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【無料記事】カムキエン師の海外説法「法の旅」~気づきは、世界共通のユニバーサル~

<100円設定ですが、最後まで無料で読めます!>


タイ東北部、チャイヤプーム県にある森の寺

スカトー寺。

その先代住職である故カムキエン師は

気づきの瞑想指導者としても、また

開発僧という社会貢献に従事された僧としても

素晴らしい働きをなさいました。

この1ヶ月は、昨年8月に出版された

「法の旅(タンマ・ドゥンターン)」

という本を少しずつ訳していきます。


生前、カムキエン師はタイのみならず

海外に招聘されて瞑想指導や説法をなさいました。

その時のお話の抜粋です。

第1日目の今日は、

アメリカでの説法です。 

「気づきは、世界共通のユニバーサル!」

カムキエン節が、アメリカで展開されるとどうなるか?

どうぞ、お楽しみください!

。。。。。。。。。。。。。

(アメリカ シラタナーラム寺での説法にて:「法の旅」12ページ)

 
気づきを高めるということは

ただ知識を知りさえすればいい、

というものではありません。


気づきを高めることが

「できるようになる」ことが重要なんです。


知っているだけでは、

全く使いものにならないのです。


例えば

苦しみは良くない、ということは知っていても

まだ苦しんでしまう。


怒りが良くない、ということは知っていても

まだ怒ってしまう。


そんな時がありますね。


それはね、ただ知識として知っているだけではダメなんですよ。


自分自身の気づきが間に合うように

自分に教え込まなくちゃ。


他人は教えようとしてくれますよ。

大学に行くまで教えてくれるでしょう?


でも、本当に教えられるのは自分自身なのです。


私が皆さんにお伝えしたいことは

自分自身に気づくということは基礎ですよ、ということです。


自分自身に気づけば気づくほど

日常の中で気づけば気づくほど

気づきは高まっていくのです。


気づきを高めるということは

ユニバーサルなことですよ。


あなたも気づくことができるし

誰でも気づくことができる。


権利を必要とするものでもないし

誰かをモデルとする必要もないのですよ。


ただ「自分に気づく」ということだけ。

この気づくということに

あなた自身がしっかり触れていくことだけなんです。


それをね、

しっかり慣れさせていけばいいんです。


もし私自身が気づくのにどんどん熟練して慣れていったら

体あるところに気づきがあり

心あるところに気づきがあるようになりますよ。


何が、どんなことが生じてこようとも

こういうふうに呼ぶことができますね。


「私に生じていることはタンマ(法)なんだ」とね。

。。。。。。。。。。。。

浦崎感想


気づきは、まさに

言葉を超えた世界共通の言語!

文化や歴史が違っても

「気づく」という体験は

私たち人間が生きる上で

いつでも、どこでも、誰でも高めることができるもの。

その確信を伝えておられたのだと思いました。


ここ、ライトハウスでも

瞑想修行に励む方たちがいますが

タイ人だけではなく、私のような日本人

そして最近は中国人の方がたくさん来られ

また先日は、アメリカの方が来て

気づきの瞑想を熱心に実践されていました。


法の学びは、ユニバーサル!

そのことを私自身、このタイの田舎にいても

感じることができます。


どんどんインターネットを通して

世界中の人がつながっていく現在。

さらに「気づきのユニバーサル化」も

加速していくことと思います。


それぞれが、それぞれの足元で

「法の旅」を続けられる時代になっているのかも

しれませんね。


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