インテリア講座。第5回目は、今から50年前に著名な建築家が既に未来を予見していた事実とは!

その人の名は「黒川紀章」氏です。
私の好きな建築家の一人です。他に「安藤忠雄」氏も好きな建築家の一人になります。

さて、50年前というと1970年代になりますが、とても斬新な(英語表記:metabolism)と言われ、1959年に黒川紀章や菊竹清訓ら日本の若手建築家・都市計画家グループが開始した建築運動になります
新陳代謝(メタボリズム)からグループの名をとり、社会の変化や人口の成長に合わせて有機的に成長する都市や建築を提案した。


いわずと知れた日本を代表する建築家の一人、黒川紀章氏。26歳のとき、新陳代謝を意味する「メタボリズム」を掲げて建築の理念運動を始め、建築界に旋風を巻き起こしました。その後も共生、循環(リサイクル)、生態系(エコロジー)などのキーワードを核に、「生命の原理」と向き合い続けた黒川氏。代表作の数々を巡れば、彼が問いかけ続けた現代そして未来へのメッセージが見えてきます。

【黒川紀章の代表的な建築】
1 中銀カプセルタワービル
2 国立新美術館
3 広島市現代美術館
4 寒河江市役所庁舎
5 豊田スタジアム
6 名古屋市美術館
7 埼玉県立近代美術館
8 福井県立恐竜博物館
9 和歌山県立近代美術館
10 ガスプロム・アリーナ

今回はその中でも筆頭に上げられる「中銀カプセルタワービル」を取り上げたいと思います。
実はこの建物は私が35歳の時に1年間住んでいた経験があります。


その経験が私の潜在意識化に有り、時代が後から付いてきたように『raku-style』の提案をしているかも知れません。(笑)
何故ならば当時においては都市住宅に於いては今迄に殆どと言って良いほど建築が進む社会状況には成っていなかったからと思います。有る意味、『raku-style』は本来のメタボリズムとは思考が少しばかり違いがありますが・・・


其れはさて置き、インテリアに対する思考は非常に近いモノを感じます。先ずは当時の黒川氏の内部に対するデザインをご覧下さい。とても50年前とは思えない斬新なデザインと思いますから!

左側の写真が新橋に建築された「中銀カプセルタワー」
内部には広さが4畳半と言う茶室のスペースと同じです
当時のデザインは今でもありそうなデザインです!
サニタリールームは3点式設備で構成されて居ます
同上の写真を室内から俯瞰で見て所になります

ご覧頂いた写真は今でも対応が出来ると思います
この様にメタボリズムとは、再生可能なファクトリー生産を目指した最先端の住まい(都市型事務所)としても見据えた建物です。

今では当たり前の様に「ワンルーム」という形態で都市部では建築がされていますが、50年前にこの発想をいち早く取込むところに黒川氏の先見の明が有ったことだけにはリスペクトさせられます


今の時代は「少子化」による人口減少がここまで進むことは予想だには誰もしていませんでしたが現実的には「核家族化」と「少子化」に伴い、男女の差が無く「お一人様」が現実的にもの凄い勢いで進んでいます。


弊社パウダーイエローが目指す、「終の住処」とは下記の画像に示すように省エネ型リノベーションで如何に狭いスペース(概ね30㎡~40㎡中心)に安心と安全を考慮した快適な空間で過ごして頂ける様に創造しております。


<Interior points>


衣類に関しては矢張り最低限のボリュームを確保すると同時に外からでも中の衣類が見える方が使いやすくしており、照明器具も昼光色(電球色)のスポットライトと間接照明で柔らかく照らす方法ですね・・・


収納に関しても、可能な限り造作として作る方法が寸法がピッタリします。『raku-sutyle』の特徴は市販の家具は出来る限り利用しない方向でデザインを考え、最低限の椅子やテーブル、ベッド等は市販品の購入をお勧めします。床に関してはラグマットでアクセントを付けてゾーン分けを行い広く見せるテクニックでお洒落な感覚を演出します。

LDKと寝室の一体化に!
キッチン周りの快適化

<Kitchen Points>

この様に人間に取って死ぬまであなたの「人格」と「尊厳」を提案するスタイルが『raku-style』のコンセプトです。

基本は「生・食・住」を快適にする考え方!
人間に取っては生きるためには先ず「食事」スペースとサニタリースペースが充実しており、且つ身支度をする上でのサニタリースペースも重要となります。

特にキッチンとはALL-IN-ONEスタイルを提唱する弊社ですから「LDK」としての機能を持ち「料理」を作る場所で有り、その事で買い物から料理の段取りを考える事により頭の回転を必要となり「認知症」や「ボケ防止」にも一役買いますから一石二鳥です。

照明に関しては手元灯りを「シーリング式スポットライトを配し、昼間に利用する場合にでも成るべく小振りのダウンライトに留めています。
基本、『raku-style』の照明計画では天井に大きな照明器具は付けません。その効果は天井を成るべく高く見せる演出です。


相対的にALL-IN-ONEスタイルは基本の間仕切りはサニタリースペースに限定しており、お客様の要望によりガラスで間仕切りをする場合が多いです
これも限られた空間を良い大きく見せる為の演出になります。
参考迄に画像を掲載します。

基本、全てガラス張りのユニット
ガラス間仕切りは正面のシャワールと入り口もガラスタイプ

この様なタイプは「お一人様」のお客様に注文が多いです。

今日はALL-IN-ONEのスタイリングに関するポイントをお話しさせて頂きました。

ご相談やお問い合せは


参考迄に『raku-style』に付きましては


是非、あなたからのご相談を、お待ち致しております。

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