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【第3号特集】なぜここで子育てしているの?/【質問】あべ@beさんより:「子育て」って何歳まで?


   子育てマガジン、第3号です。

〜目次〜

  ・なぜここで子育てしているの?
  ・【質問】子育てって何歳まで?
  ・みなさまからもご質問があったらぜひ!


・なぜここで子育てしているの?


メンバーの方とのやり取りの中で
「なぜここで子育てしているの?」という
テーマがでてきました。

私はタイの田舎で今、子育てしていますが
改めて考えてみるといろんな流れがあって、
今ここにいるなあと感じています。

自然な流れでタイで子育て

 タイ人と結婚して、タイで出産したので
 自然とタイで子育てする流れになりました。

 彼に日本に一緒に行ってもらって、日本で仕事を
 探しながら子育てすることもできたのですが
 私にとっては、それは全くイメージがわかない感じでした。

 まず外国人の主人にとって
 日本語ができないということは
 本当に暮らしづらいということ。
 
 実はうちの妹は、ブラジル人(日系ですが)と結婚して
 沖縄に住んでいますが
 日本語ができて(妹の旦那さんは日本語含め5、6ヶ国語できます)も
 いざ就職となったら本当に難しくて
 その大変さを妹夫婦の姿を通して感じていました。

 ですから
 タイ語・英語・パーリ語ができても(笑)
 日本で生きていくのは至難の技だろうなあ、と。

 やはり私がタイに一緒にいて
 子育てをしていく方が、
 都合がいいように思いました。


<タイのマイペンライ・ワールド>


 またタイで子育てしたいと思った理由の一つが
 タイがマイペンライ・ワールドということ。

 マイペンライ、とは、タイ語で「大丈夫」という意味。

 タイの人のおおらかさを示す言葉なのですが

 几帳面で真面目な日本人から見ると
 「なんとだらしない」 
 と映るタイの人たちの気質。

 私にとっては、このマイペンライ気質のタイで
 特に子供が小さいうちは、「大丈夫」感覚の
 世界に身を置きたいと思ったのでした。

 また私が触れ合ったタイの人たちは
 子供にやさしい。

 全然知らないレストランの店員さんでも
 さっと笑顔で声をかけたり
 いないいないばーをしたり
 大変そうなときなどは
 手助けをしてくれたりする

 そんなちょっとした気遣いを
 さらっとしてくれる。

 この安心感は、何にも代えがたいものでした。


<自然と触れ合える原風景>

 また今、ライトハウスという
 超ど田舎の、瞑想修行場&農場のようなところで
 生活していますが

 主人も私もフリーランスの新しい生き方を始められ
 かつ自然の中で子供も一緒に暮らせるという場所。

 不便なところはたくさんありますが
 それを上回る豊かさを感じています。

 主人も幼い頃は
 自然の中、特に田んぼや畑、森が
 遊び場だったそう。

 そうした原風景を持っている彼にとっては
 子供にもそうした場を感じてもらいたかったようです。

 今、子供とほとんどずっと一緒にいますけれど
 とても生き生きしています。

 実は私も、私が幼なかったとき 父が

 「子供は少なくとも3歳までは
  保育園には入れずに親と一緒にいよう。
  できれば自然のいっぱいあるところに行きたい」


 と、母に告げていたそうです。
 
 実際は、父は私が2歳のときに
 亡くなってしまったのですが

 母は父の思いを継いで
 5歳で幼稚園に入るまでは保育園に入れずに
 育ててくれました。

 これから続くであろう
 息子の長い人生の中で
 親とずっと一緒に居られる時間は
 そんなに長くないと思っています。

 すぐに大きくなって
 学校、子供同士の付き合い、自分のやりたいこと、、、。
 
 親と過ごすよりも
 魅力的な時間をきっと過ごしていくでしょう。

 ですから
 今時間が許す限り、子供と一緒に居られる時間がある
 この幸せをしっかり味わっておこうと思っています。

 幼少期は、まさに自然児。
 社会的動物になる前の存在ですから
 そこで発揮される自然とのやり取りが
 実に面白い!

 きっと彼が大きくなっても
 意識には登らないやりとりだとは思いますが
 しっかりと肌で
 覚えておいてもらえたら嬉しいなと思っています。


・【質問】子育て、って何歳まで?

 あべ@beさんより、大切な質問をいただきました。
 これが正解!というものはない質問だと思うので
 感じたことを書いてみたいと思います。
 
 子供が自立するとき
 精神的にも、経済的にも。

 一般的なこうした感覚は、漠然と持っています。

 ただ皆さんもおっしゃっているように
 「自立」っていろいろな意味で捉えられますよね。

 成人したとき
 就職したとき
 結婚したとき
 孫ができたとき

 そういうライフイベントのときも、すごく節目として
 大切だなあと思っています。

 ただ私はそうしたライフイベントの他に
 
 「子供がもう親を必要としないサインを出したとき」

 を、見逃さないでいたいなと思っています。

 実は私はびっくりしたことがありました。

 今、まだ1歳10か月ですけれども

 この自然の中を歩いていて

 私が「この段差はちょっと危ないだろう」と
 
 ちょっと手を出そうとしたんですね。

 

 そうしたら息子は

 「イヤっ!」と
 
 私の手を払いのけました。

 

 そして、自分の足でどかっと地面を蹴って

 無事に段差を上がったのでした。(そして、ドヤ顔)


 「こんな小さいのに、もう『自分でやりたい』という
 
  意思があるのかー!!」

 と、私は驚きでした。

 もちろん見守っていくことは常に大切ですけれども

 もう自立のプロセスはすでに始まっていて

 自立のタイミングは子供が教えてくれると思いました。

 なので
 
 私が準備すべきなのは、この子がどんどん自分から離れても

 大丈夫と思える自分の心、なのだなあと思っています。

 小さく見ていくと
 
 毎日子育ては終わっています。

 あれ? もう ベビーカー、いらないや。
 あれ? もう 離乳食、いらなくなった。
 あれ? もう この服狭くて着られない。

 そんな感じですぐに

 あれ? もう 親、いらないのね。

 になるんじゃないかなー、という気がしています。

 親である役割、今できることを
 楽しんでいきたいなと思っています。



・皆さまからのご質問も、コメント欄で
 お待ちしていますねー!

 また私の別マガジンでも
 「気づきの子育て瞑想」というタイトルで
 日々の気づきをエッセイ風に書いています。

 もしよかったらどうぞ、覗いてみてくださいー!

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