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そうだ熊鈴を買おう。やっぱ、やめた。

去年の秋、人気のない里山で写真を撮影していて、
「やっぱ、クマ避け、要るよな」と思った。
鈴がいい。
ネットで調べると「熊鈴」というのがあった。

南部熊鈴

盛岡市 塩釜馬具店


紹介ページ

通販サイト「レザーショップ塩釜」

革職人の手作り、真鍮製の鈴
持ち物として魅力を感じる。

鈴も職人さんが作っているのだろうか。

「制作環境に猫がいるので、製品に猫毛が混じっている可能性があります」だって。
俺、猫はダメだな。

https://www.facebook.com/moriokazoo/videos/クマ鈴/1390041644513728/

ZOOMO SHOP取扱商品*塩釜馬具店* クマ鈴の販売はじめたことはお知らせしました。盛岡にある塩釜馬具店さんの飼育スタッフもうなる逸品。ツキノワグマは盛岡に生息する身近な野生動物。サマースクールでもツキノワグマのこと知ってもらう予定です! 本日は音色を聞いてくださいね。

Posted by 盛岡市動物公園 ZOOMO on Monday, July 13, 2020

動画で熊鈴を鳴らしている。想像していた音よりも優しい音がする。

音が大きいのは、これか。別なメーカー。

こっちの方が良いのかなあ。

熊鈴のことを調べていると、熊鈴がうるさいという書き込みがみつかった。

わかる。確かにうるさいかも。他人が鳴らしているのを聞くとうるさいと感じることがある。
自分はうるさい音には神経質なので、熊鈴はやめとこう。

高齢者は熊鈴の音がよく聞こえない

高音ほど熊避けに効果があるなんていうのを聞いたが、高齢者には聞こえるのだろうか。
近年、登山ブームで高齢者が集団で熊鈴をキーンキーン鳴らしながら歩いているイメージがある。南部熊鈴はそこまで高周波を含んでいないのかもしれないが、数千Hzといった高周波成分が含まれている鈴の場合は、しかも大音量を狙って作られた鈴の場合は、耳が悪くない人にとっては、うるさくてしょうがないだろう。

聴力の差が世代間の断絶を生む、なんて構図を想像してしまう。

次の書き込みを発見した。

「なんてことだ 熊鈴が聞こえない」2017年06月19日

https://blog.goo.ne.jp/2001kawa/e/887c0bd12d015c12ddcfcb0c5f4532df

やはり聞こえにくくなるようだ。
「熊の耳にあやかりたい」というが、熊も歳を取ると聞こえなくなるという話もあるので、あやかるなら若い熊の耳にした方が良いだろう。熊の耳にこだわる意味もない気がするが。

次の記事の中で、20代と60代の聞こえ方の差について述べているところがある。

お父さんのセリフだ。
20代と60代では、4000 Hz で約25dB、8000 Hz で約35dBも違いがあると言っている。

某メーカーの熊鈴は、4000 Hz 前後で鳴るらしい。ということは、若者と高齢者では、熊鈴の音は 25 dBも違って聞こえているということだ。熊鈴の音にはより高い周波数成分も含まれているらしいので、実際に感じる音量には、もっと大きな違いがあるのかもしれない。

25 dB というのは、約18倍である。

ま、音の聞こえ方が倍率で表せるものでもないだろうが、音を18倍に大きくしてやっと若者と同じレベルに感じると言って良いと思う。

野鳥撮影の師匠に聞いた

先日、熊鈴を響かせて自然観察にやってきた人がいた。そのとき、野鳥撮影の師匠が横にいたので、実際、どうなのか聞いてみた。
師匠は、最近は、鳥の声が聞こえにくくなっていて、存在に気づかずスルーすることが多くなってきたようだ。
そんな師匠だが、観察者が鳴らす熊鈴の音は一応聞こえていたようだが、、、、

聞くと、師匠は熊鈴を所有していた。
ある日、しまってあったのを引っ張り出してきて鳴らしてみたそうだ。しかし、音が小さいと感じた。
汚れのせいじゃないかと思ってきれいに磨いたらしいが、音は小さいままだったとのこと。
そのとき、ついに来たかと思った、と言っていた。

2023年12月現在の掲示

隣の伊勢原市では、広報で熊の目撃情報が流された。厚木市ではまだ聞いていないが、熊は近くまで来ているようだ。

今年話題の熊避けスプレーだが、個人的には携帯するほどではないと思っている。使わないかもしれない物に何千円も出す余裕はないのだ。本当にやばかったら山には行かない。
先日、向かってくる熊を大声で威嚇して撃退する動画を見たが、効果はあるのだろうか。運が良かっただけなのだろうか。
どう転ぶかは、熊の心理状態次第ということか。

熊鈴をあきらめた今、熊に出会って大声を出す自分をイメージしてしまう。寝ているときにそんな夢を見て、リアルに大声を出してしまうのではないかと心配している。

クマ関連情報

t.koba


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