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シネマトグラファーと言うくらいだから

こんにちは、ハワイでシネマトグラファーをしています。『Urara』です。
今日は前回の続きで、フレームレートについて書いて行こうと思います。

私なりのシネマティックな撮影とYoutubeなどブロードキャスト撮影のフレームレートを決める時の参考になればと思います。

シネマ🎥と言えば映画!と言うことで一眼レフを使って24FPS(23.98フレーム)で撮影をするのが、この『シネマトグラフィー』の前提だと私は思っています。この24FPS(23.98フレーム)で撮影すると映画の様な質感(モーションブラー)の効果が一番キレイに発揮されると言われています。
私もハワイのウエディング撮影では、だいたい23.98フレームで撮影をしています。

ここで少しフレームレートと撮影される映像について、私なりに理解している事を簡単にご説明します。

ですがこれは、ハワイのローカル撮影会社に入った時に一眼レフカメラを使た動画撮影を仕事として叩き込まれた時の経験と私なりの理解で書かせていただいております。もし若干のニュアンスが違っているかもしてませんが、その辺はご了承ください。😆

ですが、今まで1000組を超えるお客様に作品を納品してきましたが、クレームになったことは一度もないです。

これから一眼レフカメラを使って動画撮影に挑戦したいと思っている方の参考に必ずなると思います。

まず、23.98FPSについて
このFPSとはフレームレートのことで(Frames Per Second)1秒間に何枚のフレーム(コマ)の写真で映像を構成するかと言う設定になります。
映像を使う時には必ず必要な知識なんですね!
なぜ?と思うかもしれませんが、この撮影時の設定で編集用のタイムライン(シーケンス)の設定も関わってくるからなんです。

ここを説明しているとなかり脱線してしまうので、今回は省略させていただきますが、わからないままでは気持ち悪い!と言う方に簡単に言うと!
後にスローモーションを使うときなどにここが理解出来ていないと、綺麗なスローモーションを作ることが出来ないです。

さて話を戻します。
なので23.98FPS 24こまとも言います。1秒間に23.98枚の写真で動画を作っていると言うことになります。よくこの説明をする時に、小学校の時にやった教科書の角に書くパラパラ漫画が例にあげられます。1秒間に23.98枚のパラパラ漫画と言うことになります。

23.98FPS!かなり半端な数!と思う方もいると思います。人によっては24コマと言う方も多いです。ですがどちらも同じです。24こま=23.98と思って大丈夫です。細かく説明すると60秒を割っていくと23.9888888と割り切れない事からこの様になっています。(ですがオールドスクール的な知識です)

そのつぎに30FPSと60FPS。コマ数が増えるという事はコマとコマの間が狭くなるぶんモーションブラーが小さくなります。その為に撮影される映像は硬くなるとよく表現されています。

私が時々、ハワイでの撮影をお手伝いするYoutuberさんに先日Youtubeの時の設定をチョコっとお聴いてみました。
彼女は60FPSを使っているとのことでした。
60Pの方が質感がリアルで親近感がある映像になるとの事でした。Youtuberの彼女の判断も確かにあると私もとても参考になりました。そして彼女は旅ログなどは30Pを使っているそうです。撮影するエピソードできちんとフレームレートを変えて映像の質感をコントロールしている所などは、さすがトップYoutuberと感心しました。

最近では、スマホで簡単に素敵な映像が撮影出来てしまうので、なかなかこのフレームレートに意識がいっていない方も多いと思いますが、少しでも素敵な映像に!とこだわった時に必ず必要になってきます。と言うよりもここがしっかり理解出来ていないと素人撮影、素人編集から絶対に抜け出せません。
スマホでもカメラ設定からフレームレートの設定は可能になっているので、是非チェックしてみて下さい。

次回はフレームレートとシャッタースピードの設定について書いてみたいと思います。

だいぶ長くなってしまいましたが、ここまでお付き合い頂きありがとうございます。また昨日は初投稿でしたが、早速スキ❤️マークで応援して下さった方、有難うございます。とても嬉しくやりがいになり、今日も楽しく記事が書けました。😃

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