい上になかなかの強健で寒さにも強く、花はピカピカ光ってド派手で目立ち、図体がデカくて球根もデカく、そして良く増える。

わたくしのようなガーデニングセンスなき者の手にかかれば満開時はとにかく「色がやかましい」。
ご近所の老婦人に「菊まつりみたいね」と言われるほどに。

見てこの色の暴力。これが宝の持ち腐れ。

このやかましさと色の暴力は、倍々ゲームで年々増えていきます。

普通のラナンキュラスの球根って10円玉くらいなんですが、見て。ラックスの球根。
爆弾おにぎり。ちなみにこれ1年目の球根。

白いのは消毒粉。まぶしてカラッと揚げるから

そして2年目の春に掘り上げた時がこれ。

表。鳥肌。

どうですか、このキモさ。
とにかくデカいことを伝えたいだけなのに、それを遥かに上回る気持ち悪さ。
海におるやろこんなやつ。

これをですね、日陰で干して乾かします。

乾物となる

ここからは私のオリジナルなんですが、排水口ネットにカラカラのパーライトと球根を入れて秋まで保管。

雨に当たらなきゃなんでもええよ

これ、かなりオススメ!!
この保管方法に辿り着くまでは、ネットで吊るしたり、鉢ごと土と乾かしたりとか、ひと通りの方法を試してましたが、
これが1番管理も楽だしスペース取らないし、カビることなく全ての球根の状態が良かった。

ほんで、ちょうど昨日我が家では【ラックス休眠解除の儀】がしめやかに行われたわけです。

保管で使ってたパーライトにベラボンを足して、しっとりするくらいに湿らせたら球根をねじ込む!おしまい!

このまま2週間くらい放置

いい感じに球根が水分を含んだら休眠解除成功です。
あとは土に埋めときゃ勝手に芽が出て、春にはまたパワーアップした色の暴力が私をぶん殴る。
その多幸感たるややめられない。

余談ですが、普通のラナンキュラスの球根はもっと手がかかりますので、この方法はあくまでラックスのみに適用くださいね。

普通のラナンキュラスは、水を固く絞ったキッチンペーパーで優しく包み、冷蔵庫の野菜室で過保護にストレスなく目覚めさせてあげましょう。
このように。

達筆

言い訳ではないですが、私は達筆すぎて職場で問題となり、業務としてユーキャンのボールペン習字をやらされた経験があります。

おかげでこんなに上達しました。

それでは、ラナンキュラス達が無事に目覚めますように。

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