『書楼弔堂 待宵』読んでみた。 #あなたの推し本教えて 26人目
こんにちは、青波麗です。
まず、以下ツイートをご覧ください。
ということで、今回は@kokugo_shakaiさんの推し本「書楼弔堂 待宵」をご紹介します。
あなたは今、明治の風景と魂を辿る旅へと誘われています。時間と空間を超えて歴史的な人物たちと出会い、彼らの心の中に迫る特別な一冊。
「書楼弔堂 待宵」
京極 夏彦
この作品は、明治30年代後半の甘酒屋を舞台に、古今東西のあらゆる本が揃うと評判の書舗「書楼弔堂」を訪れる迷える者たちの物語です。彼らは自身の一冊を求めて“探書”に訪れ、その過程で各々の人生や思想について深く探求します。
私が感じた魅力①
歴史上の人物との出会い
本作では、徳富蘇峰や岡本綺堂、竹久夢二といった実在の人物たちが登場します。彼らとの出会いを通じて、明治時代の風景や思想、時代の空気を肌で感じることができます。文明の灯りがまだ広く世の中を照らす前のぼんやりとした時代フィルターを垣間見ることができ、これこそが京極作品の一つの大きな魅力だと感じました。
私が感じた魅力②
書物と人との関わり
京極夏彦の作品は、人と書物との関わりを深く探求しています。本が人に何を与えるかではなく、人が何を感じるかが重要だと語るこの作品は、書物を通じて自己探求する者たちの姿を描いています。本を読むことの本質に迫るその視点は、私たち読者にも自身の読書観を再考させます。
私が感じた魅力③
明治時代の世相を反映した物語
「書楼弔堂 待宵」は、明治時代の世相を繊細に描き出しています。作中では、大義名分がどうあれ戦争をやるというのは平民にとっては殺し合いであるというメッセージが投げかけられます。このように現代にも通じる普遍的なテーマを掘り下げることで、本作はただの歴史小説を超えて深いメッセージ性を持つ作品となっています。
「書楼弔堂 待宵」
を読んでほしい人
歴史や文学に興味がある人
独特の世界観を楽しみたい人
自己探求や哲学的な思考を好む人
読書の本質について深く考えてみたい人
この作品は、読者自身が感じ取り、考え、学ぶことを促すものです。だからこそ、自分自身の人生や生き様について考えるきっかけを得ることができるでしょう。
「書楼弔堂 待宵」
を読むことで待っている未来
この本を読むことで、あなたは明治時代の日本にタイムスリップしたかのような体験を得ることができます。その時代の思想や文化、人々の生活を垣間見ることで、自身の視野を広げ、理解を深めることができます。
また、書物と人との関わりを深く探る作品であるため、あなた自身の読書観や人生観を見つめ直すきっかけを得られるでしょう。読むものによって何を感じ、何を得るのか、そしてその過程でどのように自己が成長していくのかを考えることで、より豊かな読書体験が待っています。
まとめ
「書楼弔堂 待宵」は、明治時代の風景と魂を辿る旅へと読者を誘う一冊です。歴史上の人物との出会い、書物と人との関わり、明治時代の世相を反映した物語、これらが複雑に絡み合いながら、読者を豊かな想像力と深い洞察力へと誘います。あなたもこの旅へ参加し、新たな視点と感動を得てみませんか?
今すぐ「書楼弔堂 待宵」を手に取り、明治時代の日本へと足を踏み入れてみてください。あなたの中に眠る新たな発見と感動が、この本とともに待っています。
#あなたの推し本教えて は、読書をこよなく愛する方達の推し本を、私が実際に読んで率直レビューするというTwitterで行っている企画です。読書好きの方は私(Twitter:@urara_aonami)をフォローして是非楽しんでください!
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