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あらゆるところにあふれるはずの愛

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いつもの土曜日は、9時過ぎにならないと家族全員が起きていることは珍しいが、8時半には全員起きて、朝ごはんを食べながらアニメのおさるのジョージを見る。

洗濯機が回り終わってもまだ10時前とか、だいぶ良い気分で午前中を過ごす。

午後は娘のスイミング。
3歳から小学校の3年生くらいの子たちが、それぞれのクラスに分かれてコーチの指示に従って泳いだり、泳ごうとしているのはすごくいい眺め。紅の豚のオープニングのチビちゃんたちが飛行艇から海に飛び込んでいくシーンを思い出す。

たくさん多分、100人近いのでは、と思われる小さい人たちが可愛すぎる。
それから、付添いの父母がいる観覧スペース。みんながみんな、うちの子可愛いいなあ!と思って座ってるんだなと思うと、愛に溢れすぎてる…!幸せ度合いがだいぶ高い。

娘が必死の犬掻きをしたり、中のいい友達とふざけたり、調子に乗った様子で飛び込んだりするところを小一時間堪能した。

それから、最近起こってしまった悲しい事件と、少し前の悲しい事件を思い出す。
結愛ちゃんと、心愛ちゃん。ほんとうに、どうしてあんな風に悲しく辛い体験や思いをして、あんなに小さい子が、人生を終えなければならなかったんだろう。

愛にあふれた名前の通り、たくさんの人に愛されて生きる当然の権利があった。

あの子達も、スイミングで泳いでいる子達と同じように、こんな風に見ず知らずの私にまで名前を知られる事なく、これから先も生きていくはずだったのだ。

決して許されることのない親や、多分に改善しなくてはいけない行政の体制や対応は、もちろんこれから同じことが起こらないように注目されるのも議論されるのも必要だけれど、それよりも。

あの小さい子達のことを、忘れないで。心に留めておこうと思う。

#日記 #生活

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