見出し画像

節分に張り切るわが子と私の理不尽な思い出

2/1
朝のABCニュースでは、今日もアメリカの大寒波と大雪についてジンジャー・ジーのレポート。 東京は昨日より少し暖かい気がする。

どこかの州の医大生の男の子が、マイナス46度のなかキャンパス内で死亡しているのが見つかりました。というニュースで、「ご家族は、とても優しい息子だったということを忘れないでください。というコメントを出しています」と伝えていた。とても悲しいニュースだけれど、そのコメントは少しあたたかい、と思った。

娘は今日は保育園で豆まきだと言って、張り切って一張羅のピンクのネコちゃんがついたトレーナーと花柄のフリフリのワンピースを着て行った。

娘の保育園は、節分や七夕、ひな祭りか端午の節句と言った伝統的な行事を大事にしていて、その当日にただイベントを行うのではなく、その行事の意味や必要な準備と言ったどういう文脈でそれをやるのか。というのを、とても丁寧にお話ししたりいろんな体験で体感させてくれて、私はそれがとても気に入っている。

今回の節分ではは、2週間前から「おにからのてがみ」という模造紙いっぱい荒々しい字で書かれたやつが壁にはられ、さらに特大サイズのトラ模様のパンツも併せて残されており
「心の中の泣き虫鬼や、怒りんぼ鬼を退治さしておかないと、お前たちを連れて行くぞ。覚悟しておけよ」などと書いてあり、子どもたちを震撼させていた。

30年以上前の私が通っていた幼稚園は、あまり子どもに説明する事をしてくれなかったなあと思い出した。

夏休みが明けると、くろんぼ大会というどれだけ日焼けしたかを競う行事があってパンツ一丁で並ばされ、パンツを少しめくられて真っ白な尻とのコントラストの高いほど上位という大会で、今思い出しても謎の大会だった。

冬は毎朝マラソンと、その後には上半身裸になって乾布摩擦があった。

そして、卒園式ではなんとプロムがあった。事前に男児が目当ての女児にお相手になってくださいと申し込み、それに同意するもカップルが成立し、卒園式当日はドレスやタキシードを着てペアになってダンスをさせられた。

どれも何でこんな事をしなくてはいけないのかと、とても嫌だった記憶しかない。

でも、母は今でも良い幼稚園だったと言っているから、親たちは子どものいろんな姿が見れたり、挑戦しているように見えて楽しかったんだろうなあ。と思う。

理不尽なことが沢山ある、ということは学べたかもしれないけど、あんなに早くまだ数年しか生きてない時に経験しなくてもよかったんじゃないか。

我が子や、自分の知っている子たちには、まだ3年とか4年とかしか生きてないうちは、ただただ楽しいことや嬉しいことが、たくさんたくさんある毎日であってほしいな。と思う。

保育園に来たのは青鬼だったけど、無事退治できたとのことで子どもたちはニコニコしていてかわいかった。

#日記 #生活

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?