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自然観察 2020年8月18日

Location; Kanagawa Prefecture Nature Conservation Center, Atsugi-city

野外施設利用上の注意

動植物は採らない・持ち込まない
・ペットを連れて入らない
・生き物にエサを与えない
・観察路から外れない
・火気厳禁
・騒がず静かに歩く
・食事は🍙マークの場所ですませる
・ゴミは持ち帰る

とのことです。

要ヤマビル対策。
もっとも、このところ乾燥のせいでヤマビルの活動が鈍くなっているので、あまり神経質にならなくても良いかも。とかいって油断するとやられる。

要虫除け。

Gallery

いつものように研究棟横の池を覗くところから。

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シオカラトンボ(E30)


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ショウジョウトンボ(E30)


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キイトトンボ(E30)


林に入り、例の木をチェック。

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ノコギリクワガタ(K14)

顎がやや貧弱なやつがけっこうな勢いで幹を登っていく。目で追う、いやファインダーで追うと、その先にはさらに小さいやつがいた。大きいやつが小さいやつの上に回り込む。そして顎を振り回して、小さいやつ追い払ってしまった。


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カブトムシ、カナブン(K14)

緑色のカナブン。
普通のカナブンなのかアオカナブンなのか、色だけでは判別できないと聞いた。カナブンを裏がえして確認するわけにもいかないし。表面のテカリとかで区別できないものかと思う。


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アカボシゴマダラ(K14)

ゴマダラチョウがいると思ったら、アカボシゴマダラだった。


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ヨツボシケシキスイ(K14)

カブトムシやカナブンが目立ってしまってあまり気にしないけれど、こういうのもいる。


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タテハチョウの仲間(K14)


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ルリタテハ(K14)


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ホトトギスの仲間(K14)

ヤマホトトギスで確定。

ヤマホトトギスは、花は散房花序につく。
ヤマジノホトトギスは、花は葉腋に1〜2個つく。

とのこと。


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コゲラ(Y2)


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ニホントカゲ(Y2)

かなり小さかった。


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アブラゼミ(Y5)


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ツクツクボウシ(Y5)


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ルリモンハナバチ(Y8)

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ルリモンハナバチ(Y8)

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ルリモンハナバチ(Y8)

ルリモンハナバチ発見。忙しく飛び回るので、撮影が難しい。悪戦苦闘な感じ。


しばらくしてどこかに行ってしまったので、グレーチングを歩く。

先の方で大声で話しているのが聞こえる。休憩が終わったらエンジン刈り払い機で草刈りを始めるのだろうか。

大音量が苦手なので、耳栓をする。セミの声も聞こえなくなって少しホッとする。

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コジャノメ(Y10)


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ナガハリバエの仲間?(Y10)

園路に覆いかぶさる木をくぐり抜ける。幹に小さな白い玉が付いている。レンズを向けたら、ハエのような虫が飛んできてそばにとまった。

よく見ると白い玉に足を掛けている。どういうこと?


グレーチングを進むと、グレーチングの脇の草を刈っていた。でも俺には、エンジンの音はほとんど聞こえない。草刈り機のそばを通るときはいつも怖いと思うが、今日はあまり気にならなかった。エンジンの音が聞こえると余計に恐怖を感じるのかもしれない。


さらに先に進む。

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クロコノマチョウ(Y16)

クロコノマチョウ、受難。

毎回観察していたクロコノマチョウの居場所である。

無残にも刈り払われていた。2匹を見つけ出しセンターに持って行った。夕方までにはどこかに放たれるだろう。

気を取り直して、観察再開。
とか言って、もやもやした気分が消えない。

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チャバネセセリ(Y8)

ほとんど最奥部までやってきた。

クロコノマチョウの幼虫発見。前に成虫を撮影した場所の近くだ。この草はヨシだろうか。

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クロコノマチョウ(Y34)

この草も、そのうち刈り取られてしまうかもね。

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セセリチョウの仲間(Y34)

キマダラセセリのメスだろうか?


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カマキリの仲間(Y30)

ハラビロカマキリだろうか、木の幹を登っていた。上の方でツクツクボウシが鳴いていたので、それを捕まえるために登っていたのかもしれない。

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クビアカトラカミキリ(Y28)

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ミルンヤンマ?(N17)

ミルンヤンマで良いかと思うが、腹の付け根のイチョウ型の模様が気になっている。

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キチョウ(N15)

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ウスバカゲロウ(N13)

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ムラサキシジミ(N12)

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カエル(N11)

アカガエルかと思ったが、よく見ると違った。体は小さかったが、アズマヒキガエルの特徴を持っていると見た。

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イトトンボの仲間(N11)

目だけ見ればホソミイトトンボのようだが、何トンボだろう。

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オハグロソウ(N7)

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ツクツクボウシ(M6)

けやきの広場で休憩。

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ミヤマアカネ(M10)

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ノコギリクワガタ(M9)

午後になっても草刈りの音がうるさかったので、観察園に戻るのはやめた。センターに向かう。

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イチモンジセセリ(N4)


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ジャノメチョウ(K13)


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ハチの仲間(K13)


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ハチの仲間(K12)


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ハチの仲間(K11)


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メンハナバチ(K2)

顔を見ていないので断定はできないが、、、

まだ帰る時間ではなかったので、樹木観察園を歩いてみた。

鳥は見なかったが、シジミチョウを見ることができた。

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ウラナミシジミ(E14)

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ウラナミシジミ(E14)


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ミヤマアカネ(E24)


クロコノマチョウの件

クロコノマチョウの幼虫だが、放っておくべきだったと考えたりもする。

人間が活動する上で何も殺さないなんてことはありえないわけで、、、
そこに虫がいようが鳥がいようが、人間は人間の都合で草を刈り木を切ることもあるだろう。

去年は、草が刈られてもそこだけは残されたので、今年も同じ処置を期待していた。しかし、刈り取られてしまった。

ま、視野を広くしてみれば、他にもクロコノマチョウは生息しているし、温暖化で生息範囲を広げているとも聞く。実際、増えているような気がする。そんな中、たかだか2匹が死んだとしても(実際にはさらに何匹かいたはずだが)、大勢に影響はないような気がする。救ったつもりでも、本当に救ったことになるかわからないのだし。

たまたま目の前にいたから救わないわけにはいかなかった。良いことをしたつもりでも、それは自己満足でしかないかもしれない。もしも幼虫が自力で生き延びることができたのならば、余計なことだった可能性だってある。

ススキは刈り取られてしまったが、根こそぎ取ってしまったわけではないので、すぐに新しい葉を伸ばすだろう。そして、そこにまた卵が産み付けられ、新しい幼虫たちが住むようになるだろう。まだまだ暑い日が続くと思うので、そうなることを期待する。

アカボシゴマダラの件

アカボシゴマダラを駆除しろという指示があれば協力したいと思っているが、そのような事実はなさそうだった。調べている中で読んだ記事がこれ↓

上から3分の1くらいのところでアカボシゴマダラが登場する。

以上
t.koba

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